2011/9/13読書開始 9/17読破
戦国時代、土佐におこり、類まれな統率力をもって四国全土を席巻し天下をも窺った長曽我部元親。ついには豊臣秀吉に阻まれ、空しく朽ちてゆく六十年の本格推理長篇 英雄豪傑が各地に輩出し、互いに覇をきそいあった戦国の世、 四国土佐の片田舎に野望に燃えた若者がいた。 その名は長曽我部元親。わずか一郡の領主でしかなかった彼が、武力調略ないまぜて土佐一国を制するや、 近隣諸国へなだれ込んだ。 四国を征服し、あわよくば京へ…。が、そこでは織田信長が隆盛の時を迎えんとしていた。