山田風太郎(大正1-平成13)

本名、山田誠也。

大正一(一九二二)年、兵庫県養父郡関宮町の医家に生れる。

東京医科大学卒業。

在学中(1947)に「達磨峠の事件」で宝石の懸賞小説に入選。

1949年に「眼中の悪魔」及び「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞

(日本推理作家協会賞の前身)を受賞。

奇想に溢れた探偵小説や時代小説を発表。

1958年に連載開始した『甲賀忍法帖』をはじめとする一連の伝奇ファンタジー

「忍法帖シリーズ」で一世を風靡した。

1970年代に入ってからは、『警視庁草紙』をはじめとする「明治開化伝奇小説」で

新境地を開いた。

2001年7月28日午後5時半、肺炎で逝去されました。
 

角川春樹事務所 ¥1800 1996年12月18日第一刷発行   2002/4/27読書開始
        
 第一章

      酒もたばこもやめて

      長生きしても仕方ない。

         第二章

      人生の最大事たる死は、

      大半偶然にやって来る。

         第三章

      僕の小説には全て、

      女は美人しか登場しない。

         第四章

      勧善懲悪は気持ちがよいが、

      悪人には興味あるねぇ。

 

                        第五章

           明治には偉人が多いが、明治という時代は恐ろしい。

                        第六章

          やりたくないのはやらないのが、僕の人生のモットーかな。