1. 秘剣  雪割り
  2. 秘剣  流亡

                 秘剣 雪割り
第1巻 2012/5/22読書開始 5/26読破

貞享五年(一六八八)六月。
一松は江戸小伝馬町の牢屋敷大牢にいた。
一松は摂津三田藩三万六千石九鬼長門守の上屋敷に
中間の子として育った。
八歳になった頃には付近で悪松の名で知られていた。
この日、一松は牢屋敷前で百叩きの上、
江戸所払を命じられた。

              秘剣 流亡
第5巻 2012/5/27読書開始 6/2読破
水戸光圀公の影警護から一転、
再び流浪の身となった大安寺一松。
「秘剣雪割り」を編み出した箱根弾正ヶ原に立ち寄り、
亡き剣の師・愛甲喜平太の菩提を弔う。

その山中にて、
一松は北条家の末裔を名乗る若い女と邂逅した。
導かれた先は驚くべき事に、
秀吉によって滅ぼされた一族が再興を賭ける
「隠れ里」であった。
一松を罠に陥れようとする妖しき女の狙いとは。
密命シリーズ