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映画紹介 2013年に見た映画で〜す。ここをクリックしてね!⇒

 映画はいいですね。
映画を見ている時は自分が主人公、しばし夢の世界で遊べますから。
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鑑賞日:2016年7月27日(木)
 BSジャパン20:00〜
邦題:
おしゃれ泥棒
原題:How to Steal a Million
製作年:1966年(昭和41年)

監督:ウィリアム・ワイラー
出演:
ニコル/ ボネの娘
 (オードリー・ヘップバーン)  

・シャルル・ボネ/贋作の天才
 (ヒュー・グリフィス)
・シモン/私立探偵
 (ピーター・オトゥール)


映画ファンの皆さん、おはようございます!

相模原市の障害者施設で多くの死傷者とのニュース。
犯人が元職員とは驚きです。かつては教職を志したという男。
抵抗出来ない障害者の人を何十人も刺し殺す、残虐な行為。
人間とは理解しがたい生き物のようです。

今日の映画紹介は
「おしゃれ泥棒/How to Steal a Million」。
BSジャパンで2016年7月27日(水)20:00〜放送。

「ローマの休日」でコンビだった、
ウィリアム・ワイラー監督とオードリー・ヘプバーンの
ロマンティック・コメディー。

キャッチコピーは、
”パリに抱かれた恋のオードリー、
シックに盗む100万ドルの幸福”。

シャルル・ボネ(ヒュー・グリフィス)は
一流美術品のコレクターとその世界では有名だった。
が、正体は贋作の天才で彼が所蔵する美術品は全て彼の作品。

彼の1人娘のニコル(オードリー・ヘップバーン)は
彼女は父親の仕事を止めさせようと気を病んでいた。

そんな彼を疑うパリの美術商の
ド・ソルネ(シャルル・ボワイエ)は私立探偵の
シモン・デルモット(ピーター・オトゥール)に
調査を依頼する。シモンはニコルに見つかり、
自分は泥棒だと嘘をついてしまう…。

ニコルはシモンに警察には届けないことを条件に、
美術館にある、チェリーニのビーナスを
を盗み出す手伝いをさせることに。

と言うのも、そのビーナスは父親が美術館に
貸し出した偽物で、父親の悪行がバレたら大変と
盗み出すことにしたのだ。

さて、厳重な警戒されている美術館から
どうのようにして盗み出すのでしょうか?

原題の「How to Steal a Millio」を
「おしゃれ泥棒」のタイトルにしたのは洒落ていますね。
直訳すると「いかに100万ドルを盗み出すか」ですが、
オードリーの出演料も100万ドルだったようです。

舞台が”芸術とファッションの都”パリですから。
彼女が着こなすモードは
ジバンシィの「モッズ」スタイル。
彼女が白ずくめの衣裳でエレガントに登場して、
颯爽と闊歩する姿を見るだけでも価値がありますね。

ピーター・オトゥールもシックなスーツで
コミカルな役をこなしています。

もう一人は父親役のヒュー・グリフィス。
個性的な顔は一度、見たら忘れられないですね。
あの「ベン・ハー」でアラブの商人を演じて、
助演男優賞を得ています。

1966年(昭和41年)公開。

鑑賞日:2014年3月6日(木)
 BSプレミアムで13:00〜
邦題:
マイ・フェア・レディ
原題:My Fair Lady
製作年:1964年(昭和39年)

監督:ジョージ・キューカー
出演:
イライザ・ドウリットル/ 
 (オードリー・ヘップバーン)  

・ヒギンズ教授/
 (レックス・ハリソン)
・ピッカリング大佐/
 (ウィルフリッド・ハイド=ホワイト)


映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日は啓蟄、でも寒い、春よ来い早く来い!
今日の映画紹介は「マイ・フェア・レディ」。
BSプレミアムで3月6日(木)の13:00から放送。

バーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」を
もとにしたミュージカルを映画化。
オードリー・ヘプバーンの魅力と
数々の名曲にあふれた名作。
アカデミー作品賞、主演男優賞、撮影賞など、8部門受賞。

ワーナーブラザーズは映画化権を
550万ドルで買い取り。
投資した額を回収するため舞台版の
イライザ役であるジュリー・アンドリュースではなく
オードリー・ヘプバーンを抜擢。

イライザ(オードリー・ヘップバーン)は花売り娘だ。
うすら寒い三月の風の中で声をはりあげて売り歩く。

オードリーは薄汚れた感じを出すために、
アイシャドーもマスカラなしの、ノーメイクの顔を
薄黒くし、髪には煤を塗り込み、爪の間も黒くして
花売り娘になりきっている。

ある夜、言語学者のヒギンス博士(レックス・ハリソン)に
言葉の訛りを指摘され、博士の家に住み込む。
博士の家に同居するピカリング大佐は親切で優しい。

教授は大佐と半年でイライザを社交界へ出すという
賭けをして、猛特訓を開始する。

”おまえは腐れキャベツだ。
だが私なら女王に仕立てられる。”と

”私が求めているのは優しい気持ち、
卑しい娘でも足元のゴミじゃない”と

発音の練習後に歌う、
「踊り明かそう」のシーンは好きですね。

”なぜかは分からないけど胸がときめくの…
 あの人が私の手をとり踊ったときから
 踊りたい、一晩中でも踊っていたい。”

だが残念ながら歌はオードリーではなく
吹き替えなんですね。

ミュージカルですから、素敵な歌ばかりです。
ちょっと挙げてみると、

・なぜ英語が話せない? (Why Can't the English?)
・ああ、なんてしあわわせ! (Wouldn't It Be Loverly?)
・僕は普通の男 (I'm sn Ordinary Man)
・運が良けりゃ (With A Little Bit of Luck)
・今に見てろ (Just You Wait)
・召使たちの歌 (Poor Professor Higgins)
・スペインの雨 (The Rain in Spain)
・踊り明かそう (I Could Have Danced All Night)
・アスコット・ガヴォット (Ascot Gavotte)
・君住む街角で (On the Street Where You Live)

私的にはフレディ君が歌う、
「君住む街角で」がいいですね。。

”レディと花売り娘の違い、
 それはどう振る舞うかではなく、
 どう扱われるかです。”

レディへと変身していくイライザをお楽しみ下さい!

鑑賞日:2013年12月6日(金)
 BSプレミアムで13:00〜
邦題:
いつも2人で
原題:Two For The Road
製作年:1967年(昭和42年)

監督:スタンリー・ドーネン
出演:
ジョアンナ・ウォレス/ 
 (オードリー・ヘップバーン)  

・マーク・ウォレス/夫
 (アルバード・フィニー)
・ジャッキー/
 (ジャクリーン・ビセット)


映画ファンの皆さん、おはようございます!

文化庁によると、アゼルバイジャンで
開かれている国連教育科学文化機関の
政府間委員会は日本が提案した
「和食」を無形文化遺産に新規登録するとのニュース。
そうかぁ〜、毎日、食べている食事は文化遺産か?

今日の映画紹介は「いつも二人で」。
BSプレミアムで12月6日(金)の13:00から放送されます。

1967年制作ですからこの作品の撮影時にはヘプバーンも
メル・ファーラーとの離婚疑惑が噂になった頃ですから
彼女の演技にも真実味が加わっているなぁ〜と
思って見ると面白い。

建築家マーク(アルバート・フィニー)と
美しい妻ジョアンナ(オードリー・ヘップバーン)は
倦怠期を迎えていたが、思い出の地・フランスへと
車で旅行を始めるのだった。

ふたりは20年前、マークはまだ建築家志望の学生、
ジョアンナは可愛い娘であった頃、
ヒッチハイクをしていて知り合った。
ふたりは一緒にフランス国内を歩くうち、
恋におち、結ばれたのであった。
その時永遠の愛を誓ったふたりではあったが…。

ヘンリー・マンシーニのメロディと共に
若いころの愛を探してのロードムービー。
その時、その時に乗っている車も
2人の夫婦関係を現していますね。

鑑賞日:2013年12月5日(木)
 BSプレミアムで13:00〜
邦題:
尼僧物語
原題:The Nun's Story
製作年:1959年(昭和34年)

監督:フレッド・ジンネマン
出演:
ガブリル/ シスター・ルーク
 (オードリー・ヘップバーン)  

・フォルテュナティ博士/
 (ピーター・フィンチ)
・マザー・エマニュエル/
 (イーディス・エヴァンス)


映画ファンの皆さん、今晩は〜!

北朝鮮のNo2が失脚したとのニュース。
独裁者や一党独裁の国のやることは解らない。

今日の映画紹介は「尼僧物語」。
BSプレミアムで12月5日(木)の13:00から放送されます。

今迄のロマンス路線とは違って、
ストイックに信仰の道を
歩もうとする修道女を演じきったヘプバーンの
違う顔が見られる映画です。

第二次世界大戦前のベルギー。
医学博士を父に持つ
ガブリエル(オードリー・ヘップバーン)は
父と同じ医学の道を志す。

ベルギーでは女子には医学校の門戸が
開かれていなかったが尼僧になれば
研修で医学校に派遣され男子学生と共に
医学を学ぶことが可能だった。

ガブリエルは弟妹、恋人との縁を絶って
尼僧になる決意をする。
しかし修道院の戒律と宗教教育は厳しく、
医学への思いは神への
奉仕の一手段としてしか実現を許されなかった。

彼女は見習尼となり、
シスター・ルークの名を与えられ、
優秀な成績で学校を卒業してかねて望みのコンゴに
派遣された。
ここでヨーロッパ人病棟を受けもたされた。
外科医フォルテュナティ博士(ピーター・フィンチ)の
下で働くこととなった。

信仰と戦争をテーマにした映画。
尼僧姿のヘップバーンの清楚なイメージとは違って
敢えて厳しい環境に身を投じて信仰に生きようとする
動乱の時代を生きた一人の女性の自己実現の物語。
1959年制作。監督はフレッド・ジンネマン。
鑑賞日:2013年12月4日(水)
 BSプレミアムで13:00〜
邦題:
昼下がりの情事
原題:Love In The Afternoon
製作年:1957年(昭和32年)

監督:ビリー・ワイルダー
出演:
アリアーヌ・シャバッス/ 
 (オードリー・ヘップバーン)  

・フランク・フラナガン/
 (ゲーリー・クーバー)
・クロード・シャバッス/
 (モーリス・シュヴァリエ)


映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今年の流行語大賞に四つの言葉が選ばれましたが、
私的には”今でしょ!”が一番気に入っています。

今日の映画紹介は「昼下がりの情事」。
BSプレミアムで12月4日(水)の13:00から放送されます。
タイトルがいいデスネ。
原題が「Love in the afternoon」と味も素っ気もないのに
”情事”なんて、なんと日本語の表現の豊かなこと。
これで、題名を見ただけに見たくなりますね。

内容はパリを舞台に、恋の駆け引きを軽妙に演じる、
ヘップバーンとクーパーのラブ・コメディ。
当時55歳のクーパーと27歳のヘップバーンの組み合わせは
面白いと言うよりミスマッチと思えるが、
ビリー・ワイルダー監督の手腕で
美しいラブ・ロマンスに仕立て上げられています。

私立探偵・クロード(モーリス・シュヴァリエ)を父に
持つ娘・アリアーヌ(オードリー・ヘップバーン)は
彼女は父の扱う事件記録を読むのを楽しみにしていた。

チェロの勉強出かけたものの、父親の調査書類に出てくる
アメリカの大富豪フラナガン(ゲイリー・クーパー)が
気になって仕方ないアリアンヌは、
彼が人妻と泊まっているホテルに忍び込み、
偶然彼の危機を救って知り合いになる。

彼の気をひきたいアリアンヌの策は見事成功する。

”君はなんだ?なんていう名だ?”
”ご存知のはずよ。私は昼下がりの女、
 いわゆるアベリテイフ(食前酒)よ”

フラナガンも彼女に夢中になるが・・・。


クーパーと言えば私はすぐに
「真昼の決闘」を思い描きます。
彼がこの歳でロマンス映画とは…。

監督もそう思ったのかどうかは知らないが、
この映画でも実年齢より老けて見えるので
二人のデートのたびにジプシー・バンドを登場させ
ロマンティック・ムードを作り出し、
クーパーのイメージを変える演出をしている。

バンドと言えば、
この映画のテーマ曲は”魅惑のワルツ”。
甘いメロディは心地よいデスね。
ちなみに私はナット・キング・コールが歌う
バラード風が好きです。

ついでに歌詞のさわりを、
It was fascination I know
今思えば それは魅惑のひと時だった。

Seeing you alone with the moonlight above
 月明かりを浴びてひとりたたずむあなたを見て
Then I touched your hand
 そっとその手に触れた
And next moment I kissed you
 次の瞬間 あなたにキスして
Fascination turned to love
 魅惑は恋に変わったの

そう言えば、美空ひばりの歌も印象に残っています。

純情で可憐な娘の恋物語。
「魅惑のワルツ」の調べに乗って
一時の夢の世界をお楽しみ下さい。

鑑賞日:2013年12月3日(火)
 BSプレミアムで13:00〜
邦題:
麗しのサブリナ
原題:SABRINA
製作年:1954年(昭和29年)

監督:ビリー・ワイルダー
出演:
サブリナ・フェアチャイルド/ 
 (オードリー・ヘップバーン)  

・ライナス・ララビー/
 (ハンフリー・ボガード)
・ディヴィド・ララビー/
 (ウィリアム・ホールデン)


映画ファンの皆さん、おはようございます!
今日の映画紹介は「麗しのサブリナ」。
BSプレミアムで12月3日(火)の13:00から放送されます。
昨日の「ローマの休日」に続く、オードリー・ヘップバーン主演第二作。
共演がウィリアム・ホールデンおよび
ハンフリー・ボガートと豪華ですね。
監督はビリー・ワイルダー。

”生きがいのある生涯を送るには
傍観者でいてはいけない、人生は自分の手でつかむのです。
恋も同じです。”と
新人、ヘップバーンの魅力を充分に引き出した、
シンデレラ・ストーリーのロマンティック・コメディ。

富豪ララビー家のお抱え運転手の
娘サブリナ(オードリー・ヘップバーン)は、
邸の次男坊デイヴィッド(ウィリアム・ホールデン)に
密かに思いを寄せていた。
しかし父は娘に叶わぬ恋を諦めさせようと、
彼女をパリの料理学校へやる。

それから2年、サブリナはパリ・スタイルを身につけて帰ってきた。
デイヴィッドは美しくなったサブリナにたちまち熱を上げ、
財閥タイスン家の令嬢エリザベス(マーサ・ハイヤー)との
婚約披露パーティーにサブリナを招待し、
婚約者をそっちのけにサブリナとばかり踊るのだった。

デイヴィッドの兄の事業家ライナス(ハンフリー・ボガート)は
このままではまずいとデイヴィッドを
怪我をさせ、サブリナを再びパリに送ろうと企てるのだったが…。

「ローマの休日」でも髪を切りましたが、
この映画でも、ポニーテールを切ってショートヘアへ。
このヘアスタイルは彼女の顔立ちを引き立たせて
日本でも”ヘップバーン・カット”が流行しました。

この映画の撮影中にヘップバーンと
ウィリアム・ホールデンは恋に落ちるが
家族持ちのホールデンとは別れを告げ、
後にメル・ファーラーと出会う。
ホールデンは後年も彼女を想い続けた。

鑑賞日:2013年12月2日(月)
 BSプレミアムで21:00〜
邦題:
ローマの休日
原題:Roman Holiday
製作年:1953年(昭和28年)

監督:ウィリアム・ワイラー
出演:
アン王女/ アーニャ・スミス
 (オードリー・ヘップバーン)  

・ジョー・ブラッドレー/
 (グレゴリ・ペック)
・アーヴィング/
 (エディ・アルバート)
・マリオ・デラーニー/

 (バオロ・カルリーニ)


映画ファンの皆さん、おはようございます〜!

今日の映画紹介は「ローマの休日/ROMAN HOLIDAY」。

名作中の名作ですね。

何回見てもヘプバーンの魅力には心がときめきます。

BSプレミアムで2016610()13:00〜放送。

以前、紹介しているので再掲です。

 ストーリーは皆さん、ご存知でしょうが念のため。
公務で、イタリアのローマを訪れた
王女アン(オードリー・ヘプバーン)は
形式ばった行事の毎日に王女は少々、疲れ気味だった。
侍医は王女に睡眠薬を飲ませたが、かえって目が冴えて
眠れなくなり部屋から逃げ出す。
が、街を歩いているうちに薬が効いてきて、
広場のベンチで寝こんでしまった。そこへ通りかかった新聞記者
ジョー・ブラドリー(グレゴリー・ペック)は、彼女を王女とは知らず、
助けおこして自分のアパートへ連れ帰る。

翌朝、彼女が王女であることを知ったジョーは、
”一日中、気ままなことをして過ごしたいの
カフェに座ったり、お店を見たり、雨の中をあるいたり…
楽しいでしょうね”の言葉を聞いて、
これこそ特ダネ記事と張り切って、ローマ見物の案内役をかって出る。

ヘプバーンの「王女」の気品と「妖精」の愛らしさは
言葉には言い表せない美しさですね。特に、美容院でカットを頼んで、
前髪を短く切り揃えて、後ろはややウェーブの
かかったショートカットにしたヘアスタイルに、
”完璧だ、あなたは長い髪でなくても素敵だ”と
美容師は夜の船上パーティのダンスに誘いますが、

このシーンは「アン王女」から
「アーニァという一人の女性」へ変身する瞬間はいいですね。
日本でも「ヘップバーン・カット」が流行しました。

ラストシーンも心に残りましね。新聞記者会見が大使館で行われた時の
アン王女の言葉は
”いずこも忘れ難く、よしあしを決めるのは困難…、いえ、ローマです。
今回の訪問は永遠に忘れることはできないでしょう”と
(Rome. By all means,

Rome. I will cherish my visit here in memory,as long as I live.)。

この後、アーヴィングはあのとき撮影したフィルムをそっと王女に渡す。
そして、ジョーとアン王女とは、目と目を見合わせて無言の別れを告げるシーンは
感動的でした。

ヘプバーンはこの初主演作で、
1953年度アカデミー主演女優賞を、
脚本のイアン・マクレラン・ハンターが最優秀脚本賞。
衣装のイデス・ヘッドが最優秀衣裳デザイン賞を受賞。


監督はウィリアム・ワイラー。




映画ファンの皆さん、おはようございます〜!
今日から師走、走らなければ?

今日の映画紹介は「ローマの休日」。
名作ですね。
何回見てもヘプバーンの魅力には心がときめきます。
BSプレミアムで12月2日(月)の21:00から放送されます。
この日は昼は「戦争と平和」、
夜はこの映画ですから見るのに忙しいですよ。

ストーリーは皆さん、ご存知でしょうが簡単に。

公務でイタリアのローマを訪れた王女
アン(オードリー・ヘプバーン)は
形式ばった行事のま二日に王女は少々神経衰弱気味だった。
侍医は王女に鎮静剤を飲ませたが、
かえって目が冴えて眠れなくなり
部屋から逃げ出したしまう。

が、街を歩いているうちに広場のベンチで寝こんでしまった。
そこへ通りかかった新聞記者
ジョー・ブラドリー(グレゴリー・ペック)は、
彼女を王女とは知らず、
助けおこして自分のアパートへ連れ帰った。
翌朝、彼女が王女であることを知ったジョーは、
これこそ特ダネ記事と思い、
ローマ見物の案内役をひきうけた。

ヘプバーンの「王女」の気品と
「妖精」の愛らしさには言葉には言い表せない美しさ。

また、「王女」から「一人の女性」へ変わっていく過程が
いいデスネ。
特に、美容院でカットを頼んで、前髪を短く切り揃えて、
後ろはややウェーブのかかったショートカットのシーンは
そのあまりにも可愛らしさに息を飲みました。

ラストシーンも心に残りましね。
新聞記者会見が大使館で行われたとき、
アン王女の言葉。

”いずこも忘れ難く、よしあしを決めるのは困難…、
いえ、ローマです。
今回の訪問は永遠に忘れることはできないでしょう”
”Rome. By all means,
Rome. I will cherish my visit here in memory,
as long as I live.”

この後、アーヴィングはあのとき撮影したフィルムをそっと王女に渡す。
そして、ジョーとアン王女とは、目と目を見合わせて
無言の別れを告げあったのであった。

1953年度のアカデミー最優秀主演女優賞を
オードリー・ヘプバーンが、
脚本のイアン・マクレラン・ハンターが最優秀脚本賞を、
衣装のイデス・ヘッドが最優秀衣裳デザイン賞を受賞。
監督はウィリアム・ワイラー。

鑑賞日:2013年12月2日(月)
 BSプレミアムで13:00〜
邦題:
戦争と平和
原題:War and Peace
製作年:1956年(昭和31年)

監督:キング・ヴィダー
出演:
ナターシャ/ 
 (オードリー・ヘップバーン)  

・ピエール・ベズーホフ/
 (ヘンリー・フォンダ)
・アンドレイ・ボルコンスキー/公爵
 (メル・ファーラー)
・アナトーリー/

 (ヴィトリオ・ガスマン)

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

アイソン彗星が太陽に接近して
蒸発したらしいが、イカロスの神話と同じですね。
太陽の恩恵を受けるには地球のように
いい距離を保たなければならないようです。


今日の映画紹介は「戦争と平和」。
トルストイの同名小説を基にした歴史絵巻。
BSプレミアムで12月2日(月)の13:00から放送されます。
3時間超の大作です。気合を入れて見て下さいね。

キング・ヴィダー監督が
「この役を演じられる女優を、
私はほかに知らない」とまで言わしめた
ヒロインのナタシャー役のヘップバーンが
輝いていますね。

ナポレオンの侵攻が迫る帝政時代のロシア。
貴族の私生児として生まれた
理想主義者の青年ピエール(ヘンリー・フォンダ)は、
ロストフ伯爵家のナターシャへ(オードリー・ヘップバーン)の
思慕を秘め、
美貌のヘレーネ(アニタ・エクバーグ)と結婚するが、
妻の浮気から離別。

彼の親友アンドレイ公爵(メル・ファーラー)は
戦場で負傷し故郷へ帰るが妻の死に直面する。
やがて彼はナターシャと恋に落ちるが…。

メル・ファラーは、オードリー・ヘップバーンの夫でした。
一回り年上で、後に離婚しています。
ヘップバーンは彼のどこが好きっだのかなぁ〜。

原作の「戦争と平和」からイメージする内容とは
ちょっと違いますね。
ラブロマンス映画に仕上がっています。

ナポレオン軍が猛吹雪のなかを敗走するシーンは
7月のイタリアの猛暑のなか、石膏粉に浸した
コーンフレークを送風機で飛ばして撮影したとのこと。

それでフランス軍の兵士が瀕死の状態で行軍している
シーンは実際に熱中症でフラフラしていたのか〜?
俳優さんが暑さに耐えて熱演している場面を
注視して下さい。
1956年制作。

鑑賞日:2013年11月25日
 BSプレミアムで11月25日(月)21:00〜
邦題:
シャレード
   
製作年:1963年(昭和38年)

監督:スタンリー・ドーネン
出演:
レジーナ・ランバーン/ 
 (オードリー・ヘップバーン)  

・ピーター・ジョシュア/
 (ケーリー・グラント)
・バーソロミュー/
 (ウォルター・マッソー)
・テックス/

 (ジェームズ・コバーン)

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

1週間程、鼠径ヘルニアで入院しました。
脱腸なんて子供の病気だと思っていたが40歳から
発症する人は多いらしい。
病人になって初めて健康のありがたさが判ると
言うがその通り、”生老病死”とは良く言ったものだ。

外科の4人部屋なのでカーテン越しに
否応無しに聞こえるナースや先生との会話から
推測される同室の人の病状と経過に想像を膨らませ、
それに、見舞いに来た人との話からその人の生活環境に
職業等も何となく判る。私の話も当然筒抜けですから
彼らもいろいろ考えながら治療を受けているのだろうなぁと。
うぅ〜ん、今からもいろいろな病気にかかるのだと思うと
複雑な心境になりますしたね。

と言うのはこのくらいで楽しい映画の話を、
今日の映画紹介は「シャレード」。
デジタル・リマスター版ですから綺麗な画像で見れますね。
BSプレミアムで11月25日(月)の21:00から放送されます。


休暇を過ごしたスキー場から
パリの自宅へ戻ってきたレジーナ(ヘプバーン)を
待っていたのは、離婚予定だった夫の死。

葬儀の会場には見知らぬ三人の男・ギデオンと
テックス(ジェームズ・コバーン)と
スコビー(ジョージ・ケネディ)が現れ、
大使館では情報局長・バーソロミュー
(ウォルタ・マッソー)から、
戦時中に夫が軍資金25万ドルを横領していた事を
知らされる。

不安を感じたレジーナはスキー場で
知り合ったピーター(ケーリー・グラント)に
助けを求めるのだったが…。

辞書でcharadeを引くと「ジェスチャーゲーム」とある。
詳しくは「パントマイムで演じられた
ジェスチャーから隠された言葉を当てるゲーム」と
いうことらしい。
そう言えば、TVで一時人気の番組がありましたね。
要するに”謎解きゲーム”の映画?

監督のスタンリー・ドーネンは
ヒッチコックばりの映画に
ロマンティック・コメディを加味して制作。
ロマンチック・コメディ・スリラーと
欲張った映画に仕上がっていますから
単純に3倍楽しめますね。

大どんでん返しのラストシーンに
音楽がヘンリー・マンシーニ作曲ですから
眼と耳の両方で楽しめます。

マンシーニは「ムーン・リバー」(ティファニーで朝食を)­、
「酒とバラの日々」で2年連続オスカーを獲得し、
この「シャレード」で3年連続を惜しくも逃がした曲。

ジバンシィが提供したヘップバーンの
衣装が話題となった映画でもありました。
1963年制作。