春の珍事
第21巻 2013/6/25 読書開始 7/1読破
桜の季節を迎えた江戸。
金座裏では宗五郎一家の飼い猫・菊小僧が姿をくらます騒ぎが起きていた。
そんな最中、今度は同心の寺坂穀一郎が、
失せ人探しへの協力を要請しにやってきた。
畳奉行早乙女家の次男・芳次郎が、徒目付神藤家の
お彩との祝言を前に突如失踪したというのだ。
かつてお彩が婿にとった先の二人は急死しており
、芳次郎の身にも何かが―――。
二つの失踪事件を追う政次たちの前に、
さらなる衝撃の事実が立ち塞がる!
大好評書き下ろし時代長篇、待望の最新刊。
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針いっぽん
第19巻 2013/1/10 読書開始 1/13読破
宗五郎たちが湯治旅からもどり、鎌倉河岸がいつもの
賑わいを取り戻した夜、政次らは、御堀端で
神田橋御門から出てきた二艘の不浄船を目撃する。
その翌日、政次の通う道場に加納傳兵衛と名乗る者が
現れ、政次を相手に殺気を伴う立合いを見せるのだった。やがて、加納が御鈴廊下目付であることが判明し、
大奥女中に奉公に出ていた古町町人の娘・お初が、
城中で成敗されていたことが金座裏に知らされる。
お初の無念の死を知った政次らは、
禁断の探索に乗り出すが―。
シリーズ十周年の記念すべき時代長篇。
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第18巻 2011/7/2読書開始 7/7読破
金座裏の宗五郎たちが、湯治旅で熱海峠に
差し掛かった頃、江戸鎌倉河岸では、金座裏十代目
政次の許へ、蝋燭問屋・三徳の隠居をめぐる騒ぎが
持ち込まれていた。
一昨日に出かけた隠居が店に戻らないというのだ。
やがて政次、亮吉らの探索で、隠居が謎の女から
強請られていたことが判明。
さらには、金座裏を狙う刺客が現れ、事件は、意外な
様相を見せ始める。
一方、宗五郎は、熱海の湯戸屋から強盗事件の真相究明を依頼されるのだが・・・・・・。
二代の金座裏が再会するとき、鎌倉河岸に新たな風が吹く。
大好評書き下ろし時代長篇。
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第17巻 2011/7/7読書開始 7/11読破
箱根への湯治旅に出かけた宗五郎としほたちの留守中、
江戸では、大坂で七人を殺害して逃亡した凶賊の
手配書が廻っていた。
九代目不在とあって、政次の肩に金座裏の看板が重く
圧し掛かる。
そんななか、鴫立沢に立ち寄った宗五郎一行。
西行ゆかりの地で絵筆を取ったしほは、黒い塗笠姿の
武芸者を目撃する。
偶然にもしほの筆が捉えたその男は、なんと手配中の
凶賊だったのだ。賊の江戸入りを危惧した宗五郎は、
政次たちにある一計を託すが―。
箱根と江戸を跨ぐ、大捕物の行方は?
大好評時代長篇、待望の第十七作。
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第16巻 2011/7/12読書開始 読破
彦四郎が禅修業からもどり、いつも通りの平隠が
鎌倉河岸に戻ってきたころ、宗五郎の許に、
相談事が持ち込まれた。
大店の古着問屋の倅が、吉原に居残りをし、
下働きをしているのだという。
なんとか連れ戻して欲しいと頼まれた宗五郎は、
亮吉を吉原に送り込むが…。
一方、八丁堀から火の手が上がり、
奔走する宗五郎と政次。出火は、なんと与力の
須藤家からのものだった―奉行の進退に
影響しかねない事態に、密命を受けた金座裏の面々が動き出す。
大好評シリーズ第十六弾。
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 第15巻
船宿綱定の船頭・彦四郎は、贔屓客を富岡八幡宮へ
送り届けた帰途、上品な小紋に身を包んだ女に乗船を
請われた。貸切の船に乗せるのを逡巡した
彦四郎だったが、代金を受け取らない条件で送り届ける
旨を承知する。だが、船に乗せた美しい女は、
彦四郎が幼い頃に突如姿を晦ました秋乃だったのだ。
数日後、すべてを投げ出して失踪する彦四郎。
十数年ぶりに再会した二人になにがあったのか?
幼馴染みの身を案じた政次、亮吉は、彦四郎と秋乃を
追い、疾走する。
大好評書き下ろし時代長篇、待望の第十五弾。
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第14巻 2011/11/12読書開始 17日 読破
祝言の賑わいが過ぎ去ったある日、政次としほの
若夫婦は、仲人である松坂屋の松六の許へ挨拶廻りに
出かけた。道中、日本橋付近に差し掛かった二人は、
男女三人組みの掏摸を目撃する。
政次の活躍により、掏摸を取り押さえたものの、
しほは、現場から立ち去る老人に不審なものを
感じていた。やがて、政次の捕まえた掏摸が、
江戸に横行する掏摸集団の配下であることが判明。
隠居然としていた宗五郎も政次とともに、頭目の捕縛に
乗り出すが―。
金座裏の面々が活躍する大好評書き下ろし時代長篇、待望の第十四弾。
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第13巻
春を告げる賑わいの鎌倉河岸では、政次としほの祝言が
間近に迫っていた。
そんななか、金座裏の宗五郎の命により、六所明神に
代参することになった政次は、宗五郎の粋な計らいに
より、しほ、彦四郎、亮吉三人との同行を許された。
だが道中、深大寺に立ち寄った一行は思わぬ事件に
巻き込まれてしまう。―旅先での事件を始末し、
江戸に戻ったのも束の間、政次にさらなる難事件が
待ち構えていた。
迫り来る祝言の日。
隠密御用に奔走する政次と覚悟を決めたしほの命運は…。
大好評書き下ろし時代小説。 |