見た映画の感想文(Part2008-4)

私は貝になりたい


映画ファンの皆さん、今晩は!

今年も後、一日。
大掃除も済んで、正月の準備も終わり大晦日を待つばかりでしょうか。
今年もいろいろ有りましたが、日本には正月という行事を通して
今年は終わりにして、リセットで新しい年を迎えることが出来ますからね。

皆さん、新しい気持ちでいいお年をお迎え下さい。


今年最後の映画紹介は「私は貝になりたい」。
ずっーと昔、昭和33年のTVドラマで放映され、フランキー堺主演で
1959年に映画化され私も見た記憶があります。
記憶に残っているのは
”けれど、こんど生れかわるならば‥‥私は貝になりたいと思います。
 ‥‥私は貝に生れるつもりです。”

ストーリーは
高知の漁港で理髪店を営む、主人公・豊松(中居正広)は、
妻の房江(仲間由紀恵)と一人息子健一(加藤翼)と家族三人で
貧しいながらなんとか暮らしていたが、戦争が激しくなり召集される。
中部軍の部隊に従軍中に米兵の処刑を命ぜられる。
実際は銃剣が腕を掠っただけだったが、

復員後、B・C級戦犯として逮捕・死刑を言い渡されてしまう・・・。
原作は加藤哲太郎の「狂える戦犯死刑囚」。

”帰りたいなぁ‥‥みんなと一緒に土佐へ”と涙をながして
語るところは泣けましたね。
辛い内容ですが、日本の美しい四季の風景に心を慰められました。

イスラエルノパレスチナ自治区の空爆のニュースを聞くと
日本の平和がありがたいです。
しかし、どうして人間は歴史に学ばないのでしょう?
感想文B.
映画ファンの皆さん、こんにちは〜

今日の映画紹介は「私は貝になりたい」。
BS-TBSで20014年4月12日(土)の14:00〜の放送。
2008年12月に見た時の感想文です。

ずっーと昔、昭和33年のTVドラマで放映され、
フランキー堺主演で
1959年に映画化され、私も再放送で
見た記憶があります。

記憶に残るのは次の言葉。

”けれど、こんど生れかわるならば‥‥
私は貝になりたいと思います。
 ‥‥私は貝に生れるつもりです。”

高知の漁港で理髪店を営む、
主人公・清水豊松(中居正広)は、
妻の房江(仲間由紀恵)と
一人息子の健一(加藤翼)と
貧しいながらも家族三人つつましく暮らしていた。

ところが、戦争が激しさを増し
豊松にも赤紙(召集令状)が来る。
豊松が配属されたのは、外地ではなく、
本土防衛の為に編成された中部軍の部隊だった。

厳しい訓練の日々のある日、
撃墜されB-29の搭乗員が大北山山中に降下。

豊松は、小隊長から滝田二等兵とともに
銃剣でその米兵を刺すよう命じられる。

実際は銃剣が腕を掠っただけだったが、
この事件が原因で復員後、B・C級戦犯として
逮捕・死刑を言い渡されてしまう・・・。

本作は加藤哲太郎原作である
「狂える戦犯死刑囚」の遺言部分を
もとに橋本忍の脚本で制作された映画。

中居正広&仲間由紀恵の演技は
50年前のフランキー堺と新珠三千代と
比べても遜色のない出来栄えです。

”帰りたいなぁ‥‥みんなと一緒に土佐へ”と
涙をながして語るところは泣けましたね。

辛い内容ですが、
日本の美しい四季の風景に心を慰められました。

イスラエルノパレスチナ自治区の
空爆のニュースを聞くと
日本の平和がありがたいです。

しかし、どうして人間は歴史に
学ばないのでしょうかね。

ところで、あなたは生まれ変わることが
出来るなら何になりたいですか?

私は大空を翼を広げて飛べる鳥がいいですね。
怪人二十面相・伝


映画ファンの皆さん、今晩は!
師走も後、10日ばかりですが、暖かいのでそんな気がしませんね。
年賀状を書かねばと思っているのですが、なかなか書けません。

今日の映画紹介は「K−20 怪人二十面相・伝」。
そうです、少年時代に胸を躍らせて読んだあの
”怪人二十面相(江戸川乱歩)”をリメイクと言うか、拡大解釈して
監督・脚本の佐藤嗣麻子が新しい二十面相像を作ったのです。

時代背景は1949年の日本の架空都市・帝都を舞台に、
富裕層だけを狙って出没する
“怪人二十面相(K-20)”を巡る戦いを描くもの。

わなにはまってK-20に仕立て上げられたサーカス団の
スター団員・遠藤平吉(金城武)が、
富豪の令嬢・羽柴葉子(松たか子)や
名探偵・明智小五郎(仲村トオル)らを巻き込んでK-20に挑む。

見所はワイヤーアクションを駆使してのアクションシーンですね。
金城武がレッド・クリフとは違ったコミカルな役作りで大活躍。

イメージ的には「スパイダーマン」と「バット・マン」をミックスしたような
アクションですが実写とVFXをうまく組み合わせてスピード感あふれる
シーンは面白かった。
勿論、明智小五郎と言えば、少年探偵団の小林少年も登場しますよ。


印象に残る場面は松たか子の入浴シーン?と空翔ぶオートジャイロ。

主題歌はイギリスのロックバンド、
オアシスの”ショック・オブ・ザ・ライトニング”。

デス・レース

映画ファンの皆さん、今晩は!早いものでもう師走!

何となく気忙しくて、忘年会で忙しい月ですね。

体調に気をつけて、飲みまわりましょう。

 

今日の映画紹介はストレス解消に最適の映画「デス・レース」。

 

監督が「バイオハザード」、「エイリアンVS.プレデター」の

ポール・W.S・アンダーソン監督ですから見る前からワクワク。

 

デス・モンスターカーのレースは車に搭載したバルカン機関砲、ナパーム弾、火炎放射器など

何でもありの武器を駆使してライバルをなぎ倒すというルールで、

当然、負けたほうは”death"というサヴァイバルゲーム。

 

民間企業が刑務所を運営している近未来。

凶悪な犯で罪者を収容するターミナル・アイランドでは、“デス・レース”と

呼ばれる残酷なカーレースが行われ全世界に中継されていた。

元レーサーのエイムズ(ジェイソン・スティサム)は親子三人で慎ましい生活を送っていたが、

ある夜何者かに襲われ、妻殺しの濡れ衣を着せられた上、ターミナル・アイランドに収容される。

彼は刑務所を牛耳る冷酷な所長ヘネシー(ジョアン・アレン)から、

“デス・レース”への出場を持ちかけられた…。

 

ジェイソン・スティサムの肉体美は素晴らしい。

「トランスポータ」で見せた華麗なアクションに加えてその荒々しさにうっとり?でした。

 

楯や剣のマークを踏んだら、防御や攻撃の武器が選択できる設定はゲームをやっているようで

重装備の車がお互いに血を流し走りまくり破壊する様子は暴力的で痛快極まります。

 

女性にはお薦めの映画ではありませんが、男性には男の闘争本能?をかかきたてる映画です。

現実の社会ではひ弱な私も、
映画を見ている間は強い主人公で気分爽快!

それに悪役の所長のジョアン・アレンは「ボーン・アルティメイタム」での役同様、女性ではの悪役で様になっていましたね。

 


まぼろしの邪馬台国


今日の映画紹介はこの映画の紹介を。

第一回吉川英治文化賞を受賞した「まぼろしの邪馬台国」の著者、全盲の郷土史研究家宮崎康平が
”邪馬台国”が何処にあったのかと
捜し求めるノンフィクションをアレンジした映画です。

昭和31年、博多。長浜和子(吉永小百合)と
宮崎康平(竹中直人)はNHK福岡で出会う。
和子が担当する番組「九州の歴史」に、
島原鉄道の社長であり、盲目の郷土史家として名のある康平が招かれたのだ。
この出会いが、和子の運命を大きく変えることになる。

竹中直人の奇人振りはぴったりでした。
吉永小百合と二人三脚で
”邪馬台国”を魏志倭人伝、日本書紀、古事記を読み解き島原を中心にして探し回る。
”邪馬台国”は何処にあるのか?

夢を追う二人の姿に感動しました。
九州各地の美しい大自然に美しい吉永小百合。
それにしても吉永小百合は私と同じ歳なのに美しい、
美しい人はいつまでも美しいのですね。
竹中直人が映画の中とは言え二人寄り添う姿にが羨ましかった!?

 「島原の子守唄」も彼の作詞、作曲なのですね。
とても場面、場面で歌われる歌はとても印象的でした。

おどみゃ 島原の おどみゃ 島原の ナシの木 育ちよ
何のナシやら 何のナシやら 色気ナシばよ ショウカイナ
はよ寝ろ 泣かんで オロロンバイ 鬼の池の久助どんの連れん来らるばい

監督は堤幸彦、由紀さおりやきみまろも
出演していました。
卑弥呼のテーマはセリーヌ・ディオン
「A WORLD TOBELIEVE IN 〜ヒミコ・ファンタジア」


Red Clif

映画ファンの皆さん、今晩は!

 

 

今日の映画紹介は

あの有名な「三国志」の”赤壁の戦い”を
描いた「レッド・クリフ」。

 

皆さん、ストーリーはご存知でしょうね。

天下統一という野望に燃える曹操
(チャン・フォンイー)は80万の兵力と
2000隻の戦艦を率いて、
怒涛のごとく敵国を攻めていた。

 

降伏を拒み、
同盟を組んで立ち上がった二人の男がいた。

一人は、劉備(ユウ・ヨン)に仕える若き天才軍師・諸葛孔明(金城武)。

もう一人は孫権(チャン・チェン)の
知将・周瑜(トニー・レオン)。

この二人の駆引きは面白い。

 

二人は、その巨大な勢力に立ち向かうため、

連合軍を結成する。その数、わずか6万。

兵力で劣る連合軍は、知略と奇策によって
戦いに挑んでいく。

だが、曹操の野望の裏には、
一人の女・小喬(リン・チーリン)への

秘められた目的があった・・・。

 

張り巡らされる策略の数々、
それを支える兵士たち。

国のため、友のため、
そして愛する人たちのため・・・

決戦の火蓋が切って落とされる!!

勿論、
趙雲、関羽、張飛、甘興(中村獅童)も大活躍

 

監督がジョン・ウーですから、戦闘シーンと
アクションには驚きました。

このPart1では陸上の戦い、
次の
Part2では船の戦いと続きます。

 

孔明が亀の甲からヒントを得て作った”九官八卦の陣”で曹操の軍隊を陣の中へ敵を入れ、
出口を塞いで攻撃する。

うぅ〜ん!こんなの有りか!?

監督が好きな鳩も要所要所?で
登場していますよ。

 

ヒロインの小喬役のリン・チー・リンは
映画初出演だが

モデルだけあってスタイル抜群でした。

でも彼女より孫権の妹役
尚香(ヴィッキー・チャオ)が良かったー。

彼女は「夜の上海」で本木雅弘と共演していましたからね。

 

主題歌はalanの「RED CLIFF 〜心・戦〜」も映画にピッタリでした。

 

 

Eagle Eye 平成20年10月30日

映画ファンの皆さん、今日は! 

今日から霜月です。霜の月に入り、
朝夕は冷えこんで来ました。

紅葉の季節になりました。

この三連休は天気が良さそうです。
お出かけの人は多いでしょうね。

 

 

さて、今日の映画紹介はロマンス映画と違って
SF映画です。タイトルは「Eagle Eye」。

 最初の画面は米国国防総省の、国家軍事指揮センター。

国防総省ジェフ・カリスターは、
重大な決断を迫られていた。

指名手配中のアフガニスタンの容疑者を
爆撃するか、否か。

大統領の命に従い、攻撃を開始する。

 

これが本編の導入部だったのですね。
(解らなかった!)

 

次に展開するのは

シカゴ。コーヒーショップで働くジェリー・ショー
(シャイア・ラブーフ)に、

実家から連絡が入る。
彼と全く同じ顔をした双子の兄弟、

イーサンかが交通事故で亡くなった為、
呼び戻されたのだった。

 

それに、もう一人の人物。

シングルマザーのレイチェル・ホロマン
(ミシェル・モナハン)は、

8才になる息子のサムを、
ワシントンDCのケネディ・センターで

開催されるコンサートに向けて送り出していた

 

この二人は何ら関係がないのに

携帯電話を通じて次から次へと出される
指令に従い、

互いに反発しながら、次第に協力し合って

”イーグル・アイ”を持つ、
見えない命令者へ迫っていく。

 

”イーグル・アイ”とは?

近い将来は本当に起こりそうな話でした

 

 彼が二度愛したS 平成20年10月16日


映画ファンの皆さん、今晩は!  
秋もたけなわ、「‥‥の秋」で皆さん、それぞれの秋を楽しんで

いらっしゃるでしょうね。

 

今月は公私とも忙しくて?映画を見る暇もありませんでした。

ようやく、先日試写会へ。タイトルは「彼が二度愛したS」。

 

 

ニューヨークに住む真面目だけが

取り柄の会計士ジョナサンは(ユアン・マクレガー)、

仕事場と家を往復するだけの退屈すぎる人生を送っていた。

 

そんな彼に始めてワイアット(ヒュー・ジャックマン)

という友人が出来る。

 

ある日ふたりが携帯を取り違えたことで、

ジョナサンの生活が大きく変化する。

 

ワイアットの携帯には、

エグゼクティブだけにアクセスが許された“リスト”と呼ばれる

会員制秘密クラブの会員ナンバーが登録されていたのだ。

 

「Are You Free Tonight ?」という合言葉で女性たちと関係が

結べるこのリストを利用し、

ジョナサンは今まで知らなかった自分の新たな一面を見出していく。

 

ヒュー・ジャックマンがプロデュースして、自分自身も悪役として

出演しているが、私には「X-メン」のイメージが強いので

”ん!”と言う感じでしたね。

 

ジョナサンとワイアットの駆引きは心理ゲームで面白かったが

お互いに入れ替わり、それぞれのパスポートの使い方に、

?のところがあり、

イニシャルS(ミシェル・ウィリアムズ)の描写も物足りなかった。

 

とは言え、「Are You Free Tonight ?」

と携帯にかかってきたら、どうしょう〜?!!


ウォンテッド 平成20年8月31日

映画ファンの皆さん、今晩は!

 

お彼岸が過ぎたら急に涼しくなったような気がします。

銀杏の実も結構落ちていますし。もう秋なのでしょうね。

 

新聞にポール・ニューマンの死亡記事が載っていました。

本名はPaul Leonard Newman、享年83歳。

彼の映画を振り返って見ると、まずボクサーの半生を描いた「傷だらけの栄光」。

それから一番印象に残ったのは、ビリヤードのギャンブラーを演じた「ハスラー」。

ロバート・レッドフォードと共演した「明日に向かって撃て!」。

それに「スティング」があります。

彼のニヒルな影のある独特のスタイルに引かれたものでした。

 

アクターズ・スタジオにも入学していて、

同期にはジェームズ・ディーン、マーロン・ブランドがいたのですね。

又、一人好きな俳優が亡くなりました。

 

今日の映画紹介は「ウォンテッド」。

 

見所は謎の美女フォックスを演じるアンジェリーナ・ジョリーの
アクションですね。

「トゥームレイダー」シリーズに現パートナーのブラッド・ピットとの共演の

「Mr.&Mrs.スミス」がありますが、それらの映画に劣らず挑発的な
アクションに目が離せませんでした。

 

今年33歳で6人の子供を育て、世界中を慈善事業で駆け巡り、映画で大活躍と

素晴らしい女優です。私は特に大き目の眼と唇に魅かれるのですが。

 

そうそう、映画のストーリーは自分の人生にうんざりしている平凡な

青年ウェスリー(ジェームズ・マカヴォイ)がフォックスの指導の下、一流の暗殺者に

育っていくのだが、「堕落」、「私欲」、「裏切り」の世界で何が真実なのか?

 

そして秘密結社のボス・スローン(モーガン・フリーマン)の狙いは‥‥。

面白かったのは機織で作った布の目から殺す人間の名前を読み取り

殺していくアイデアはユニークですね。

 

Choose your destiny.

おくりびと

映画ファンの皆さん、今晩は!

 

今日の映画紹介は「おくりびと」。

えぇ!”おくりびと”と何んだと思われるでしょう。

 

私たちは皆、誰でも”おくりびと”になり”おくられびと”になるのですね。

そう、この映画は人生最高の旅立ちのお手伝いをする。

納棺師の映画です。
(納棺師という職業があるとは知らなかったなぁ)

 

 

オーケストラのチェロ演奏者の仕事を失った大悟(本木雅弘)は

故郷の山形に妻の美香(広末涼子)帰ってきた主人公 大悟は、

求人広告で好条件の仕事を見つける。

 

「あぁこの広告、誤植だな。“旅のお手伝い”ではなくて、安らかな“旅立ちのお手伝い”」

と社長・佐々木(山崎努)の言葉。

この会社・NKエージェントのNkは【納棺(のうかん)】、

つまり遺体を棺に納める会社だったのだ。

 

生と死は表裏一体、我々は生まれた時から死は約束されているのですね。

そう思うと今、生きている時間を大切に一生懸命に生きよとの

メッセージをこの映画は伝えてくれます。

モックンがいろいろな遺体を見事な所作で綺麗に最後の旅立ちにふさわしい

姿に変身させるのを見て感動。又、涙がボロボロ!

 

ハンカチではなくタオルを握り締めてぜひご覧下さい。

”死”と言う辛くて悲しい重い命題をユーモアを交えて上手に描いています。

 

そうそう、それから大昔には”いしぶみ”と言うのがあったのですね。

どういう”文”か映画をみてのお楽しみ。

 

 

監督は「壬生義士伝」「バッテリー」の滝田洋二郎。

音楽を久石譲が担当。チェロの重厚な音の響きも映画にぴったり。

それから、モントリオール世界映画祭でグランプリを受賞。

試写会でのモックンの軽快なトークも良かった!



崖の上のポニョ

映画ファンの皆さん、今晩は!

 

先日の新聞には公開から41日間で1000万人突破との記事がありました。

「千と千尋の神隠し」には及ばなかったものの、「ハウルの動く城」、「もののけ姫」を

上回ったようです。

 

公開されて1ヶ月以上も経っていますから、見た人がほとんどでしょうね。

今更、紹介でもありませんが、今から見られる人の為に。

 

前作『ハウルの動く城』以来4年ぶりに宮崎駿監督の作品。

アンデルセン原作の童話「人魚姫」を基に、人間になりたいと願うさかなの子(ポニョ)と

5歳の男の子(宗介)の友情と冒険を生き生きと描いています。

 

何が一番良かったかと言えば、手描きのアニメーションですね。

やさしい水彩画風の色使いに、柔らかな線は見るだけでホッとします。

 

 

金魚風の身体に丸い顔のポニョのキャラクターは面白い。

ストーリーの展開はさておいて、宗介との愛と冒険の物語も又、楽しい。

 

音楽は『風の谷のナウシカ』以来長年宮崎作品のを担当してきた久石譲。

”ポニョ、ポニョ、ぽにょ”の歌(藤岡藤巻と大橋のぞみ)は耳に残りますね。

いつの間にか”ポニョ、ポニョ”と口ずさんでいます。

 

そうそう、声優さんを紹介しておきましょう。

ポニョ(奈良柚莉愛)、宗介(土井洋輝)、リサ(山口智子)、耕一(長島一茂)

フジモト(所ジョージ)、ポニョの妹達(矢野顕子)、トキ(吉行和子)等等。

 

ハンコック

映画ファンの皆さん、今日は!

 

今日は中秋の名月(十五夜)ですが、天気が悪いので満月が見えるかどうか?

見えたら、”月を見て一杯”といきたいところです。

秋の七草を皆さん、ご存知でしょうね。

「萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花」

   山上憶良(万葉集 巻八)

が有名ですね。朝顔は”ききょう”でしょう。

 

 今日の映画紹介は「ハンコック」。

 

主人公はどうしてか人間の姿で地球にたった一人、

何千年も生きている“ハンコック”(ウィル・スミス)。

 

スーパーマンのように不死身の体で空を飛び、嫌々ながら人助けをするものの、

Too Much Powerで街を破壊し、市民は大迷惑。

 

今迄のヒーローと違って、酔っ払ってホームレスの嫌われ者なのがこの映画の見所?

ただ、偶然命を助けたPRマンのレイ(ジェイソン・ベイトマン)の助けで

いい人に変身していくのだが、私的には嫌われ者の方が魅力がありました。

 

もう一つの伏線はレイの妻メアリー(シャーリーズ・セロン)との絡みです。

これは見てのお楽しみ。

 

変身願望の私には楽しめる映画でした。

 

  ザ・マジックアワー
映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は「ザ・マジックアワー」。
BSプレミアムで2015年1月31日(土)19:30〜放送。
2008年7月に観た時の感想文です。

タイトルのマジックアワーとは、
日没後の”太陽は沈み切っていながら、
まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、
しかし最も美しい時間帯”、を指す写真・映画用語だそうで、
転じて”誰にでもある『人生で最も輝く瞬間』”を意味する。

監督、脚本が三谷幸喜で、
コンゲーム(confidence game)タイプの映画だから、
騙したり騙されたり、二転三転するストーリーが、
コミカルに展開されるシーンには抱腹絶倒、笑えますね。

港町・守加護(すかご)でマフィア「天塩商会」のボス( 西田敏行)の愛人マリ(深津絵里)に
手を出した備後登(妻夫木聡)は、殺される代わりに、伝説の殺し屋「デラ富樫」を
連れてくるハメに。

探してもデラ富樫を見つけられない備後は仕方なく、売れない三流役者・村田(佐藤浩市)を
ギャング映画の撮影と騙してデラ富樫に成りすまさせて、誤魔化そうとする。

相手が本物のギャングとは知らずデラ富樫を演じる村田と、
「天塩商会」に嘘がばれないよう四苦八苦する備後。村田をデラ富樫と信じる「天塩商会」の面々。
それぞれの思いやすれ違いが行き交う中、次々とハプニングが起こる。

この映画が笑えるのは、有名な映画のパクリがたくさん、出て来るところです。
アレ?これはどこかで観たシーンだなぁと思ったら、題名を思いだして下さい。
ちなみに登場する映画のタイトルを挙げると「カサブランカ」、市川崑監督の「黒い十人の女」、
ウッディ・アレン監督の「ギター弾きの恋」等に挿入歌に、BGMにと盛りだくさん。

いかにも映画のセット風の港町で繰り広げられる、
ドタバタ喜劇に2時間16分間、最後迄笑って下さい。