
ザ・シークレット・サービス/In the Line of Fire
 映画ファンの皆さん、おはようございます!

プーチン大統領が来日して、
日露首脳会談が始まりました。 遅刻した理由を ”大統領は余儀ない理由で到着が遅れた。 しかし、会談が短くなることもなく
しっかりとした議論を行っていると
考えている”との 言い訳があったようだが、
さすが、タヌキ親父のプーチンさん、 これも交渉術の一つでしょう。
今日の映画紹介は
「ザ・シークレット・サービス/In the Line of Fire」。 BSフジで2016年12月16日(金)22:00〜放送。
キャッチコピーは、 ”JFKを守れなかった1人の男。 そして、30年後、1本の電話がかかる<大統領を殺す>”
シークレット・サービスのベテラン警護官の フランク・ホリガン(クリント・イーストウッド)は、 過去にケネディ大統領の護衛を失敗したことに 深い自責の念を持っていた。
30年後、大統領の再選キャンペーンがスタートすると、 大統領暗殺の脅迫が始まる。 そんな中、不審者の身元が詐称された事件で フランクは臆病な相棒アル(ディラン・マクダーモット)と 共に追調査をしていた。
ホリガンは殺し屋の ミッチ・リアリー(ジョン・マルコヴィッチ)が 大統領の行動を監視していることを知る。 そのうえミッチは、ホリガンがケネディ大統領護衛に 失敗した過去を知っていて、電話で彼に挑戦してくる。 ”大統領を暗殺する!”と…。 ホリガンは選挙キャンペーンの護衛に加わるが、 女性護衛官のリリー・レインズ(レネ・ルッソ)以外の 同僚はそれを快く思わない。 大統領の遊説が始まるが、忙しい日々の中で ホリガンとリリーの間に、特別な感情が芽生える。 やがてミッチの面が割れ、 ホリガンは彼のアジトに侵入するが…。
制作当時のクリント・イーストウッドは66歳。 ジョン・マルコヴィッチは43歳と年齢差は あるが、走りまわるイーストウッドは若いですね。
マルコヴィッチが変装の名人で、暗殺の歴史の大家で ホリガンの過去を知り尽くして、命がけのゲームを 挑んでくる設定が面白いです。
1993年(平成5年)公開。 手元に当時のチラシがあるので見ていたら、 同時上映がジャン・クロードヴァンダムの 「ボディ・ターゲット」とあり、 前売り券が1400円とありました。 と、言うことは当時は二本立てだったんですね。
監督はウォルフガング・ペーターゼン。 彼の作品は私の好きな映画ばかりで、 『U・ボート』 『ネバーエンディング・ストーリー』 『アウトブレイク』 『エアフォース・ワン』
『パーフェクト ストーム』 『トロイ』 『ポセイドン』と、 皆さんも、どれか一本は観られた映画があるのでは?
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目撃/ABSOLUTE POWER 2016年12月6日
 映画ファンの皆さん、おはようございます!
 安倍首相が真珠湾訪問のニュース。
日本の真珠湾攻撃は
1941年 12月8日未明。
日米開戦の舞台のハワイを
オバマ大統領と共に 慰霊する意向のようです。
「日米の和解」を強調して、
トランプ次期大統領への
PRもあるのでしょうね。
今日の映画紹介は「目撃/ABSOLUTE POWER」。 BSプレミアムで2016年12月6日(火)13:00〜放送。
製作・監督・主演とクリント・イーストウッドの 独り舞台の映画。監督作品としては本作が17作目。 原作はデイヴィッド・バルダッチの同名小説(1996年)。
ヴァージニア州の高級住宅地。 大統領の後援者である政界の大物の サリヴァン(E・G・マーシャル)の邸宅に忍び込んだ 泥棒のルーサー・ホイットニー(クリント・イーストウッド)は、 夫人クリスティ(メロラ・ハーディン)の 寝室にある金庫室の中身を盗む。
その時、クリスティが大統領の リッチモンド(ジーン・ハックマン)と共に帰宅。
不倫中の二人だが、酔った勢いでクリスティに 暴力を振るうリッチモンドに、 クリスティがナイフで反撃で修羅場になり、 飛び込んだシークレット・サービスの バートン(スコット・グレン)と コリン(デニス・ヘイスバート)が、彼女を射殺。
一部始終を目撃していたルーサーは、 彼らが現場に忘れたナイフを持ってその場を立去る。
一方、サリヴァン邸強盗殺人事件を担当する刑事の セス・フランク(エド・ハリス)は、 手口からルーサーが犯人と推定するが、 彼を知るフランクは彼が殺人を犯すことはないと思い 複雑な事実に頭を悩ませる。
国家権力に追われるルーサーは国外逃亡を決めるが、 空港のテレビで大統領の白々しい演説を聞き、 頭にきた彼は大統領の 犯行を暴露するために行動を開始する。
意地と誇りをかけて“絶対的な権力”に ルーサーは戦いを挑む…。
制作当時のイーストウッドとハックマンは同じ67歳。 ハックマンの傲慢な大統領の演技は良かった。
原題の「Absolute Power」とは”絶対権力”の意味。 なんだか、次期トランプ大統領が頭に浮かびました。
1997年(平成9年)制作。
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荒野の用心棒 2016年8月2日 BSーTBS

映画ファンの皆さん、おはようございます!
今日の映画紹介は「荒野の用心棒/ A Fistful
of Dollars」。
BS-TBSで2016年8月2日(火)21:00〜放送。
クリント・イーストウッド主演のマカロニウエスタン。
この映画は黒澤明監督の『用心棒』(
1961年)の盗作であることを川喜多氏が発見東宝は著作権の侵害で告訴して勝訴したいわくつきの作品。
舞台は無法者が跳梁跋扈する
ニュー・メキシコの
国境にある小さな町サン・ミゲル。
そんな中、
ジョー(クリント・イーストウッド)という流れ者のガンマンが登場する。
ジョーは酒場のおやじから、この街では
ミゲル(アントニオ・プリエト)と
バクスター保安官(ウォルフガング・ルスキー)の
2大勢力が常に縄張り争いをして、
儲かるのは棺桶屋だけだと聞かされる。
ジョーは、バクスターの子分を殺して、
100ドルでミゲルの手下になる。
そんな時、ミゲルの息子でライフルの名手である
ラモン(ジャン・マリア・ヴォロンテ)が戻って来る。
ストーリーの展開は、「用心棒」と同じですね。
奇策を用いて、ニつの勢力を反目させて自滅を
させることに成功するが、自分は捕えられて半殺しに遭う。
しかし、ラストシーンでのラモンとの一騎打ちは
印象に残りました。
本作でイーストウッドは一躍トップスターに、
監督のセルジオ・レオーネ
と
音楽担当のエンニオ・モリコーネ共に出世作となった。
1965年(昭和40年)制作。
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恐怖のメロディ 2016年6月16日 BSプレミアム

映画ファンの皆さん、
おはようございます!
マーリンズのイチロー外野手が、
パドレス戦で安打を打ち、ピート・ローズが持つメジャー記録の
4256安打に日米通算で並びました。
\(^o^)/
出場機会が減っているので、
心配でしたが、野球に対する、真摯な姿勢と努力は野球選手の鑑です。
今日の映画紹介は 「恐怖のメロディ/PLAY MISTY FOR ME」。 BSプレミアムで2016年6月16日(木)13:00〜放送。 クリント・イーストウッドが初めて監督、 自分自身も出演していて、彼とのコンビで知られる ドン・シーゲル監督もバーテンダー役で出演。
キャッチコピーは ”The scream you hear may be your own!"。
デイブ・ガーランド(クリント・イーストウッド)は レコードの合い間に詩を読んだり、ちょっとした哲学を 聞かせながら、電話によるリクエストを受けていく KRMLラジオのスターDJだった。
彼に恋人のトビー(ドナ・ミルズ)がいたが、 ある日、突然、デイブの前から姿を消す。
デイブの放送が始まると、決まった時間に若い女の声で ”「ミスティ」という曲をかけて”と 同じ曲をリクエストをして来る。
その夜、デイブはバーで美人に目を付ける。 バーテンのマーフィー(ドン・シーゲル)と ゲームを始めると、その女は近寄って来た。
女の名前はイブリン(ジェシカ・ウォルター)といい、 毎晩“ミスティ”をリクエストしたのは彼女だった。 彼女は”一晩限りの愛でいい”と言いながら、 勝手に彼の部屋に押しかけ来るようになる。
邦題の「恐怖のメロディ」から、推測すると ヒッチコック風のスリラー映画を想像しますが、 イーストウッド監督の手にかかると ちょっと違うかなぁ〜と言った感じの映画になっています。
エドガー・アラン・ポーの詩・ 「アナベル・リー」の一節が効果的に使われています。 どこで使われているか、注意して見て下さい。
端的に言えば、ストーカーの映画です。 本作制作時の1971年(昭和46年)には ストーカーなんて、言葉は無かったのに、 イブリンが演じるストーカーは怖いですね。 もっとも、恋人のトビーがいるのに、 イブリンに手を出すディブが悪いので、当然の報い?
原題の「PLAY MISTY FOR ME」の ♪♪ミスティ♪♪は、ジャズ・ピアニストの エロール・ガーナーによって作曲されたバラード。 |

許されざる者 2016年5月18日 BSジャパン

映画ファンの皆さん、
おはようございます!
今日の映画紹介は「許されざる者/Unforgiven」。
BSジャパンで2016年5月18日(水)の20:00からの放送です。
原題は「Unforgiven」は、1992年公開で
監督・主演はクリント・イーストウッド。
舞台を日本に置き換えたリメイク映画が
渡辺謙主演で2013年9月13日に
封切られますから、
見られた人も多いでしょうね。
"若く美しい娘、クローディアは…
母の意に背き、ウィリアム・マニーと結婚した。
マニーは人殺しで…酒浸りの残忍な札付きの悪党であった。
だが母の心配とは逆に美しい妻は…
天然痘で病没した。1878年のことだった"の
プロローグで始まるこの映画は。
列車強盗や殺人で悪名を高いマニー(クリント・イーストウッド)は、
今では銃を捨て2人の子供と農場で暮らしていた。
3年前に妻にも先立たれ、牧場経営もうまくいかず、
苦しい生活をおくっていた。
一方、町の酒場で、娼婦と客の間にトラブルが起こった。
客のカウボーイ、クイック・マイクが、娼婦の
ディライラ・フィッツジェラルド(アンナ・トムソン)の
態度が気に入らないと、彼女の顔をナイフで切り刻んだ。
マイクとデービー・ボーイは、
酒場の主人スキニーに取り押さえられ、
保安官のダゲット(ジーン・ハックマン)に突き出される。
ダゲットは、カウボーイ二人が七頭の馬を
スキニーに引き渡すことで、話を付ける。
娼婦たちは納得せず、娼婦たちの有り金をかき集めて、
1000ドルの賞金を二人のカウボーイの首にかける。
マニーのもとに、キッド(ジェームス・ウールヴェット)と
いう若いガンマンが訪ねてくる。その目的は
2人のカウボーイを倒して、賞金稼ぎをしないかという
誘いだった。金が欲しいマニーは11年ぶりに銃を手にする。
マニーはかつての相棒でスペンサー・ライフルを
使う射撃の名手のローガン(モーガン・フリーマン)を誘い、
3人は一緒に町へ向かう。
町では保安官のダゲット(ジーン・ハックマン)が
町を牛耳っていた。
賞金目当てに来た、殺し屋のボブ(リチャード・ハリス)と
同行していた小説家ボーチャンプ(サウル・ルビネック)を
町から追放するダゲッド。
マニーら一行が町に到着すると、
ひとり酒場にいたマニーをダゲットは重症を負わせる。
マニーを看護したのは娼婦のフィッツジェラルドだった。
賞金稼ぎのために再び銃を取る老ガンマン。
『荒野の用心棒』などマカロニ・ウエスタンで売り出した
イーストウッドは、本場アメリカでの西部劇制作のため、
脚本は10年前に買っていたが、自身が主人公のマニーと
同じ年齢になるのを待って制作。
第65回アカデミー賞最優秀作品賞、監督賞、
助演男優賞、編集賞受賞作品です。
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マンハッタン無宿/COOGAN’ S BLUFF
2016年5月26日 BSプレミアム

映画ファンの皆さん、おはようございます!
今日の映画紹介は「マンハッタン無宿/COOGAN’ S BLUFF」。
BSプレミアムで2016年5月26日(木)13:00〜放送。
ドン・シーゲルとクリント・イーストウッドが
初めてコンビを組んだ作品。
マカロニウエスタンのスターだった
イーストウッドが、マカロニウエスタンの流行が
下火になり、生き残りをかけて、
ハリウッド映画の現代劇へ転身に成功した本作は
「ダーティハリー」に続くターニングポイントとなった作品。
アリゾナ州の保安官補の
クーガン(クリント・イーストウッド)は
ニューヨークで逮捕された凶悪犯を
アリゾナまで護送することを命じられる
ニューヨークに乗り込み、ルールを無視して
凶悪犯の
リンガーマン(ドン・ストラウド)を引取る。
リンガーマンを連行して空港まできた
クーガンだったが待ち伏せしていたリンガーマンの
手下によって、彼を逃がしてしまう。
その責任を取らされた彼は警察官を解雇され、
一市民としてリンガーマンを追うことになった。
クーガンの野性的魅力に魅かれた、
ニューヨーク警察の女性犯罪者保護係の
ジュリー(スーザン・クラーク)の助けを借りて、
リンガーマンの情婦リニー(ティシャ・スターリング)を
追いつめ、リンガーマンの居場所を突き止める。
オートバイで逃げるリンガーマン。
同じトライアンフで追跡するクーガン。
このシーンも馬をオートバイに変えての追跡。
これらのシーンに黒いスーツ姿に、テンガロンハットと
カウボーイブーツのクーガンを見ると、
『クロコダイル・ダンディー』の主人公とダブリますね。
まぁ〜、ウエスタンのイメージから都会の刑事への
脱皮を図る過度期だから、しょうがないかぁ〜。
見所は、イーストウッドが当時、38歳の男盛り。
女たらしの彼のマッチョな上半身は魅力的?ですね。
それに当時のマンハッタンの景色が懐かしいです。
1968年(昭和43年)制作。
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ダーティハリー5 2016年5月6日 BSプレミアム
 映画ファンの皆さん、おはようございます!
 今日の映画紹介は 「ダーティハリー5/THE DEAD POOL」。
BSプレミアムで
2016年5月6日(金)13:00〜放送。
前作から5年後の
クリント・イーストウッド主演の 「ダーティハリー」シリーズの第5作目。
ハリーはサンフランシスコで起こる
死亡予想ゲーム
“デッドプール”を元に展開する
連続殺人事件に挑む。
キャッチコピーは ”殺人予告、次の標的はハリー・キャラハン”。
ハリーは、賭博の元締のジァネロ(アンソニー・シャルノタ)を逮捕する。
逮捕の様子はテレビで報道されいて、彼は一躍、有名人となる。
ハリーはその夜、ジァネロの部下に襲撃されるが 愛用のマグナムであっさり片付ける。
翌日、その銃撃戦を上司のドネリー部長(マイケル・カリー)や アッカーマン課長(ダーウィン・グッドウィン)は非難し、
彼の相棒として中国人のクワン(エヴァン・キム)をつける。
そんな中、恐怖映画に出演中の人気ロック・アーティストが 致死量の麻薬を打たれて殺される。 クワンと駆けつけたハリーは、レポーターのサマンサ (パトリシア・クラークソン)に出会う。
ハリーとクワンは捜査で訪れたチャイナ・タウンの レストランで強盗事件に遭遇する。 その中の一人が流れ弾に当たり死んでしまった。
死んだ男は手に「死亡予想」と書かれたリストを 所持していて、その中にはハリーの名もあった。 ハリーは、死んだロック・アーティストの
映画の監督のピーター・スワン(リーアム・ニーソン)をマークする。
1971年に始まったこのシリーズも17年目で 本作も終わるわけですが、この時イーストウッドも58歳で 歳相応に老けていい雰囲気を醸し出しています。
見所はハリー自身がターゲットになっての 追いつ追われつの展開は面白ですね。
特に、プラスティック爆弾を積んだラジコン・カーとの カーチェイスはハラハラしますが、 ラジコン・カーを操縦する犯人が車を運転しながら ラジコンを操縦出来るのか、なんて、 野暮なことは考えないことにしましょう。 ラストシーンも記憶に残る出来栄えです。
さて、犯人は誰でしょう?
リーアム・ニーソンが若いですね。
ジム・キャリーも出演していますが、彼のキャラクターは この当時からもすぐ分かります。
監督は「ダーティファイター 燃えよ鉄拳」の バディ・ヴァン・ホーン。1988年(昭和63年)制作。 |

ダーティリー4 2016年4月27日 BSプレミアム

映画ファンの皆さん、おはようございます!
今日の映画紹介は
「ダーティハリー4/Sudden Impact」。
BSプレミアムで
2016年4月27日(水)13:00〜放送。 クリント・イーストウッドが、 当たり役“ダーティハリー”を演じ、
シリーズで初めて監督もてがけて、
話題となった第4作目。
キャッチコピーは
”さあ、撃って見なみな…、
俺はいつでも真剣勝負!”。
ラロ・シフリンの音楽で始まるオープニング。 サンフランシスコのゴールデン・ゲートを望む丘の上。 カーセックスの最中、女(ソンドラ・ロック)が突然、 銃で男の急所を射ち抜いた。
現場検証に来たハリーは、手掛かりをつかめぬまま、 以前に挙げた殺人犯の判決が下る州裁判所へ向かう。 裁判で、犯人は無罪釈放となった上、裁判所は 逆にハリーの捜査の行き過ぎに警告。
落ち込むハリーは行きつけのコーヒー・ショップへ。 新聞を読むのに気を取られて、強盗団に気がつかない。 だが、コップを手に外に出て、一口飲んで、吐き出す。 砂糖入りのコーヒーだった。
裏口から、店へ戻ったハリーは、ウエイトレスを人質にした犯人に向かって、
”毎日ブラックコーヒーを貰うのだが、今日のは砂糖入りだった。
文句を言いに来たのさ、みんな銃を捨てろ、
”俺たちからは逃げられないぞ” ”お前と誰だ?” ”スミス&ウエッソンと俺だ”
犯人と対峙したハリー。この後が、有名な決めゼリフ。 ”Go ahead, Make my day” ”さぁ、撃てよ、楽しませてくれ” 又は、”さぁやれよ、望むところだ”。 どちらの訳がいいでしょうかね。
そんな中、ハリーの無謀な捜査に上司は彼を シスコの連続殺人事件の犠牲者の1人が サン・パウロ出身だったことから、この街ヘ出張を命じる。
そんな時、彼は画家である ジェニファー(ソンドラ・ロック)と知り合う。 ハリーは一連の事件は数年前のレイプ事件に端を発しており、 その被害者がジェニファーと妹で、 襲った犯人たちが次々に殺されているという事実に気づく。
さて、連続殺事件の犯人は、事件の真相は? そして、ジェニファーとの関係はどうなるのでしょう。 当時、ジェニファー役のソンドラ・ロックは イーストウッドのパートナー。そう言う目で見ると、 ストーリーの展開が一段と面白く見ることが出来ますね。
そうそう、 出張を命じられた時やブルドッグを 贈られた時にボヤく言葉に”Swell”があります。 ” 最高だ…/ 泣けるぜ...”、これもさまになっています。
1983年(昭和58年)制作。 |

ダーティハリー3 2016年4月20日 BSプレミアム

映画ファンの皆さん、おはようございます!
今日は「穀雨」。 春のやわらかく、温かい雨が降って、 穀類の芽の成長を助ける頃のことですが、
震災地のおいては、
無情の雨となっています。
平穏無事な日が早く戻りますように
祈るばかりです。
今日の映画紹介は
「ダーティハリー3/THE ENFORCER」。
BSプレミアムで2016年4月20日(水)13:00〜放送。 クリント・イーストウッド主演のシリーズ第3作目。
キャッチコピーは ”シスコ市長を誘拐した過激派軍団に、 バズーカ砲を引っ下げて、ダーティハリーが挑む!”。
チラシの殺し文句?には、 ”息もつかせぬ10大見せ場が連続炸裂! ダーティハリー必殺のバズーカが唸る”と ありますから、アクション場面が10カ所あるのですね。 楽しみですね。では、簡単にその紹介を。
@峠のコンビニの駐車場で若い女がトラックを ヒッチハイク。山中の家へ送ってもらった女は、 ビールをご馳走すると運転手の相棒をつれて家に入る。 戻ってくるのを待つ運転手の背後から やってきた男に刺殺される。その男はビールを 抱えて出てきた相棒も散弾銃で射殺・・・。
Aサンフランシスコ市警殺人課の ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)と 相棒のフランク(ジョン・ミッチャム)は 酒屋に押し入った強盗事件で、車で店の中に突っ込み、 犯人たちにハリーは愛銃マグナム44で射殺。
B過激派グループが新型兵器を盗み出し、 同僚4人を虐殺する。
C警察署のトイレが爆破される。ハリーは犯人を追って シスコの街を駆け巡る。
D過激派の狙いはシスコ市長を誘拐して 活動資金を要求してくる。
Eハリーは新しく相棒となった 女性刑事ムーア(タイン・デイリー)と共に アルカトラス刑務所に立てこもった 過激派グループに立ち向かう。
後は、見てのお楽しみと言うことで。
監督のジェームズ・ファーゴのデビュー作だが、 「アイガー・サンクション」や「アウトロー」など イーストウッドの監督作品の助監督を務めただけに 見事な出来栄えです。
本作では、ハリーの決めゼリフはありませんが、 上司のマッケイ(ブラッドフォード・ディルマン)に 配転を告げられたハリーが思わず 叫ぶセリフ。 ” To personnel ? That's for assholes. ” (人事課? あんなケツの穴に)のように、
"assholes"と下ネタに関するダーティな言葉が 頻繁に出て来ます。 どんな状況の時に、どのように使うのでしょうね。
1976年(昭和51年)制作。 |

ダーティハリー2 2016年4月13日 BSプレミアム

映画ファンの皆さん、おはようございます! 「本屋大賞」に、宮下奈都さんの 「羊と鋼の森」(文藝春秋)が大賞に選ばれました。 同書の初版が6500部だったそうだが、
古いピアノを見に来た調律師の ”良い羊がいるから大丈夫”と言う言葉から 着想してこの本が書かれたそうだが、 これからストーリーはを紡いでいくとは、 やはり作家は創造力が素晴らしいですね。
今日の映画紹介は「ダーティハリー2/Magnum Force」。 BSプレミアムで2016年4月13日(水)13:00〜放送。 先週に引き続き、『ダーティハリー』シリーズの2作目。 前作を超えるヒットを記録。
キャッチコピーは ”息もつかせぬダーティハリー第二弾! 豪快アクションが連続炸裂! 必殺拳銃マグナム44がシスコにうなるとき、
巨大な12の見せ場をひっさげて、燃えるハリーが帰ってくる!”。
市の労働組合組織を握るカルミネ・リッカが
証拠不十分で釈放されるが、直後、完全武装した謎の警官に射殺される。
これをきっかけに法の網をかいくぐる 賭博、麻薬、売春に絡んだマフィアの大物ばかりを 狙った連続殺人事件が起こる。
ハリーは10年来の友人の白バイ隊員の チャーリー・マッコイと射撃練習所へ行き、 そこで交通課所属の4人の新人警官、 ジョン・デイヴィス、マイク・グライムズ、 フィル・スイート、レッド・アストラカンの 四人の新米警官と知り合う。
彼等はいずれも陸軍の空挺部隊出身で 正義感と闘志にあふれる若者だった。 彼等の射撃の腕前に、ハリーは目をみはり、 好感を持つと同時に直観的にある疑惑を抱くのだった。
警察内部の腐敗に、独り立ち向かう正義の味方 ハリーと言ったところでしょうか。 メインストーリーは四人の若者との対決ですが、 その他にも、ハイジャック事件とか 強盗団との銃撃戦など、次々起こる事件を エネルギッシュに片付けていますね。
バイクチェイスに、クライマックスでは、
造船所の廃棄された空母の中での追いつ追われつの アクションには手に汗を握ります。
制作は1973年(昭和48年)。 監督は「続・猿の惑星」のテッド・ポスト。
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ダーティハリー 2016年4月6日 BSプレミアム

映画ファンの皆さん、おはようございます!
「パナマ文書」と呼ばれる機密文書が
暴露されて、タックスヘイブンの住人達は大慌てのようです。
ロシアのプーチン大統領の友人のほか、 英国、パキスタンなどの首相の親類、
ウクライナ大統領や
アイスランド首相本人に、 腐敗撲滅をスローガンにしている、
中国の指導者の名前もあり、
中国では例の如く 報道規制で知らんぷりです。
金持ちには金持ちの悩みがあるようですが、 貧乏人の私も、お金が無いと悩むより、 有り余る金をどうしょうかと、悩んでみたいです。
今日の映画紹介は「ダーティハリー/DIRTY HARRY」。 1970年代のハリウッド・アクション映画を代表する作品。 シリーズ化され、『ダーティハリー2』 、 『ダーティハリー3』、『ダーティハリー4』、 『ダーティハリー5』が製作される。
イーストウッドが西部劇のスターから都会派へ 転身した映画。その功労者はドン・シーゲル監督。
監督は本作以前に「マンハッタン無宿」、「真夏の死闘」、 「白い肌の異常な夜」とイーストウッドとコンビを 組んでいたので、4本目となる本作でイーストウッドの 魅力を最大限引き出していますね。
イーストウッドは当時、41歳。 193cmの長身にS&W44マグナムのでかい拳銃に セットでないサンフランシスコ市街地での 銃撃シーンの撮影は臨場感あふれていますね。 今、見てもスタイリッシュです。
サンフランシスコ市警の殺人課刑事、 ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)は 44マグナムを片手に強引な捜査を行うため、 仲間から「ダーティハリー」と呼ばれていた。
冒頭からハリーがマグナムをぶっ放しますね。 昼食をとる間、ハリーは銀行が襲われると予感した 見せのマスターに警察に通報するように頼む。
”じきに犯行が始まる…、増援が間に合ってくれよ”と 言っている間に銀行が襲われる。
逃げる犯人を追い詰めて、 ハリーが吐くセリフが格好いいです。 ”考えているな。弾が残っているか。 …これは特製のマグナムだ。脳みそがぶっ飛ぶぞ。 よく考えろ…”と。
ビルの屋上からプールサイドの女が銃殺される。 “サソリ座の男”と名乗る犯人(アンディ・ロビンソン)から 脅迫の手紙がサンフランシスコ警察に届いた。 「10万ドルの要求に応じなければ、 次の犠牲者を同じ手口で殺す」とあった。
上司のブレスラー(ハリー・ガーディノ)や 市長(ジョン・ヴァーノン)は ハリーの過激な行動を戒める。 ”君は、去年も街で人を殺している。許さんぞ” しかし、ハリーはしれっとして言い返す。 ”殺して悪いですか?”と、
ハリーは、強盗との銃撃戦で脚に重傷を負っていたが、 事件を知ると、上司の言葉を無視して犯人を追跡する。
ハリーは相棒の チコ(レニ・サントーニ)とコンビを組み、 ”頼むぜ、君が死ねば、俺も死ぬことになる”と 犯人を追い詰めるのだったが…。
本作が面白いのは犯人役の アンディ・ロビンソン の 名演技?ですね。当時29歳でオフ・ブロードウェイの
役者時代にシーゲル監督に 才能を認められただけはあります。
1971年(昭和46年)制作。 |

人生の特等席 2016年4月4日 BSプレミアム
 映画ファンの皆さん、おはようございます!
今日は元気が出る映画をもう一本紹介しましょう。 それは「人生の特等席」。 BSプレミアムで2016年4月4日(月)21:00〜放送。 2012年11月に観た時の感想文。
クリント・イーストウッド、82歳の主演です。 「許されざる者」と「ミリオンダラー・ベイビー」で 2度にわたってアカデミー賞作品賞と 監督賞のダブル受賞は記憶に新しいところですが、 私的には彼の映画と言えば TVの西部劇「ローハイド」に マカロニウエスタンの「夕日のガンマン」が すぐ、頭に浮かびますね。
原題が「Trouble with the curve」だから、 邦題とちょっとニュアンスが 違う気がしましたが映画を見て”特等席 ”の 意味が理解できましたね。
 キャッチコピーは ”スカウトマン、娘一人。 キャリア最後の旅に出る。”。
冒頭、目はかすみ足はふらつき、トイレでは 小便の出が悪く、悪戦苦闘する場面から始まる。 (このシーンは同感するところ多々有りました?)
クリント・イーストウッド演じるガスは メジャーリーグアトランタ・ブレーブスの 名スカウトとして腕を振るってきたが、 しかし近年はパソコンを使ったデータ分析が 主流で、ガスのような昔気質のスカウトマンは すっかり時代遅れだった。又、家庭を顧みず 頑固で不器用に生きてきたガスだった。
引退を前に最後のスカウトの旅に手を貸したのは、 弁護士として活躍していて、 父との間にわだかまりを感じ続けてきたひとり娘の ミッキー(エイミー・アダムス)だった。
”専門医の診察を、スカウトにとって目は命でしょ” ”お前の助けは要らん、さっさと帰れ” ”嫌でも気になるわよ、娘なんだから”と、
父娘の旅の最後にそれぞれが見つけた人生の 特等席とは・・・。
劇中で、妻の墓前で歌う ”You are my sun"が印象に残りました。
♪♪You are my sunshine My only sunshine You make me happy・・・・・・♪♪
監督はロバート・ローレンツ。 |

白い肌の異常な夜 2016年2月19日 BSプレミアム
 映画ファンの皆さん、おはようございます!
 今日の映画紹介は「白い肌の異常な夜」。
BSプレミアムで2016年2月19日(金)
13:00〜放送。
原題は「THE BEGUILED」なのに、
どうして このような邦題をつけたのでしょう。
タイトルだけ見ると、
ポルノ映画かと思ったら、 監督がドン・シーゲルで、
主演がクリント・イーストウッドと
くれば、 後半は怖い映画になるのですね。
キャッチコピーは ”その夜から、蒼ざめた血のざわめきが聞こえはじめた 森ふかい女だけの館に…<ローズマリーの赤ちゃん>を しのぐ衝撃作!”。
南北戦争末期、南部にある深い森の中。 森の中でキノコ採りをしている12歳女の子の エミー(パメリン・ファーディン)は 戦闘で傷つき意識をなくして倒れている北軍兵士の マクバーニー伍長(クリント・イーストウッド)を発見。
ファンスワース女子学院へ彼を運び込む。 この女子学院には 院長のミス・マーサー(ジェラルディン・ペイジ)、 教師のエドウィーナ(エリザベス・ハートマン)、 キャロル(ジョー・アン・ハリス)等が 戦火を避けて、女たちだけで自給自足の生活をしていた。
女たちは負傷していた男が敵方の兵士で あることに気づき困惑するが、 南軍兵士の目をかわしながら男の看病をする。
手当の甲斐あって、マクバーニーは回復するが、 すると今度は、その男の魅力が女たちを虜にしてしまう。 やがて、女たちは互いに欺瞞と妬みを募らせていき…。
前半は、女の園に飛び込んだイーストウッドが モテモテで天国だぁ〜と思ったら、 後半は女たちの欲望が嫉妬が渦巻き始めて、 タイトル通りに「白い肌の異常な夜」へ 彼は地獄へまっしぐら〜。
本作は1971年(昭和46年)制作ですから、 イーストウッドはこの時、41歳の男盛りで格好いいですね。 ハードボイルドのイメージからほど遠い役を演じていますが、 シーゲル監督と組んでのホラー&サスペンスの
恐怖を楽しんで下さい。 |
鑑賞日:2014年3月22日
BS日テレ
邦題:センチメンタル・アドベンチャー
原題:Honkytonk Man
監督:クリント・イーストウッド
出演:レッド・ストーバル/カントリーシンガー
(クリント・イーストウッド)
・ホイット/レッドの甥
(ケヴィン・コスナー)
・おじいちゃん/ホイットの祖父
(ジョン・マッキンタイア)
・マーリン/酒場の少女
(アレクサ・ケニン)
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映画ファンの皆さん、おはようございます!
今日の映画紹介は「センチメンタル・アドベンチャー」。 BS日テレで3月23日(日)の20:00から放送。
昨日放映された「パーフェクト・ワールド」に続く、 イーストウッド監督、主演のロードムービー。 原題が「Honkytonk Man」。 ”honkytonk”は”音楽を演奏するバーの一種”と
あるから、”酒場で歌う流しの男”とでも言うのでしょうかね。 それにしても、邦題の意訳はすごい。
先日紹介した、ジェフ・ブリッジスの「クレイジー・ハート」と同様、 歌と酒を愛する中年(当時、イーストウッドは52歳)の カントリーシンガーの物語。
大恐慌時代を背景に、カントリー・シンガーの レッド(クリント・イーストウッド)は ナッシュビルで開かれるオーディションに誘われる。
トラックに古ギターを積み、同行するのは彼を尊敬する甥の ホイット(実の息子のカイル、当時14歳)と
死ぬ前に故郷に帰りたいというホイットの祖父(ジョン・マッキンタイア)。
珍妙な3人連れは、一路ナッシュビルを目指す。 途中、詐欺師、ウェイトレス、酒の密売人、弁護士、 ジャズ・シンガー、そして夜のレディ達と様々な
人々との出会いとトラブルを経験していく、
ホイットの目を通してのロード・ムービ。
この映画の見所は イーストウッドが歌う、「Honkytonk Man」。 下記の歌詞を見ながら、 耳に優しい彼の歌を目と耳でお楽しみ下さい。
I've never seen you look quite so sad I've never felt me feel quite so bad I know we both feel that we have been had I guess we were just not that strong So I lost my woman and you lost your man Who knows who's right and who's wrong But I've got my guitar and I've got a plan Throw your arms around this honkytonk man Throw your arms around this honkytonk man And we'll get through this night the best way we can It's the best all pain killer since hearten began Throw your arms around this honkytonk man I miss that woman and you miss him too There's not a hell, of a lot we can do Cling to each other till the hurt in is through And the hurt can only last just so long You be my woman and I'll be your man Even if just for a while I still got my guitar and I've got a plan Throw your arms around this honkytonk man Throw your arms around this honkytonk man And we'll get through this night the best way we can It's the best all pain killer since hearten began Throw your arms around this honkytonk man Throw your arms around this honkytonk man
笑いの中に人生のペーソスが漂う映画です。
クリント・イーストウッドは俳優は勿論、監督、制作、脚本、 歌にギターにピアノと何でも一流です。
才能がある人は沢山の才能があるのですね。 |
鑑賞日:2014年3月22日
BS日テレ
邦題:パーフェクト・ワールド
原題:A Perfect World
監督:クリント・イーストウッド
出演:レッド・ガーネット/
(クリント・イーストウッド)
・ブッチ・ヘインズ/
(ケヴィン・コスナー)
・サリー・ガーバー/
(ローラ・ダーン)
・フィリップ・ベリー/人質の少年
(T・J・ローサー)
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