○○の日記               映画感想文
 そんな彼なら捨てちゃえば?
2009年8月2日

映画ファンの皆さん、今晩は!

蒸し暑い日が続き、暑さでバテバテです。

暑さに負けないようにビールを
食欲増進剤代わりにセッセと飲んでいます。

 

今日の映画紹介は
「そんな彼なら捨てちゃえば?」。

出演の女優に釣られて見に行ってきました。

 

女性必読の最新恋愛バイブルのベストセラーの
映画化だそうでハウトゥ物のトーク・ムービー。


トーク・ムービーと謳っているだけに説明の会話が長いので

前半は居眠りしそうになりましたが、後半から面白くなりました。

 

出逢いから1週間、彼から電話が来ない―。

「仕事が忙しいのよ」「出張かも」「番号をなくしたのかしら」
「旅に出た?」

「事故や不幸があったのかも」「真剣だからこそ、慎重なのよ」

いいえ、それは違う。


女たちよ。男がこんな言動に出れば、
あなたのことを真剣に想っちゃいない、


といった恋の法則を同じ会社に勤める
ジジ(ジェニファー・コネリー)、

ジャニーン(ジニファー・グッドウイン)、
ベス(ジェニファー・アニストン)

の3人を軸に恋愛騒動が展開します。

 

”女のカン違いと男のホンネ”。

昔に返り、昔を思い出し見ていると楽しめますよ。

場面場面では
現在の皆さんの状況に適応できるシーンもあるのでは!?

 




ハリー・ポッターと謎のプリンス

2009年7月20日

映画ファンの皆さん、今晩は!

今、港の方で花火を打ち上げています。

カラフルでとても綺麗で、ベランダの特等席でビールを片手に花火見物も

夏だーと言う感じでい

 

今日の映画紹介は「ハリーポッターと謎のプリンス」。

ポッターもシリーズ第6弾となります。

よくここまで引っ張ってきたなぁ~と感心します。

TVで前作を放映していましたから、旧作見た人も多いでしょう。

 

ハリー(ダニエル・ラドクリフ)も少年から青年へと
成長しています。

見所は彼と仲間の成長もどうなのか楽しみなところです。

 

ヴォルデモートがマグル(人間界)、

魔法使い両方の世界における支配力を強めようとしていた。

最終決戦が迫っていることを知るダンブルドア校長
(マイケル・ガンホン)は、

ハリーに戦いの準備をさせることに力を入れる。

そして、ヴォルデモートの防御を解く手がかりを見つけるため、

ダンブルドアは旧友であり、

元同僚であるホラス・スラグホーン(ジム・ブロードベント)を
学校に迎え入れた。

 

ハリーとロン(ルパート・グリント)、
ハーマイオニー(エマ・ワトソン)の仲良し3人も青年期で恋愛ムードで、
物語の中でも今回はかなり重きを置いています。

その分、主題がボケていました。

シリーズも長くなると新しい人物を登場させて、
悪役を活躍させてと

いろいろ工夫はされていますが、シリーズを通して見ていると

今回の映画は私的にはちょっと息切れの感じでした。

 

どうして、ハリーはいろいろな試練を乗り越えているのに
強くなってないのか

魔法もワンパターンの呪文だけでは、
ヴォルデモートに勝てないだろうに。

 

ダンブルドア校長がセブルス・スネイフ(アラン・リックマン)を呼んでくれと

ハリー頼んで、彼が来て、彼に殺される‥、ここが解らなかったなぁー。

何か見落としてたのか?映画を見て、解った人は教えて下さいね。

 

今回は期待が大きかっただけに、ちょっと不満の私でした。




 クヌート
2009年7月16日
映画ファンの皆さん、今晩は!

今日も蒸し暑い一日でしたね。
昨日の部分日食は見損ないました。
次回は26年後だそうだが、見れるかなぁ?

今日の映画紹介は
---小さな“奇跡の命”が伝える、地球へのメッセージ。
とチラシに書いてある「クヌート」です。

北極で数週間前、1頭の母グマが3頭の子グマを産んだ。
母親はエサを食べることなく、子育てに専念し、やがて巣穴を出た。
彼らはエサを求めて60キロも離れた海を目指すが、
体の弱い1頭は厳しい自然に絶えられず、命を落としてしまう。

北極から離れた土地、ベルリン動物園でもホッキョクグマが2頭生まれた。
だが、1頭はすぐに死んでしまい、
残された子グマはクヌートと名づけられた。
クヌートは育児放棄した母グマの代わりに
飼育係のトーマス・デルフラインによって育てられた。

ロシア・ベラルーシの森にも母親のいない双子のヒグマがいた。
母グマは数日前、人間に撃たれて命を落としていた。
2頭は本能と母から教わったわずかな知識を頼りにエサを探すが、
まだ幼い彼らに腹を空かせた野性の狼が襲い掛かる。

と三者三様の異なった環境のクマの成長を同時進行で
見せるドキュメンタリー映画。
小熊が過酷な自然でいかに生き延びるか、
動物園の小熊も人間の手で成長できるのか。
暑い夏を涼しげな北極の氷山を見ながら環境問題?を考えるのも又、一興!
とにかく、コグマはコロコロしていてぬいぐるみのようで可愛いー。

誕生から半年間、クヌートを育てたトーマス・デルフラインさんは
昨年、病気で急死したとか。でも、クヌートはベルリン動物園で
環境保護大使に任命?されて活躍中。
ナレーションは藤井フミヤ、音楽はヴァイオリニスト・宮本笑里。
25日(土)よりロードショー!




 HACHI 約束の犬
2009年7月13日
映画ファンの皆さん、今晩は!
毎日、蒸し暑い日が続き、食欲がなくなり少しづつ体重が減って来ました。
と言うことはなく食欲は旺盛ですが、暑さにはまいりますね。

今日の映画紹介は「HACH 約束の犬」。
あの有名な渋谷のハチ公の”ハチ公物語”を
ハリウッドで映画化したものです。

アメリカ。郊外のベッドリッジ駅。
寒い冬の夜、迷い犬になった秋田犬の子犬を偶然保護した
パーカー・ウィルソン教授(リチャード・ギア)は、
妻の反対を押し切り、その子犬を飼うことにする。
首輪についていたタグに刻まれていた漢字から「ハチ」と
名づけられた子犬は、パーカーのあふれるような愛情を受けてすくすくと
成長していく。
いつからか、夕方5時になると、
ベッドリッジ駅で帰宅するパーカーを出迎えるのが日課となったハチ。

犬を飼っている人は解るでしょう。
犬と人間は遠い昔から深い愛情と信頼で結ばれていたと。
この映画は淡々とハチと教授の日常生活を描いています。
何も特別なシーンはありません。

エピソードと言えば、
スカンクが現れて臭い一発をかまされたくらいでしょうか。
それとハチの目線で見た、モノトーンの人間の世界がオャと思わせるだけ。

でも、教授が亡くなっても毎日10年間、駅へ出かけて彼を待つ姿には
感動し自然にハラハラと涙が落ちました。

そうですね。
人間同士だと信頼とか愛とは永続しないですが、
犬だと裏切らないですから。
だから人間に絶望しているあなたにはこのハチの純粋な愛情と信頼が
とても大切で貴重に思えるでしょう。

ハンカチを握り締めてご覧下さい。8月8日に感動のロードショー。



 アマルフィ 女神の報酬
2009年7月6日
映画ファンの皆さん、今晩は!

今日の映画紹介は「アマルフィ 女神の報酬」。

アマルフィはイタリア共和国のカンパニア州の都市。
映画で見ると、周囲を絶壁の海岸に囲まれ、断崖を登るような形で
街を形作り、まるでキャンバスに描かれた絵のようなカラフルな集落です。

と観光地の宣伝をしてる訳ではないですが、映画の舞台を
ここに設定しているのは目の付け所がいい?

舞台はクリスマス目前のローマ。
イタリアでのテロを予告をうけ、外交官・黒田(織田祐二)が
日本大使館に赴任する。
きらびやかにライトアップされた街で、一人の日本人少女が失踪。
誘拐か?それともテロの序章なのか?
少女の母親・矢上紗江子(天海祐希)は黒田の助けを得て
イタリアの街を必死に娘を探し回る。

原作が「ホワイトアウト」の真保裕一ですから、
綿密なストーリーのサスペンスはお手のものです。 
オールイタリアロケというのも凄い、
イタリアとの合作かと思うくらい
イタリア全土を走り回り美しい映像と音楽に、
これぞエンターティンメント。

警察の包囲網を撹乱する犯人グループに、一向に進展しない捜査…。
全ての鍵はイタリア南西の美しい港町・アマルフィにあった。

それに、イタリア大統領の晩餐会の場面で
あの歌姫、サラ・ブライトマンが
主題歌の”Time to say goodbye"を歌うシーンはゴージャスでした。

映画を彩るキャストは他に佐藤浩一、戸田恵梨香、大塚寧々、佐野史郎、
特別出演に福山雅治。7月18日にRoad show.
織田祐二ファンにイタリア大好きな人には堪えられない映画で


 剱岳 点の記
2009年6月28日
映画ファンの皆さん、今日は!
まだ梅雨明け宣言がでないのに暑い日が続きますね。

と言うことで、暑さを逃れて一時の涼を求めて
見て欲しい映画は「剱岳‥点の記録」。

原作は新田次郎、彼の小説には「八甲田山 死の彷徨」、
「富士山頂」、
「武田信玄」などがあります。

監督は「八甲田山」、「駅 STATION」、「火宅の人」、
「鉄道員(ぽっぽや)」などの
作品を撮り続けてきた名キャメラマン・木村大作。
彼が長年にわたって温めてきた企画を初めての監督で完成させた作品。

何しろCGや空撮に頼らず、標高3000メートル超、
最低体感温度マイナス40℃の中で、200日以上をかけて撮影しただけあって、大自然の中の剱岳の厳しさ、美しさを見ると
その壮大さに感動しますね。
監督が「厳しさの中に美しさがある」との言葉に納得。

明治40年、日本地図最後の空白地点を目指した男達の記録。
陸軍陸地測量部の柴崎芳太郎(浅野忠信)は、
日本地図最後の空白地点を埋めるため、”陸軍の威信にかけて、
劔岳の初登頂と測量を果たせ”という厳命を受ける。
彼は先輩の古田盛作(役所広司)のアドバイスを受け、
案内人・宇治長次郎(香川照之)を伴い調査の為に山に入ったが、
頂上へのルートを見つけることが出来ずに下山する。

一方、創立間もない日本山岳会の小島烏水(仲村トオル)らも
最新の登山道具を揃え、劔岳山頂を目指していた。
果たして、柴崎たちは、無事劔岳に登頂し、
地図作りの任務を遂行することができるのか。

山の厳しさと山の男達の友情に感激してついつい涙腺が
緩みました。
勿論、雪崩に滑落、ガレキの尾根歩き、吹雪の中の行進、落石等、
見せ場は沢山あり。三角点の意味もよく解りました。

そうか~、
私が剱岳の頂上に登れたのも先人が道を作ってくれたからなのだ。
急峻な岩場に鎖があるだけで、安心して登れますからね。
そうそう、私が登った時にも雷鳥を見かけましたが、
この映画の中でも重要な役割を担っていましたよ。

”日本の心がここにある”
山好きな貴方は勿論、足が弱くて”ハイキングも行けん!”と言う
貴方もこの映画を見れば、山に感動し、何故、山に登るのか解りますよ。

おまけ:点の記とは、三角点設定の記録で、一等三角点の記、
    二等三角点の記、三等三角点の記の三種類がある。

感想文B
映画ファンの皆さん、こんにちは~!

今日の映画紹介は「剱岳‥点の記録」。
BS日テレで3月4日(火)の19:00から放送。
2009年6月に見た時の感想文です。

原作は「八甲田山 死の彷徨」、「富士山頂」、
「武田信玄」等の作品がある新田次郎。

監督は「八甲田山」、「駅 STATION」、
「火宅の人」、「鉄道員(ぽっぽや)」などの
作品を撮り続けてきた名キャメラマン・木村大作。

彼が長年にわたって温めてきた企画を
初めての監督で完成させた作品。

何しろCGや空撮に頼らず、標高3000メートル超、
最低体感温度マイナス40℃の中で、
200日以上をかけて撮影しただけあって、
大自然の中の剱岳の厳しさ、美しさを見ると
その壮大さに感動しますね。

監督が「厳しさの中に美しさがある」との言葉に納得。
明治40年、日本地図最後の空白地点を
目指した男達の記録。

陸軍陸地測量部の柴崎芳太郎(浅野忠信)は、
日本地図最後の空白地点を埋めるため、
”陸軍の威信にかけて、劔岳の初登頂と測量を果たせ”
という厳命を受ける。
またこの山は宗教上の理由から
“死の山”といわれる、禁断の秘境でもあった。

彼は先輩の古田盛作(役所広司)のアドバイスを受け、
案内人・宇治長次郎(香川照之)を
伴い調査の為に山に入ったが、
頂上へのルートを見つけることが出来ずに下山する。

一方、創立間もない日本山岳会の
小島烏水(仲村トオル)らも最新の登山道具を揃え、
劔岳山頂を目指していた。
果たして、柴崎たちは、無事劔岳に登頂し、
地図作りの任務を遂行することができるのか。

山の厳しさと山の男達の友情に感激して
ついつい涙腺が緩みました。

勿論、雪崩に滑落、ガレキの尾根歩き、
吹雪の中の行進、落石等、
見せ場は沢山あり。三角点の意味もよく解りました。

そうか~、
私が剱岳の頂上に登れたのも先人が道を
作ってくれたからなのだ。
急峻な岩場に鎖があるだけで、
安心して登れますからね。

そうそう、私が登った時にも雷鳥を見かけましたが、
この映画の中でも重要な役割を担っていました。

”日本の心がここにある”
山好きな貴方は勿論、
足が弱くて”ハイキングも行けん!”と言う
あなたもこの映画を見れば、山に感動し、
何故、山に登るのか解ります。

おまけ:
点の記とは、三角点設定の記録で、
一等三角点の記、二等三角点の記、
三等三角点の記の三種類がある。

P.S
木村監督の最新作「春を背負って」が
6月14日に公開予定。
標高3000mの立山連峰を
舞台に描かれる”家族”の物語。
楽しみですね~!


 真夏のオリオン
2009年6月8日
今日の映画は「真夏のオリオン」

「亡国のイージス」、「ローレライ」の福井晴敏が監修、脚色で
潜水艦と巡洋艦の戦いを現代風にアレンジして製作。

1957年の映画「眼下の敵」と池上司の「雷撃深度一九・五」を
ベースにして篠原哲雄が監督。

倉本いずみ(北川景子)は、アメリカから届いた手紙と、
同封された手書きの楽譜を手にして、
かつて日本海軍で潜水艦長を務めた祖父を知る、
ただひとりの存命者・鈴木(鈴木瑞穂)を訪ねた。

皆さん、覚えていますかあの「眼下の敵」で
ドイツUボート艦長のクルト・ユルゲンスと
アメリカ駆逐艦艦長のロバート・ミッチャムの手に(^^;)を握る戦いを。

この映画ではイー77潜水艦艦長倉本孝行(玉木宏)と
米海軍駆逐艦パーシバル艦長(ディビット・ウィニング)の戦いに
置き換えて互いに体力と知力を駆使して戦う二人。
戦いを通じてお互いの力量を認め、挙手を交わすシーンは泣けましたね。

64年前の夏。1945年8月の紺碧の海原が広がり始めた。
日本人の手で書かれた楽譜「真夏のオリオン」がなぜ、
64年の時を越えて、アメリカ人の手から届けられたのか?

題名の「真夏のオリオン」は冬の星座で夏に見ることができると
吉兆を意味するとか。

楽譜に書かれたメッセージには「オリオンよ、愛する人を導け‥」と。



 スター・トレック
2009年6月5日
映画ファンの皆さん、今晩は!

今日の映画紹介は「スター・トレック」。
衛星第二で放映されていますから、見ている人も多いでしょうね。

SFファンの私には夢が一杯詰まっている映画です。
題名からして「Star Trek」、
大宇宙の星星の間をTrekするのですからね。
乗る船はあのU.S.S Enterprise、船長の名はジェームズ・T・カーク。

200年後の未来。地球の外に新たな可能性を求めて
旅立つ青年時代のジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)。
さぁ~、最後のフロンティア宇宙への探索へエンタープライズ号へ
乗り込んで出発!

カークとスポック(ザッカリー・クイント)の少年時代を描いて、
青年と成長した二人の出会い。
そして、スポックが属するバルカン人と同一種族である
ロミュラン人との戦い。

勿論、SFのテクノロジーが続々と登場。
ワープ航法、転送装置、フェイザー銃、シールド、光子魚雷に
エイリアン(異星人)とくればもう、胸はワクワクしっぱなしです。
この映画の面白いところは最先端のテクノロジーだけでなく、
最後は身体を使ってのアクションがあり、
宇宙船同士のバトルシーンだけではなく人間(異星人?)ドラマを
軸に物語が展開するからでしょうね。

でも、未来のスポックと現在のスポックが同一時間に
存在していいのかと言う疑問がありましたけど。
まぁ、このあたりのタイムパラドックスは無視して。

VFX映像を駆使してのスピーディな映像に大満足でした。
ドクター・マッコイとかチェコフの登場人物も今までのシリーズの人物と
似ていて違和感無しで見ることができましたよ。


 天使と悪魔
2009年5月23日
映画ファンの皆さん、今晩は!

今日の映画紹介はダン・ブラウンの大ベストセラーを映画化した
3年前の「ダ・ヴィンチ・コード」に続く、
ハーバード大学教授ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)を
主人公とした映画です。

爆発すれば核にも勝る驚異的な破壊力を持つ“反物質”をめぐり、
秘密結社イルミナティの陰謀を阻止するため、ラングドンがローマ、
バチカンを奔走する。監督は前作からのコンビとなるロン・ハワード。

宗教と科学をテーマにしたサスペンスミステリー。
権力には弾圧がつきものです。
特に長い歴史を持つ組織にはおどろおどろしい秘密が
ありそうで、なるほどと思わせる歴史ある教会、古書、彫刻等が
上手に使われています。

17世紀に科学を弾圧したカトリック教会の総本山・ヴァチカン。
これに対抗すべく、科学者たちは“イルミナティ”という名の
秘密結社を作り密かな活動を続けていた。
そのメンバーの中心にいたのは、かのガリレオ・ガリレイだった。
時は現代、ハーヴァード大学の宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授
(トム・ハンクス)はヴァチカンから枢機卿殺害、
ヴァチカン消滅計画の件で助けを求められていた

前作同様、ガリレオの残した書籍からローマの名所に隠された暗号を
解きながら犯人を追いかけていく。

画面上で走り回るトム・ハンクスと同じようにテンポよく
ストーリーが展開していくのにハラハラドキドキ。
犯人は内部の人間か?二転三転と局面は展開していきます。
原作を読んで、見た方が理解しやすいでしょうね。

違う面からこの映画を見ると、神は存在するのか?
科学は神の存在を否定するのか?共存するのか?
”進化論と創造論”も古くて新しい命題でしょうね。

 60歳のラブレター
2009年5月9日
映画ファンの皆さん、今晩は!

ようやく定額給付金の申請書が来ました。
さて、12000円の大金を何に使いましょうか。
豪華な食事で終わり‥!

さて、今日の映画紹介は明日、公開の「60歳のラブレター」。
夫婦が口に出しては言えないお互いの感謝の言葉をハガキに綴る
応募企画「60歳のラブレター」から着想を得た映画。

そうですね、若い時には一生懸命にラブレターを書きましたね。
今みたいに携帯とかメールはありませんから、
それこそ書いては消し、書いては消し、ない頭を振絞ってたくさん書きました。
下手な鉄砲も数打ちや当たると。

今でも書きたいのですが残念ながら相手が‥!

映画は三組の夫婦を軸に展開していきます。
まず最初の夫婦は
定年退職を目前に控え、第二の人生をはじめようとする孝平(中村雅俊)と
専業主婦として家族に尽くしてきたちひろは(原田美枝子)離婚する。
二人がそれぞれの生活を始めた時、
新婚旅行の時、ちひろが書いた30年前の手紙が届けられる。

次に2組目の夫婦は
愛妻に先立たれ娘と暮らす医師・静夫(井上順)は医療小説の
監修を頼まれて、翻訳家の麗子(戸田恵子)と出会う。
二人の熟年の恋を成就させたのは英文のラブレター。

三組目の夫婦は
魚屋を営む正彦(イッセー尾形)と光江(綾戸智恵)。
仲良く夫婦喧嘩をしながら楽しく暮らす二人に突然、光江に病魔が襲う。
昏々と眠る光江に正彦が弾き語るビートルズの歌。
二人にとっては大切な愛のメロディーがラブレター。

この三組の夫婦を病院という場所を接点にして夫婦の愛を
上手に描いています。
ラブレターっていいものですね。言葉ではなかんか言えないけど、
若い人もそれなりの歳の人も、もう一度ラブレターを書いてみませんか。

舞台挨拶に戸田恵子さんが見えましたが、スタイルも声も素晴らしい。
とても?歳には見えなかったなぁ。
原田美枝子さんは何となく原節子さんのイメージが重なりますね。

”隣にいるのが当然だったあなたのかけがえのなさに、ようやく気づく”
それぞれのラブレター。

2009年5月3日
デュプリシティ

映画ファンの皆さん、今日は!

今日は連休最後の日。

前半は快晴に恵まれて外で遊びまわり、

昨日、今日と後半は雨で今日は

家で皆さんゆっくり寛いでいらしゃるでしょうね。

 

今日の映画紹介は「デュプリシテイ」。

ジュリア・ロバーツの大ファンの私としては見逃すことは出来ません。

映画のタイトルの「デュプリシテイ(duplicity)」とは辞書を見ると、

”二枚舌、偽り、欺瞞”等とありました。

映画の内容からすると”欺瞞”が妥当なところでしょうか。

 

サブタイトルが”スパイはスパイに嘘をつく”ですから、

スパイ物語と思ったらスパイはスパイでも大企業の諜報合戦です。

 

MI6(英秘密情報部)のスパイのレイ(クライヴ・オーウェン)は、

業界大手のエクイクロム社の産業スパイに転身する。

CIA(米中央情報局)のクレア(ジュリア・ロバーツ)は、

ライバルであるB&R社のスパイだが、

実はエクイクロム社の潜入スパイでレイとは恋人同士。

ある日、B&R社が新製品を開発したという情報を入手。

 

エクイクロム社はその製品を横取りしようと、

あの手この手の諜報合戦を繰り広げていく。

 

いかにも実際にありそうな話で騙して騙され、

見ている方もどれが本当で何が嘘か見ていて判らなくなりました。

 

監督がトニー・ギルロイで「ジェイソン・ボーン」シリーズの脚本家だったので

諜報活動の実態はお手の物!?

でも、場所がドバイ、NY、バハマ、ローマ、ロンドン、チューリッヒ等と

どんどん変わり、また時間軸が過去未来と前後して画面が目ぐるましく変わるので

ストーリーを追うのに一苦労。少し凝り過ぎ?

 

と言っても、ジュリアが大活躍だからファンとしては楽しんで見れました。

彼女も、もう41歳、まだと言うべきかまだまだ活躍して欲しい。

派手なアクションは無いが知的な諜報合戦に最後のどんでん返しに啞然!



2009年4月22日
 GOEMON
映画ファンの皆さん、今晩は!

暖かくなったと喜んでいたら、急に寒くなり体調がおかしくなりそうです。
連休の天気はどうでしょうかね

今日の映画紹介は「GOEMON」。
そうです、あの大盗賊、石川五右衛門が主人公なのです。
でも、タイトルが「GOEMON」となっているところが意味がありました。

監督があの「CASSHERN」の紀里谷監督と言えば、
どんな映画か想像できますね。
では、キリヤワールドのこの映画を紹介しましょう。

混沌とした戦国時代(安土桃山時代?)の世を
自在に駆け抜けた伝説の大泥棒、石川五右衛門(江口洋介)。

民衆のヒーローとして熱狂的に愛される五右衛門が、
ある夜、豪商の蔵から金銀財宝とともに南蛮渡来の箱を何気なく盗み出す。
しかしその箱には、やがて彼の運命を、
そして歴史を大きく変えていく信長暗殺の裏の真相が封印されていた。

一番驚いたのは独特の衣装と建物に画面の色使いでした。
それに歴史上の人物、架空の人物を自由自在に組み合わせて、
別の世界で遊ばせる。
そうか~、SFで言う、アナザーワールドの話か?

登場人物は
霧隠才蔵(大沢たかお)、浅井茶々(広末涼子)、
猿飛佐助(ゴリ)、石田三成(要潤)、又八(玉山鉄二)、
織田信長(中村橋之助)、服部半蔵(寺島進)、千利休(平幹二朗)
徳川家康(伊武雅刀)、豊臣秀吉(奥田瑛二)。

これだけ見れば、映画の面白さが判りますね。
時代考証も歴史も関係ない、映画の素晴らしさを堪能して下さい。
2009年4月12日
ザ・バンク(堕ちた巨像)

映画ファンの皆さん、今晩は!

今日は暑い一日でした。一気に初夏?

 

今日の映画は「ザ・バンク(堕ちた巨像)」。

世界中から莫大な資金が集まる欧州の巨大銀行IBBCに、

ある違法行為の疑惑が持ち上がる。

 

インターポール捜査官サリンジャー(クライヴ・オーウェン)と

ニューヨーク検事局のホイットマン検事補(ナオミ・ワッツ)は

共同で捜査に乗り出すが、

手がかりとなる人物が次々に暗殺されてしまう……。

 

銀行を舞台にして、ベルリン、ミラノ、ニューヨーク、インスタンブールと

追い詰めていくが、逆に銀行側の殺し屋に

追い詰めれていくアクション・サスペンス。

 

巨大銀行と言うと、貧乏人の我々には関係ありませんが、

赤字になると国から税金の補助を受け、

それでもなお、役員は巨額の退職金を懐に入れ、

利子も付けず、富裕層を優遇する現在の銀行を見ると、

こんなこともやっているのではと思われる映画でした。

さて貧乏人の戯言はこれくらいにして、

 

最大の見せ場は、

フランク・ロイド・ライドが設計したニューヨーク・グッゲンハイム美術館で

暗殺者に襲撃され、バンバン打ち合う銃撃バトルでした。

美術館がバトルの舞台とは予想外で面白かった。

 

 

サリンジャーがナオミと手掛かりを追って、巨悪に立ち向かうが

最後に正義は勝つのか?

クライヴ・オーエンの苦みばしった顔が印象的?


2009年4月7日
スラムドッグ$ミリオネア
映画ファンの皆さん、今晩は!
桜も葉桜になりましたが、色とりどりの花が咲き誇り、いい季節になりました。

今日の映画紹介は「スラムドッグ$ミリオネア」。
ご存知のようにアカデミー賞で8部門受賞した映画です。
インドを舞台にしたイギリス映画ですが、インドではハリウッドならぬ
ボリウッドと称して年間1000本以上の映画製作本数があるそうです。

インドのスラム街で育った主人公ジャマール(デーヴ・パテル)は
過酷な半生を生きてきた、
ある目的を持ってTVのクイズ番組”クイズ$ミリオネア”に
挑戦し最終問題までたどり着く。
これをクリアすると一夜にして億万長者になれるのだが‥。

青年のジャマールよりも幼年期、少年期を演じる子供達を
独特のカメラアングルを駆使してドキュメンタリーに仕上げて
生き生きと描いている画面はダニー・ボイル監督の力量でしょうね。

インドのスラム街を生きる子供たちの逞しさを見ると、
中国とは違った、インド・ムンバイの異質のエネルギーを感じました。

無学のジャマールがクイズの問題を自分の過酷な人生の中から
オーバラップさせて見つけ出していくストーリーの展開も秀逸。

この映画は別の面から見るとラブストーリーの人間ドラマ?
快適な音楽に合わせてテンポよく見せる映画はさすがアカデミー賞。

さぁー!”ファィナルアンサー”は?
明日からロードショー、ぜひお出かけ下さい。
運じゃなく、運命だった!

2009年4月6日
 グラン・トリノ
映画ファンの皆さん、今晩は!

桜の花もハラハラと散って来ました。
花びらが舞う景色も風情があっていいですね。
今年は天気のいい日が続いたので、長い間楽しめました。

今日の映画紹介は「グラン・トリノ」。

「グラン・トリノ」と言うのは主人公ウォルト(クリント・イーストウッド)が
大事に磨き上げ可愛がって?いるヴィンテージ・カー。

孤独で偏屈な元軍人ウォルトは、自動車工をリタイアし
妻に先立たれ些細なことにも怒りを覚えながら暮らす頑固老人。
ただただ孤独な人生が終わるのを待っていた。

ある晩、何者かが自慢の愛車“グラン・トリノ”を盗みに入る。
盗みに入ったのは隣に住む、少年タオ(ビー・バン)。
彼との出会いは彼の人生を大きく変え、生きる意味を与える。
一方、気が弱く生きる目的を見失っていた少年もまた、
ウォルトに父の影を見出し心を通わせていく。
しかし、そんなふたりの友情は、
やがて予想もしない結末を招くことになる・・・。

さすがー、イーストウッド!78歳で監督で俳優をこなすのですからね。
映画では実年齢の役柄で颯爽とはいかないが、渋みのある演技でした。
老人と少年がお互いに相手を認め合い、
自分の人生に生きがいを見つけていく。感動しましたね。

相手の少年がアジア系少数民族のモン族
(このような民族があるとは知らななぁ)で
イーストウッドがポーランド系移民の設定も
この映画の意味するところがあるのでしょうね。

派手さはないが、人生とは何かと考えさせる映画でした。

男の人生は、最後で決まる。