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登山日時:昭和42年5月29日〜5月31日 |
登山場所:尾瀬沼→三条の滝→尾瀬ヶ原
参加者:浜井・大川・志田・北條・三堀・大久保・高杉・渋谷
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美しい尾瀬!水芭蕉やニッコウキスゲの花で象徴される尾瀬の山と湿原に
本邦屈指の大飛瀑・三条の滝探勝を加えた最も楽しく歩けて尾瀬のよさを
満喫できるプロムナードコース。 |
5月29日
茅ヶ崎(東京行きに乗車)→上野(普通秋田行き)→沼田
18:25 19:50 1:50
22:03
2:25
5月30日
鳩待口→鳩待峠→山の鼻→竜宮小屋→三条の滝→竜宮小屋(泊)
3:35バス7:25 9:20 11:30(昼食)14:15 16:40
3:40 7:50 9:35 12:40 14:45
6:18
5月31日
見晴→沼尻小屋→長蔵小屋→三平峠→一の瀬→大清水→沼田
6:45 8:30 10:45 11:40 13:40 16:50
7:00 9:00 10:55 15:00 17:04
沼田発17時04分→上野着22時03分 |
去年よりの予定通り尾瀬行きを実行。
費用は交通費、小屋代等を含んで3500円。
その他、菓子、果物、飲み物、フィルム代等で1500円で計5000円。
29日、茅ヶ崎駅に集合して出発。
雨が降ってきて、空模様の悪化を恐れるが降られるのは覚悟していたので
それほど動揺せず。
全員集合出発。
人数は8名でパーティとしては手頃のせいか良くまとまって、
期待に胸を膨らませて夜行列車へ。
汽車は空いていて、楽しく時間を過ごし、居眠りを貪り沼田着。
バスに揺られて鳩待口迄、道悪く居眠り出来ず。
FOと頭を寄せ合って、自分の望む時間は余りにも短く鳩待峠に着く。
空模様ははっきりせず。身支度整えて出発。
懐中電灯で道を照らして、歩き出す。
夜が明ける頃、雨が降り始めるがそれほどひどくない。
適当な所で朝食。
又、雨が降ってきたので、食事もそこそこに慌てて出発。
30分歩いて、5分休憩で鳩待峠へ。
この間、降ったり止んだりの天気。
しかし、雨に濡れそぼっている木々の新緑の鮮やかさは自然の息ぶきを
実感する。
予定だと至仏山に登る予定なれど、山の残雪が相当あり。
直接、竜宮小屋へ向かう。
途中に水芭蕉の可憐な姿に出会う。花はまだ小さい。
尾瀬ヶ原入り口よりカメラを取り出し写し始める。
この頃より天気が回復の兆候。例の木道を歩き出す。
他のハイカーは少なく、途中で休みながら歩くが、
太陽が顔を見せ始めると皆、眠気を催し休憩の度に居眠りの練習。
とするうちに竜宮小屋へ、ここで昼食。
昼食後、三条の滝へ。滝までの道は相変わらず悪い。
しかし、滝は水量が豊富で周りを圧して壮観な眺めなり。
途中のツツジや白蓮の花を愛でつつ、帰りは東電小屋分岐を通って小屋へ。
この頃はあたりはもう暮色につつまれ、尾瀬ヶ原に夜の帳が包みこもれると、
もう幻想の世界のようだ。
いつまでも、この時間をこのまま、止めていたいと思った。
FSさんの言葉ではないが水芭蕉は寂しい花だと言うがその通りだ。
何か、心の奥に訴えて来るような物悲しく感じる。
リュキンカの橙色の花も寂しそう。
FSさんは見かけによらず利発でユーモアにあふれ、しっかりした考えを持っている。
なにやかやと駄弁りながら小屋へ到着。夕食を終えて、一風呂浴びて一杯飲む。
飲むと皆、独身ばかりなのせいか結婚についてワイワイガヤガヤ。
皆、それぞれの自論を持っていて聞いていて大変面白い。
普段、こういう機会がないので参考になる。
FSさん、ハニーワインを飲みすぎてダウン。こういう光景も山では楽しみか。
楽しい時間は直ぐに流れ、21時に消灯。いつもの通り終始浅い眠り。
朝、5時起床。天気は快晴!
小屋の前の至仏山の残雪、朝もやカッコウの鳴き声と道具たては全て整っている。
青空の下の至仏山は綺麗だ!水芭蕉の白さが一際目立つ。言葉も無い。
6時出発。
アァ〜、いいなぁ!青い空、煌く太陽、清らかな水の流れ、鳥の鳴き声。
自然の美しさ、美しいものはいいなぁ〜!
カメラでパチパチやりながら沼尻へ。
ここでは尾瀬沼と燧ケ岳の美しさを見ながら、尾瀬沼に沿って歩き始める。
ここの周辺が他よりも一際まとまった美しさを持っている。
帰りの時間が近づくに従って、憂鬱になり、帰りたくない。
とは言え、仕方ない。暑さの中を黙々と一路、帰路へ。
三平峠をちょっと越えた所で昼食。
ハエのでかい奴がブンブンと飛び回っているが太陽の下の握り飯は美味い。
ここからはトップ。FTさんとペラペラと喋りながら一緒に歩く。
曰く、”俺は話しながら歩くと、暑さとか疲れを忘れるから調子いいや、充実した
時間は早く流れるからね。”とのたまう。
大清水でカンビールをグッグッと呷る。アァ〜、美味いぞ!
その勢いでバスの中で大声を張り上げて歌いまくる。
騒いでいる時にふと思ったことは、
いろいろな知識というものは人と話す時に非常に役立つということ。
例えば、歌を知っているということは楽しく一緒に歌を歌えるし、
博学は大いに結構。会話を盛り上げることが出来る。
後は疲れた身体を引きずって一路、ゴーホーム。
ここで少し、ゴタゴタ。帰りの時間になって女性群が泊まるところの相談。
リーダーはここでも大変。ご苦労様でした。
とまぁ、書き綴って来ましたが。
まとめは天気に恵まれ最高に楽しかった。
次回は至仏山と燧ケ岳に登りたい。 |



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