発行所 講談社
定価 495円(税別)
赤い囚衣の男たちが石狩川上流に押送されたのは明治十四年のことだった。
国策に沿ってかれらに課せられた死の重労働。
鉄丸・鎖につながれた囚徒たちの労役で 原野が切り開かれていく。
北海道開拓史の暗部に横たわる集治監の歴史。
死を賭して脱走を試みる囚人たちと看守たちの、敵意にみちた命がけのドラマ。