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  S.W.A.T. 2016年4月26日

映画ファンの皆さん、おはようございます!

五輪エンブレムは藍色チェック柄の作品A の
「組市松紋」が採用されました。

好き嫌いはあるとしても、
この作品には
盗作疑惑はないでしょう。
アーティストのお名前が
野老(ところ)さんとは
珍しい名前ですね。



今日の映画紹介は「S.W.A.T.」。
BSプレミアムで2016年4月26日(火)21:00〜放送。
2003年9月に観た時の感想文です。

1970年代に同国で製作されたテレビドラマシリーズ
『特別狙撃隊S.W.A.T.』のリメイク。

”SWAT”とは、Special Weapons And Tactics
(特殊火器戦術部隊)の略称だが、日本にも
似た組織として、警視庁特殊部隊(SAT)や
警視庁刑事部捜査一課特殊犯係(SIT)がありますね。

ロサンゼルスで銀行強盗事件が発生。
警察はSWATを出動させる。
交渉人を使って交渉を始める。

ところが隊員の
ギャンブル巡査(ジェレミー・レナー)は、同僚の
ストリート巡査(コリン・ファレル)の忠告も
聞き入れず、独断で店内に進入。
しかも、人質を誤射して負傷させる。

仕方なく追随したストリートが犯人を制圧。
なんとか事件は解決したが、
命令無視と人質を負傷させた責任は重かった。
二人は武器庫の管理係へ降格となるが、
ギャンブルはこれを不服として警察を辞める。

半年後、ホンドことダン・ハレルソン巡査部長
(サミュエル・L・ジャクソン)が
非難が多いSWATの立て直しにやってくる。

彼はパトロール警官のディークとサンチェスをスカウトし、
それに現隊員のボクサーとT.J.と
隊員に復帰させたストリートを加えて、
厳しい訓練を乗り越えてで突入班を作る。

と、ここまでが前半で、
後半では、その新チームの初仕事。
麻薬王アレックス(オリヴィエ・マルティネス)を
護送して、彼の身柄を連邦刑務所に移送することだった。

簡単な仕事に見えたが、アレックスが
“俺を逃がしてくれた奴に、1億ドル払う”と
マスコミに宣言したため、街には金の亡者が満ち溢れ、
ギャングどもが護送車に襲いかかる。

銃撃戦とSWATのチームワークと友情と
いいとこ取りのアクション映画。
監督はクラーク・ジョンソン。

P.S
この映画でジェレミー・レナーを知りました。
「ハート・ロッカー」(2009年)、
「アベンジャーズ」、「ボーン・レガシー」(2012年)と
アクション系のいい俳優になっていますね。

  アンナ・カレーニナ 2013年3月29日

映画ファンの皆さん、おはようございます!

 

今日の映画紹介は「アンナ・カレーニナ」。

BS-TBS2016126()21:00〜放送。

20133月に観た時の感想文です。

 

原作はあのロシア文学の最高峰、
レフ・トルストイ。

恋愛小説の代表と言われる愛のバイブル本。

遠い昔に一度は皆さん読んだ記憶が
あるでしょうね。

 

キャッチコピーは

”時代を駆け抜けた、美しも激しい運命の愛が、

現代によみがえる”。

 

19世紀末、帝政末期を迎えているロシア。

政府高官のカレーニン(ジュード・ロウ)の

妻・アンナ・カレーニナ(キーラ・ナイトレイ)は

たぐいまれなる美貌を誇り、

サンクト・ペテルブルクの社交界の華と称されていた。

 

ある日、彼女は兄夫婦の仲違いを仲裁するために

モスクワへと向かう途中、若い貴族の将校の

ヴロンスキー(アーロン・テイラー=ジョンソン)と出会う。

一目で惹かれあう2人。必死で平常心を保とうとする

アンナだが、舞踏会で再会した2人は、

もう情熱を止めることができなかった。

 

アンナは欺瞞に満ちた社交界と家庭を捨て、

ヴロンスキーとの愛に生きる決意をするが――。

 

さて、アンナの恋の行方は?

端的に言えば、不倫の映画だが、

映像美が素晴らしい。

映画全体を舞台劇とし、場面転換の時に映像が

隣のステージに移動するイメージで舞台劇を

見ているようでした。

 

特に、アンナとヴロンスキーの舞踏会でのダンスシーン。

華麗なドレスを身にまとい、シャネルから提供された

ダイヤモンドジュエリーを輝かせながら、

マズルカの旋律にのって踊るキーラ・ナイトレイは

ゴージャスであまりの美しさに目が点になりました。

息をのむ美しさとはこのことでしょうね。

この、シーンだけでも見る価値がありました。

 

監督はジョー・ライト 。

 

 ウォーキング withe ダイナソー      2013年12月31日
映画ファンの皆さん、今晩は〜!
横浜地検川崎支部から逃走していた
杉本裕太容疑者が逮捕されました。
逃亡を助けた友人も逮捕されるでしょうね。
類は友を呼ぶ。

今日の映画紹介は上映中の
「ウォーキング with ダイナソー 」。

恐竜と言えば子供の頃は憧れの怪獣でした。
今でも親しみを持っていますけどね。

と言うことで7000万年前にタイムスリップ。

英国BBC EARTHフィルムズが最新の科学的検証を基に、
恐竜たちの姿を実写とコンピューターグラフィックス(CG)を
合成した映像は素晴らしい出来栄えで、
活き活きと当時の姿を再現しています。

白亜紀後期のアラスカ。
パキリノサウルスの子どもであるパッチは、
兄弟の中で一番体が小さいみそっかすだが
一生懸命生きていた。

ある日、翼竜に襲われたパッチは、
なんとか父親に助けられるものの、
パキリノサウルスの特徴である角に穴があいてしまう。

冬になると食料を求めて
南へ移動する習性を持つパキリノサウルスは、
集団で移動を始める。
肉食恐竜に襲われたり、
山火事にあったりしながら、
パッチたちは厳しい環境の中、食料を求めて旅を続ける。

今迄の恐竜映画と違うところは、
ちびのパキリノスルスを人格化してガールフレンドと共に
大人になるまでの成長過程を描いて、
ストーリー性を持たせている点でしょう。
それに、角に穴を空けて、他の恐竜と違う目印を
つけるなど工夫していますね。
(我々には恐竜の顔は見分けがつかないですから。)

木梨憲武さんが、主人公・パッチとして10年ぶりに声優で出演。

お孫さんと一緒に童心にかえって見てください。







 永遠の0 2013年12月22日

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は上映中の「永遠の0」。
原作は百田尚樹。
450万部を超えるベストセラー小説なので読んだ人も
多いでしょうね。

「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの山崎貴監督なので
VFXに期待していましたが、
「見せるVFX」を意識したというだけあって
真珠湾攻撃やミッドウェー海戦のシーンは勿論、
登場する日本側の二一型、五二型のゼロ戦や
空母・赤城に加えて艦攻、艦爆のシーンは迫力満点。

ゼロ戦の搭乗員から見たアングルは臨場感溢れ、
自分がパイロットになったようで、その時間を共有出来ました。

VFXだけではなく、現在と戦時中の話を
交錯させて宮部の生き様と彼が何故、
臆病者と言われたのかという謎解きの要素が
組み合わさって素晴らしい映画になっています。

宮部役の岡田准一はアクションだけではなく
生き残るために苦悩する姿の演技力には
いい俳優になったなぁと思いました。

終戦から60年経った2004年、
佐伯健太郎(三浦春馬)は司法試験に失敗して浪人中。
祖母・松乃(井上真央)が他界し葬儀に参列するが、
そこで祖父・賢一郎(夏八木勲)とは
血がつながっていないことを知る。

松乃の最初の夫は零戦パイロットで
終戦間近に特攻隊員となり死んでいった
宮部久蔵(岡田准一)だった。

出版社に勤める姉の慶子(吹石一恵)に頼まれて
健太郎は久蔵がどんな人物だったか調べようと、
2人でかつての戦友を訪ねてまわる。

しかしその先々で、
類まれなる操縦センスを持ちあわせながらも、
敵の駆逐よりも生還を第一に考えていたと。
海軍一の臆病者といった手厳しい評判ばかりだった。

それは、久蔵が妻・松乃と娘・清子のために、
家族の元に生きて戻るという約束があったためだった。

”たとえ死んでも、それでも僕は戻ってきます”と

それならなぜ久蔵は特攻の道を選んだのか。
やがて久蔵の最期を知る人物に会い、、
健太郎は久蔵の懸命な思いを知る……。

戦闘シーンは見応えがあり、
手に汗を握る一方、
家族や戦友との別れがあり泣けましたね。
知覧特攻平和会館を訪れたことを思い出し、
特攻隊員の気持ちが少しは解ったような気がしました。

観終わって、悲しい物語なのに
すがすがしい気持ちになったのは何故でしょう。
心に響く映画でした。

ラストに流れるサザンオールスターズの
「蛍」は美しい茜色の映像と重なって
印象的でした。

祖父役の夏八木勲はこの映画が
遺作となりました。







 ゼロ・グラビティ 2013年12月19日
映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

阿部首相が靖国神社を参拝。
自分の信念で参拝するのはいいが、
首相を辞めてから行って欲しかった。

人間、一人で生きていけないように
国も、一国だけでは生きてはいけいない。
そこらへんの配慮をするのが指導者でしょうが。
首相、空気読んでよ!

と文句を言っても仕方がないので、別世界へ。
今日の映画紹介は上映中の「ゼロ・グラビティ」。

現在、若田光一船長が国際宇宙ステーション(ISS)で
長期滞在して仕事中。映画を見て、彼もこんな宇宙環境で
活動しているのだなぁと実感しました。

舞台は地球の上空、600Kmの無重力空間(ゼロ・グラビティ)。
ここは気圧も酸素もなく身を守るのは宇宙服だけ。

スペースシャトルの船外ミッションを
ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー
(ジョージ・クルーニー)のサポートのもと、
ミッション遂行中のメディカルエンジニアの
ライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)。

突然、ヒューストンから緊急命令。
”作業中止!至急シャトルへ戻り、地球へ帰還せよ。”

中国が人工衛星を破棄するため破壊した
衛星の破片が別の衛星に衝突してデブリが発生。

その破片がスペースシャトルを大破させる。
二人は一本のロープでつながれたまま
漆黒の無重力空間へと放り出される。

スペースシャトルを失い、
残された酸素も2時間分しかない状態に。
さぁ〜!どうする2人…。

アルフォソン・キュアロン監督の才能は凄いですね。

出演者はサンドラとクルーニーの2人だけ。
後半はサンドラの一人舞台で後は暗黒の宇宙だけ。
これを3D映画で見せるのですからね。

背景に常時、美しい地球を置いて、
前方に人物を配置し、遠近感を出し。
実写とコンピューター・アニメにCGIの組み合わせは
素晴らしい映像を創り出しています。

特に秀逸なのは12本のワイヤを遠隔操作で
操り人形のように”浮かせる”システムで
創り出した無重力状態の動きは
宇宙で実写撮影したのと同じ?

ただ、ちょっと気になる点は
中国のISSを利用しての地球突入はおかしい点が多々あったが
サンドラの演技力に免じてまぁ、いいか〜!









 武士の献立 2013年12月16日
映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

楽天の田中将大投手が球団に、
新ポスティング制度での米大リーグ移籍を申し入れました。
どのチームに入団するのか、契約金は幾らか楽しみですね。

今日の映画紹介は上映中の「武士の献立」。

2010年に公開された森田芳光監督の『武士の家計簿』は
そろばんで藩に仕えた武士と家族の物語でした。

この映画は包丁で藩に仕えた武士と家族の話。
「料理無言抄」という舟木親子のレシピをもとに、
当時の料理をそのまま再現しているので料理を見ると
当時の人がいかにグルメだったかわかりますね。

時は江戸時代、加賀騒動の真っただ中の加賀藩。
藩主・前田吉徳の側室・お貞の方(夏川結衣)に
使える女中の春(上戸彩)は
優れた味覚と料理の腕を持っていたが、
その勝気さ故に嫁ぎ先を1年で離縁された身。

江戸屋敷での台所方・舟木伝内(西田敏行)に
その才能を買われ、
彼の息子・安信(高良健吾)の嫁に迎え入れられた。
しかし、安信は剣術が好きで道場の娘・佐代(成海璃子)と
一緒になることを夢見て剣術に励んでいた。
しかし、兄の急死により渋々家を
継ぐことになったこともあって、
自分を包丁侍と卑下しながら仕事をしていた。

春は姑の満(余貴美子)の力を借りながら、
安信からは4才も年下であったので
古狸と言われながら、料理を教えるのだった。

料理と加賀騒動を絡めての物語は面白かった。
刀でなく包丁で藩に仕え、
騒動を乗り切るアイディアもいいですね。

「和食」が無形文化遺産登録されたのも
当時のレシピをもとに海の幸、山の幸や
珍しい食材を使っての献立をスクリーンで見ると
無形文化遺産だとよくわかります。

城の台所が包丁侍の戦場。
女ではなく男達が忙しく働く姿は
何だか新鮮でした。
特に藩の行く末を決める、クライマックスの饗応料理は
豪華で七の膳にデザート付の料理は見どころ。

上戸彩が8年ぶりの映画主演だが熱演。
監督は朝原雄三。

キャッチコピーは
”妻の料理がうまいと、
夫の出世もうまくいく!?”









 47RONIN 2013年12月13日

映画ファンの皆さん、おはようございます!

 

2014年度税制改正大綱が決まりましたが、

来年4月に消費税率を8%に引き上げを前提に

消費税の軽減税率制度は結論を先送りし

逆大企業の飲食のための支出(交際費)の一部を非課税にするなど

企業優遇し家計に負担になりそうです。

 

税金を取る方ばかりに力を入れて、出る方を抑えるという

考えはないようです。

税金を取るだけの政策だったら私でも出来る。

 

と愚痴を言っても仕方がないので映画を見てストレス解消。

今日の映画紹介は「47RONIN」。

 

そうです。忠臣蔵を題材にした映画。

今日は元禄151214日は吉良邸への討ち入りの日。

 

で、どんな映画かと言うと、

ハリウッド映画になると忠臣蔵も似て非なる映画になるようです。

まぁ、SF風に言えば、

パラレルワールドの忠臣蔵と思えば理解しやすい。

登場人物はそれらしき人物が登場するが、

時代考証は関係なしのアクション・ファンタジー。

 

浅野内匠頭(田中泯)を領主とする播州赤穂。

赤穂を手に入れようと吉良上野介(浅野忠信)は、

側室の謎の女ミヅキ(菊地凛子)と共に、

徳川家も滅ぼして天下を取ろうと策略を練っていた。

 

混血児のカイ(キアヌ・リーヴス)は子供のころ、領主浅野に助けられ、

天狗の子と言われながら浅野の娘ミカ(柴咲コウ)と愛を育み、

郊外の小屋で暮らしてきた。

カイは、浅野父娘のためなら、その恩と愛に報いたいと思っていた。

 

綱吉(ケイリー=ヒロユキ・タガワ)が

赤穂を訪れてい時、浅野はミヅキとの陰謀により浅野家取り潰される

大石は吉良によって地下牢に押し込められ、

家臣たちは四散カイは奴隷としてオランダ人に売られる。

 

1年後、牢から出された大石は、妻りく国本なつき

息子の主税(赤西仁)と再会し、家臣47と仇討ちを決意するのだった…

 

ドラゴンに怪獣が登場し、妖術使いが絡まれば

時代劇と言うよりCGが素晴らしいファタジー・アドベンチャー映画。








 利休にたずねよ 2013年12月10日

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は上映中の「利休にたずねよ」。
第140回直木賞を受賞した山本兼一の同名小説を、
歌舞伎俳優・市川海老蔵の主演で映画化。

洋画の持つテンポの良い映画は大好きですが、
この映画のようにゆったりした間を取った映画もいいですね。

狭い茶室、障子からの柔らかい光の中で
作法に則った優雅な所作にローソクの明かりと影。
茶道など知らない私ですが、引き込まれます。

冒頭、3,000人の兵に取り囲まれ、
雷鳴とどろく嵐の中、武士でもないのに
豊臣秀吉(大森南朋)の命によって
切腹しようとする利休(市川海老蔵)。
付き添っていた妻・宗恩(中谷美紀)に
”あなた様にはずっと想い人がいらしゃったのでは…”
との問いに利休は胸に秘めていた遠い記憶を蘇らせる。

と切腹の時から始まって、時系列を逆にして
過去から再び切腹するラストシーンに戻す手法は秀逸。

最初の回顧シーンでは
織田信長(伊勢谷友介)の茶道具の名物狩りの場面で
利休が少し遅れてやって来る。
これは月が昇る時間を計算して、蒔絵の盆に酒を張り、
月を映すと蒔絵の絵の山並みと雁が一体になり、
一幅の絵となり月見の風情に一変。

これで利休は茶頭として信長に仕えるようになるのだった。

と回顧シーンがエピソードのように続きますが、
利休の胸に秘めた想いとは。

若い頃利休は色街で遊び呆けていたが、
ある日、茶人・武野紹鴎(市川團十郎)の家で、
美しい女性(クララ)を見かける。
彼女は高麗からさらわれてきた、貢ぎ物だった。

そうです。彼女が利休の想い人だったのですね。
でも想いはかなわず、止むを得ず彼女を毒殺する。

信長に重用された利休は秀吉の下で
当初は”天下一宗匠”と名を馳せていたが、
”私が額づくのは美しいものだけでございます。”と
次第に秀吉の反感をかっていき、ついに切腹を命じられる。

千利休の師匠・武野紹鴎役に、
海老蔵の父である市川團十郎が特別出演していますが、
2月に死去されました。

この映画は日本の美を茶道を通して見せてくれます。
作者はいみじくも言っています、
彼は「空間プロデューサー」と。

茶道の精神は「和敬清寂」とか、
これは”おもてなし”の心。
そうです、
昔から日本人はこの気持ちを持っていたのですね。
映画を観終わって、
なんとなくわび・さび(侘・寂)が解ったような
気がしました?

しっかりした時代考証にロマンスを絡めての映画。
皆さん、時間があればぜひお出かけ下さい。







 REDリターンズ 2013年12月4日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は上映中の「REDリターンズ」。

”リターンズ”は前作が2010年の「RED」ですから
その続きの意味。

”RED”とは
Retired(引退した)、Extremely(超)、
Dangerous(危険人物)の意味で、
引退した元スパイでお歳を召されたメンバーが大活躍。
私たちと同年代?の彼らが大活躍、私も映画の中で大暴れ?

元CIAエージェントのフランク・モーゼズ
(ブルース・ウィリス)は、引退後、
恋人のサラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)と
普通の生活を楽しんでいた。

そこへ、
元相棒のマーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)が現れ、
新たなミッションにしつこく誘う。
全く乗り気じゃないフランクはこの誘いを断った矢先、
マーヴィンの車が爆発。
彼の葬儀に参列した後、
フランクは突如FBI捜査官に連行されるて、
ナイトシェードという計画について尋問される。

尋問中にゴードン(ニール・マクドノー)ら特殊部隊が
フランク抹殺のため襲撃を仕掛けてくる。
危機一髪のところを死んだはずのマーヴィンとサラに助けられる。

真相を追っていくうちにナイトシェード計画の責任者である
物理学者エドワード・ベイリー博士(アンソニー・ホプキンス)が
関わった小型核爆弾をめぐる冷戦時代の
極秘計画が襲われた原因だったのだ。

老いてますます盛んな老スパイの活躍が気持ちいいですね。
特に 英国諜報局MI6のスナイパーのヴィクトリア(ヘレン・ミレン)が恰好いい。
ロシア諜報機関のカーチャ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に
韓国人の殺し屋ハン・チョパイ(イ・ビョンホン)を登場させて
スタイリッシュなアクション場面にカーチェイスと
見どころはてんこ盛りで、これぞ娯楽映画。





 グランドイリュージョン 2013年11月7日


映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は上映中の「グランドイルージョン」。
illusionの意味は名詞で
思い[勘]違い,錯覚,幻想; 誤解.です。
そうですね、ここでは錯覚の意味合いでしょうか。


アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)、
メンタリストのメリット(ウディ・ハレルソン)、
脱出の天才・ヘンリー(アイラ・フィッシャー)、
カードの奇術師・ジャック(ディヴ・フランコ)の
4人のスーパー・イリュージョニスト・グループ
“フォー・ホースメン”は
ラスベガスでショーを行いながら、
遠く離れたパリの銀行から金を奪い、
観客の度肝を抜く。

この複雑に計画された不可解な犯罪に、
当局が動き出す。
FBI捜査官のディラン(マーク・ラファロ)と
インターポールのアルマ(メラニー・ロラン)は
証拠をつかめず、
元マジシャンのサディアス(モーガン・フリーマン)の協力を仰ぐが…。

原題は「Now You See Me」ですから
邦題の方がネーミングがいいデスネ。

1stイリュージョンがラスベガスでショーを
しながらパリ銀行から320万ユーロを盗む。

2ndイリュージョンはニューオーリンで
大富豪の資産1億4000万どる盗む。

3stのグランドイリュージョンは
隠し金5億ドルを盗む。

アトラス役のジェシー・アイゼンバーグは
先日、TVで放映されていた
「ソーシャル・ネットワーク」に
出演していましたが、滑舌ですね。

彼らのスポンサー、トレスラー役でマイケル・ケインが
まだまだ、頑張っていますね。

アルマ役のメラリー・ロランは美人でした。

キーワードは
”近づいて見るほど、
見えるはずのものが、見えなくなる。”
さて、
あなたはこのトリックを見破ることができますか?

トリックと言えば、私の人生も”Grand Illusion",
所詮、幻想で生きているように思えるのですが…?






 ダイアナ 2013年11月3日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は上映中の「ダイアナ」。
ダイアナがチャールズ皇太子と離婚してから
亡くなるまでの2年間に焦点が当てられた映画。
伝記映画かと思ったら
フィクションの要素が多い映画でした。

1997年8月、ダイアナ元英皇太子妃の交通事故死。
36才の若さでこの世を去って没後16年。
ダイアナの事故死については、
英王室や英軍によるものなど陰謀説など、諸説紛々。
真相はベールに包まれている。


1995年、英国皇太子妃ダイアナ(ナオミ・ワッツ)は
夫の不倫、王室との確執、
マスコミとの攻防に傷つき別居して3年。
2人の王子とも離れ、
シンデレラストーリーも終りを告げ、
絶望の中、寂しい暮らしをおくっていた。

そんなある日、
パキスタン人の心臓外科医の
ハスナット・カーン(ナヴィーン・アンドリュース)と出会う。
心から尊敬できる男性にやっと巡り逢えたと
確信するダイアナ。
BBCのインタビュー番組に出演し、
別居の真相を告白、
“人々の心の王妃”になりたいと語って
身内から非難されるが、ハスナットは彼女を励ましてくれた。

1年後、離婚したダイアナは、
地雷廃絶運動などの人道支援活動で世界中を飛び回る。
自分の弱さを知るからこそ、
弱者の心を理解する彼女は、
人々を癒し、政治を動かす力も持ち始めていた。
一方、ハスナットはゴシップ紙に書きたてられ、
彼の一族からも反対され、彼女から去る決意をする。
ダイアナは、
ドディ・アルファイド(キャス・アンヴァー)との
新しい関係に踏み出すが……。

この映画が英メディアの厳しい批判に晒されたのは
理想の公妃の前に一人の女性として
描いているからでしょうね。
彼女の揺れ動く心理描写はよく表現されていました。

ダイアナ妃のアナザーストーリーとして
見ればそれなりに面白い。






 おしん 2013年10月23日

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

作詞家の岩谷時子さんが死去されました。
私がカラオケで歌う、「君といつまでも」は十八番で
岩谷さんの名前はすぐ脳裏に刻み込まれました。
その他にもたくさんのヒット曲があります。
歌を聞く度に思い出すでしょう。合掌!

今日の映画紹介は上映中の「おしん」。
皆さん、ご存知のように、
1983年(昭和58年)に
放送されたNHK連続テレビ小説を
子供時代に焦点を当てて映画化。

冨樫森監督曰く、
「平成の新しい『おしん』を観ていただこうと
思っている。
エピソード集にはせず、母と娘の関係性を軸に、
映画として芯を通すつもり。こんな時代ですから、
泣いて泣いて元気になるような映画になれば」と。

この言葉通りに見るのが辛くて悲しい内容の映画ですが
劇中のおしんを見ると元気が出て来ますね。

明治40年、不作で食べるものが無くなった時、
父・谷村作造(稲垣吾郎)は、
母親・ふじ(上戸綾)の反対を押し切って、
泣く泣く7歳のおしん(濱田ここね)を奉公に出す。

初めは家族と離れる事に抵抗したおしんだが、
”母ちゃん。おれ、奉公さ行ぐ。もう決めだんだ。”と
母のため、家族のために、
米1俵で自ら奉公へ出ると決める。

奉公先の材木店では、早朝から夜遅くまで、
働きづめの毎日を強いられた。
女中頭・つね(岸本加世子)にいびられながらも
辛抱に辛抱を重ねて、
”雪とげたら、家さ帰れる……”と頑張っていたが、
店の財布から50銭銀貨がなくなったと濡れ衣を
着せられ吹雪の中、店を飛び出してしまう。

猛吹雪の中、倒れたおしんを助けたのは
脱走兵・俊作(満島真作)。
彼はおしんに読み書きや算術を教える。
俊作との幸せな一時もつかの間、
春が来て、俊作と別れの日が来る。

彼は大事にしていたハーモニカを、
”これおしんにやるよ”
 ”ほだな大事なもの…”
”大事なもんだから、お前にやるんだ”

死んだと思ったおしんが帰って来て喜ぶふじ。
しかし、この年も不作だった。
おしんは奉公先の加賀屋へ行き、手違いで追い払われるが
”どうが、おればさここにおいでけろ!
一生懸命働ぐから”と頼み込み
お奥様のくに(泉ピン子)の計らいで
働き始めるのだった…。

主人公・おしん役にはオーディションで
2471人の候補者から選ばれた濱田ここねの熱演が
光ますね。子役とはいえ厳冬の冬の中での迫真の
演技には驚きました。

ドラマで少女時代のおしんを演じた小林綾子が加賀屋の
若奥様・みの役で出演しています。

”どだなことが あっても 負けねえから”






 人類資金 2013年10月20日

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

作家の連城三紀彦さんが死去されました。
名古屋の出身で私はミステリー作品を
愛読していました。合掌!

今日の映画紹介は上映中の「人類資金」。
戦後、GHQが隠し財産として隠匿した、
いわゆる「M資金」を題材とした映画。

「M資金」と言えば田宮二郎が詐欺にあい、
多額の借金を負い、これが自殺の原因だと
言われていたのを思い出したことでした。

1945年、日本軍の秘密資金であった
600トンの金塊を回収した笹倉大尉は、
日本の将来を考えて
金塊を軍に戻さず海へ沈める。

2014年、M資金をネタに詐欺を行う
詐欺師・真舟雄一(佐藤浩市)は、
相棒の酒田(寺島進)と銀行家相手に商談中に
北村刑事(石橋蓮司)が現れ、
詐欺師とバラされて逃げる真船だった。

その真舟に石優樹(森山未來)と名乗る男が現れ、
“財団”の人間が真舟を待っていると告げる。
日本国際文化振興会、前身は日本国際経済研究所と
いうその“財団”の名前は
何者かに殺された父が持っていたノートの中にもあり、
彼は石(セキ)の言葉に
興味を持ち財団のビルに向かう。

M資金は実在するのか、実在するなら一体何なのか?

向かったビルで防衛省の高遠美由紀(観月ありさ)と
その部下に襲撃されるが、逃げおおせた二人は、
別のビルへ行く。
そこで本庄一義(岸部一徳)や
仮の名を“M”(香取慎吾)という真の依頼者も現れ、
50億円の報酬と引き換えに
投資顧問会社代表を務める笹倉暢彦(仲代達矢)の
“財団”によって管理されている
10兆円ものM資金の奪取を持ち掛けられるのだった。


映画『亡国のイージス』の原作者・福井晴敏と
監督・阪本順治のコンビで制作されただけあって
中身の濃い映画になっています。

ロシアのハバロフスク、タイのカンチャナブリ、
ニューヨークの国際連合本部でのロケしただけあって
スケールが大きく又、「M資金」がどのようにして
タイトルの「人類資金」に変わっていくのか
その過程が面白いですね。

”M”の腹心・石優樹(森山未来)が
国連で行う、英語の演説には感動しました。
(英語がうまいなぁ〜!)






 アタル 2013年10月17日

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は上映中の「アタル」。
TVドラマで主人公のアタルが
サバン症候群に起因する特殊能力を使って難事件を
解決していく姿を楽しまれたでしょう。
これはその劇場版。

正式なタイトルは
『劇場版 ATARU THE FIRST LOVE &
           THE LAST KILL』。
長いですね。でもこれから内容は推測出来ますね。

チョコザイことアタル(中居正広)は、
人とのコミュニケーションに問題を抱えている一方、
写真と同じように記憶する能力があり、
FBI捜査官ラリー井上(村上弘明)に
スカウトされ、
FBIの内部組織SPBで訓練を受けた彼は、
日本で元刑事の蛯名舞子(栗山千明)や
沢俊一(北村一輝)刑事と協力して
様々な難事件の解決して
ニューヨークへと戻っていった。

ある日、東京とニューヨークで、
時を同じくしてコンピュータウイルスによる
鉄道の送電線爆破事件が発生すると同時に
アメリカでもFBIのオフイスが爆破される。

警視庁では
車椅子の女性管理監・星秋穂(松雪泰子)を
中心とする捜査本部が設置される。
操作の結果、ウイルスを生み出した謎の
女マドカ(堀北真希)が捜査線上に浮上してくる。
問題解決の為、
アタルがFBI捜査チームの一員として来日、
捜査本部に合流したアタルだったが…。

アメリカのラスベガスのメインストリートや
ベラージオホテルの有名な噴水前の撮影。
又、クライマックスシーンでは
ロスゼルスのルート66の砂漠の中での
アタルとマドカの対決シーンのロケを
敢行しただけあって見所が一杯でした。

前田美波里さんが子供の頃に面倒を見た
修道院尼僧役のマドカをアリーニ・マツバラを
演じていました。
英語が上手だなぁと懐かしく見ましたよ。


上映されてそろそろ1ヶ月がとなりますから
上映は今週一杯迄でしょう。
まだ見ていない人は早くお出かけ下さい。






 そして父になる 2013年10月11日


映画ファンの皆さん、おはようございます!
今日の映画紹介は上映中の「そして父になる」。

子供の「取り違い」で起こる、親と子の苦悩の映画。

エリート会社員の野々宮良多(福山雅治)は
妻・みどり(尾野真千子)と
一人息子・慶多(二宮慶多)と
高級マンションで幸せな日々を送っていたが、
慶多の小学校入学前に、
妻が出産した病院から「取り違え」を告げられる。
実子は電器店を営む斎木雄大(リリー・フランキー)と
その妻・ゆかり(真木よう子)の
息子・琉晴(黄升?)だと言うのだった。

「子どもの将来のために結論を急いだ方がいい」という
病院の提案で斎木家と交流を始め、
家族ぐるみで交流を重ねるが苦悩は深まり。
子供たちは戸惑うばかりだった。

血のつながりか、
愛情をかけ一緒に過ごしてきた時間が大事か
あなただったらどちらを選びますか。
私だったら、(メ・ん・)?…。

それは映画を見ればわかりますね。
子供の気持ちか親子の絆かは、
そして結果は「そして父になる」。

一方がエリートで片方が子沢山で
どこにでもいる庶民と、
両家の対比が面白かった。

又、思い通りの自分の人生を歩んでいる
良多の過去を良多の父(夏八木勲)と
母(風吹ジュン)やみどりの母(樹木希林)を
登場させて単調にならないようにしているのが
良かった。

夏八木さんは今年の5月に亡くなっていますね。
監督は是枝裕和。
米映画会社のドリームワークスでリメイクされる予定。





 謝罪の王様 2013年10月2日


映画ファンの皆さん、おはようございます!
今日の映画紹介は上映中の「謝罪の王様」。

主演・阿部サダヲ、脚本・宮藤官九郎、
監督・水田伸生による、
架空の職業“謝罪師”を主人公とする
ナンセンス・コメディ。

土下座で謝罪するのは「半沢直樹」で大和田常務に
直樹が強要する場面が印象に残っています。
この映画は謝罪で問題を解決?するところが
面白いですね。
オムニバス風にケース毎に物語が展開して行きます。

ケース1は、
ヤクザの車に追突事故を起こした帰国子女の
倉持典子(井上真央)。
彼女は問題解決に東京謝罪センター所長・黒島譲
(阿部サダヲ)に相談する。
黒島の“謝罪”で助けられた典子は、
そのまま黒島のアシスタントとして働く。

ケース2は、
下着メーカーのセクハラ社員・沼田(岡田将生)は
共同プロジェクトの担当者・宇部(尾野真千子)に
訴えられるて黒島に頼って来る。

ケース3は、
大物俳優・南部(高橋克実)の
息子・英里人(鈴木伸之)が傷害事件を起こす。
元妻の壇乃はる香(松雪泰子)と
釈明の記者会見に備えて黒島に相談して来る。

とまぁ、次から次へと展開していきますが、
ケース5では
架空の国、マンタン王国の皇太子(野間口徹)が
お忍びで日本で遊んでいるところを
映画に撮影されたのが外交問題に発展。
てんやわんやの大騒動。

これをどう解決するのか、黒島の腕の見せどころ。
腕と言うより、土下座を越える、
魔法の呪文があったのですね。

理屈なしに楽しめますが、欲くを言えば
予算が無かったのかマンタン王国のセットが
ちゃちでしたね。
もっと、それらしく作ればアイデアが面白かったので
よりリアリティがあったのにと思いました。

蛇足、
みずほ銀行の記者会見で謝罪する
関係者が頭を下げた時間は20秒。
映画でも南部が頭を下げている時間を
カウントとしていたが、
20秒だと誠意が有りそう?





 エリジウム 2013年9月26日

映画ファンの皆さん、今晩は〜!
今日の映画紹介は今、上映中の「エリジウム」。

エイリアンと人間の衝突を描いた映画・「第9地区」
のニール・ブロンカンプ監督の第二作目。

2154年。
人口増加と環境破壊で荒廃が進む地球で
生活する貧困層。
その一方、富裕層だけは、
400キロ上空に
浮かぶスペース・コロニー“エリジウム”で
病気も、戦争も、貧困もない理想郷に住んでいた。

そこには、どんな病気も一瞬で完治する特殊な
医療ポッドがあり、永遠の命を得ることが出来る。

エリジウムを頭上に臨みながら、
ロボットの組み立て工場で
働くマックス(マット・デイモン)。
工場の事故で放射能を浴び、
余命5日と宣告されてしまう。
生き延びるためにはエリジウムで
治療する以外に道はない。
そこでマックスはレジスタンスの
スパイダー(ヴァグネル・モーラー)の助けを得て、
エリジウムへの潜入を図る。

だが、そこには防衛長官デラコート
(ジョディ・フォスター)が立ちはだかる。

ストーリーは単純明快。
地球上で貧困と病苦に喘ぐ多くの貧困層に対して
ひと握りの富裕層との闘いですね。
今の日本も格差社会、そのうち非正規労働者が
反旗を翻す時代が来るかも?

映画に登場するSF的なガジェットが興味深かった。
例えば、
マックスが自らパワードスーツ(強化外骨格)で
肉体を強化して闘う。
又、頭脳にはIDチップを埋め込み、
敵のデーターをダウンロードする。

ドロイドと呼ばれるセキュリティ用ロボットや、
天空に浮かぶ宇宙ステーションに連絡用シャトルは
SFファンには堪えられないですね。





 許されざる者 2013年9月17日

映画ファンの皆さん、今晩は〜!
今日の映画紹介は今、上映中の「許されざる者」。

先日、紹介したクリント・イーストウッドが監督と主演の西部劇をリメイク。
主演は渡辺謙、監督は李相日(リ・サンイル)で制作。
私にはオリジナル以上に、この映画の方が出来栄えがいいと思いました。

時代は1880年、開拓が進む江戸幕府崩壊後の北海道。
人里離れた土地で子どもたちとひっそりと
暮らす釜田十兵衛(渡辺謙)だが、
かっては人斬り十兵衛と恐れられていた。

新政府の追ってから逃亡生活10年余り。
不毛な地での生活に困窮する日々だった。

そこにかつての仲間・馬場金吾(柄本明)がやってくる。
金吾は彼に賞金稼ぎの手伝いを願う。
十兵衛は金のため再び刀を手にするのだった。

その賞金は女郎屋の遊女・なつめ(忽那汐里)が
開拓民・堀田(小澤征悦)兄弟に無残にも顔を
切り刻まれた事件だったが、
街を牛耳る警察署長・大石(佐藤浩市)は
馬6頭で手打ちしてしまう。

その処置に怒った遊女の頭・お梶(小池栄子)は
仲間たちとともに賞金を出し合って復讐を願うものだった。

北海道の冬の厳しさと雄大な風景の中の人間の生き様。
それにアイヌの人種差別の問題等を絡めて展開。
十兵衛の凄まじい生き方はグイグイと画面に引き込まれますね。

特に気に入ったのは十兵衛等と賞金首を追う
アイヌと和人のハーフの沢田五郎(柳樂優弥)の熱演。
オリジナルのキッド役ですが、彼の演技が光っていました。

先日、TVでオリジナルを見られた人は
微妙に違う箇所や、結末がどう変わっているか、
ぜひ、見て欲しいですね。




 キャプテン・ハーロック 2013年9月8日

109シネマ
映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

台風18号が上陸しました。
地震、台風と日本は本当に自然災害が多いですね。
皆さんの地域に被害が無いように祈るばかりです。

今日の映画紹介は上映中の
「キャプテンハーロック」。松本零士原作の
アニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」を、
総製作費3000万ドルに5年の歳月をかけて作り上げた
フルCGの3Dアニメーション。
ジェームズ・キャメロン監督が絶賛していただけに
見る価値のある映画でした。
実写と見間違うような人物像とアクションは
日本が誇る技術ですね。

人類が銀河の果てまで進出していた時代。
宇宙の星ぼしを開発し尽くした人々は
母なる星・地球を目指し、戦争を始める。

地球を守る為、
四隻の宇宙戦艦がこの紛争の切札として建造され、
その四番艦艦長にハーロック(声:小栗旬)が任命される

だがその大戦中にハーロックは終戦ととともに
姿を消してしまう。やがてハーロックは、
艦首に巨大な髑髏を刻んだ海賊船の艦長として現れた。
宇宙海賊として地球連邦政府は、彼の抹殺を謀る。

政府からハーロック暗殺命令を
受けた青年ヤマ(声:三浦春馬)は、
海賊船アルカディア号に乗組員を装い潜入。
しかし、ハーロックに近づくにつれ、
彼の目的とアルカディア号の正体、
そして地球に隠された真実を知ることになる。

世界が終焉を迎えようとしている中、
残された可能性に賭けようと闘うハーロックと仲間たち

監督が荒牧伸志に脚本が福井晴敏と来れば仕上がりは
万全ですね。
アニメとも実写とも言えない画像は夢があります。
SFファンにはぜひ見ていただきたい映画です。




 ホワイトハウス・ダウン 2013年9月5日

109シネマ
映画ファンの皆さん、おはようございます〜!

2020年の五輪開催地決定が迫って来ました。
ここに来て汚染水問題が起きて、マイナス要因です。
本来なら東電まかせずせず、
最初から国が率先して
やるべきことでしょう。
まだまだ、我が国のリスク管理は未熟に
思われてなりません。

今日の映画紹介は上映中の「ホワイトハウスダウン」。
6月に「エンド・オブ・ホワイトハウス」を見ています
(メ・ん・)?、テーマが同じなので同じ映画ではと
間違いますね。

ホワイトハウスがテロリストに狙われそれを
本職ではないSPが
大統領をテロから救出する筋書きに、
それに子供が絡むところは同じですが、
それはそれで、微妙に違うところを比較しながら
見ると面白かった。

議会警察官の
ジョン・ケイル(チャニング・テイタム)は、
大統領ジェームズ・ソイヤー
(ジェイミー・フォックス)を警護する
シークレットサービスの面接を受けるが
不採用となってしまう。

10歳になる娘エミリー(ジョーイ・キング)を
がっかりさせたくないと考えたジョンは、
娘と共にホワイトハウスの見学ツアーに参加するが、
突然謎の武装集団が現れ、ホワイトハウスを占拠する。
合衆国政府が大混乱に陥る中、
大統領とエミリー、そして国家の運命はケイルの手に託されることになる……。

そうかぁ〜!ホワイトハウスを占領すれば、軍を掌握できるのですね。
ここが、テロの狙い所。
それに必ず内部に裏切り者が手引きする。
これは両方の映画に共通していました。

でも、ホワイトハウスがダウンするシーンは
迫力があります。
いまのVFXは素晴らしいですね。







 タイムスクープハンター 2013年9月2日


映画ファンの皆さん、こんにちは〜!
今日の映画紹介は上映中の「タイムスクープハンター」

NHKで放送されていますから
見られた方も多いでしょうね。
そのドラマの劇場版でサブタイトルは
”安土城 最後の一日”。
歴史上、織田信長の居城・安土城は完成からわずか
3年で炎上するが原因は不明。
この映画はその炎上の原因を探すのがテーマ。

主人公はタイムスクープハンター・沢嶋雄一(要潤)。
彼はタイムワープ技術を駆使し、
過去のあらゆる時代へ旅し、
歴史に埋もれた名もなき人々の姿を
後世に残そうとする未来世界のジャーナリスト。

今回、彼が派遣された先は、
本能寺の変から11日後の京都。
沢嶋は織田家の侍・矢島権之助(時任三郎)と
博多の豪商、島井宗叱(上島竜平)に
密着取材することに。

茶器『楢柴』を持つ島井の護衛に就く権之助を
同行取材しているうちに、
一行は謎の人物に襲われ、『楢柴』は
滝壺へと消えてしまう。
襲撃してきた人物がこの時代のものではない武器を
手にしていたのを見た沢嶋は、
歴史が変わらないようにするため、
新人の細野ヒカリ(夏帆)とともに『楢柴』を
あるべき場所に戻す為、
安土桃山時代からバブル期の1985年、
第二次世界大戦中の1945年を経て、
織田信長の居城・安土城の最後の一日にまで
タイムワープする。
謎に包まれたその最後の日に、
一体何が起きたのか……。

SFファンにはタイムトリップする設定や、
特殊スーツや装備を身につけて現地入り等
ストーリーの展開が荒いのが気になりますが
歴史好きな人には面白い映画です。







 マン・オブ・スチール 2013年8月30日


映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

宮崎駿監督が引退会見をされました。
彼のアニメをもう見れないのかと思うと残念です。
彼の最後の作品、「風立ちぬ」をぜひ見に行って下さい。

今日の映画紹介は上映中の
「マン・オブ・スチィール」。
タイトルが「スーパーマン」でないので、
何ででしょう?
と思っていたが見て何となく判りましたね。

“スーパーマン”と呼ばれるようになるまでを、
監督はクリプトンから立った一人で地球に来て、
彼が地球人から差別?を受けながら育ての父母や
恋人に支えられて家族の中の一員として
スーパマンとして生きていく過程を描く為にあえて
タイトルをスーパーマンにしたのではと
思い当たりました。

マーサ(ダイアン・レイン)と
ジョナサン(ケビン・コスナー)の夫婦に
育てられたクラーク・ケント(ヘンリー・カビル)。

クラークはクリプトン星に生まれ、
星の滅亡を予測した
ジョー=エル(ラッセル・クロウ)が
地球に送った彼の息子・カルだった。

幼い頃よりクラークは周囲の人々とは
違う特殊能力を持っていることに苦悩していたが、
やがて地球を守るという自らの使命に気付く……。

悪役はクリプトン星の反乱軍のゾッド将軍。
彼は犯罪者として島流しならぬ星流しになっていたので
クリプトンの滅亡から生き残り、地球をクリプトン化して
カルの体内に隠されいコーデックスという
クリプトン星人の遺伝子情報を含んだ情報体の
奪還を企む。

将軍とカルの闘いは最新の映像技術を駆使し、
監督がザック・スナイダー監督とくれば迫力満点。
ただ、スーパーマンにも
スーパー過ぎると面白くないので
ちゃ〜んと、弱点があるのでハラハラする場面も
あって面白かったです。







 スター・トレック 2013年8月27日

映画ファンの皆さん、おはようございます〜!
今日の映画紹介は上映中の
「スター・トレック イントゥ・ダークネス」。

ご存知の宇宙船USSエンタープライズ号に乗り、
宇宙に新たな文明や未知の生命体を求める宇宙連邦軍の
隊員たちの姿を描くSF映画の『スター・トレック』。
1966年にTVドラマ・シリーズがスタート、
79年に初映画化。
今回の12作目は、新しい悪役が登場。

西暦2259年(前作の1年後)、
カーク船長(クリス・パイン)率いる
U.S.S.エンタープライズが、ある惑星の未開種族を
絶滅の危機から救う。
(冒頭のこの星の原住民と環境の描き方がちょっと
物足りなかった。後半が良く出来ていただけにもっと
アイデアが欲しかった。)

しかし、絶体絶命の状況に陥った
スポック(ザカリー・クイント)を
救助するためルールに違反したとして
降格処分を受ける。
新しい船長・クリストファー・パイク
(ブルース・グリンウッド)から
副官に任命される。

ロンドンで起きたテロの犯人、
人工冬眠から目覚めさせられたカーンこと
ジョン・ハリソン中佐
(ベネディクト・カンバーバッチ)の
追跡を協議するため、
士官達が艦隊本部に召集されるが、
そこもハリソンに襲われ、パイクが犠牲となる。

クリンゴン帝国の本星クロノスに逃げ込んだ
ハリソンを、
マーカス提督(ピーター・ウェラー)の命令に
よってエンタープライズが追う。
マーカス提督は、
光子魚雷をエンタープライズに搭載させるが、
その是非をめぐってカークと
機関主任(スコッティ)が言い争う。

結局、出発直前にスコッティが下船してしまい、
パヴェル・チェコフが代理を任されることになる。
又、マーカス提督の娘キャロル・マーカスが身分を
偽って乗船していた…。

悪役のカンバーバッチが格好いいデスネ。
シャーロック・ホームズのイメージとは違った魅力を
見せていました。さすが、英国人俳優!

"Space, the final frontier.
These are the voyages of the starship Enterprise.
It's five year mission,
to explore strange new worlds,
to seek out new life and new civilizations,
to boldly go where no man has gone before..."

『宇宙・・・それは最後の開拓地である。
そこには人類の想像を絶する新しい文明、
新しい生命が待ち受けているに違いない。
これは人類最初の試みとして、
5年間の調査飛行に飛び立った
宇宙船USSエンタープライズ号の
驚異に満ちた物語である・・・』
というナレーションで始まる、
SFドラマ『スタートレック』。

の言葉は大好きでした。
当時、『宇宙大作戦』という題名でしたね。

この映画も時代と共に進化して今回は3D。
宇宙も宇宙船もより本物?になっていました。
P.S
入口で受け取った立体メガネが不調で
立体映画に見えなくて
慌てましたね。100人程の観客の中で何で、
私のだけが悪かったのだと、
ぼやきつつ急いで取替えましたよ。







 少年H 2013年8月15日


映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日は終戦記念日、戦争が終わってから68年間。
これからも永遠に平和であって欲しい。

今日は少年の眼で見た、1941年から1946年迄の
5年間を描いた映画「少年H」。

昭和初期の神戸。
洋服仕立て職人の父・盛夫(水谷豊)、
キリスト教徒の母・敏子(伊藤蘭)、
妹の好子(花田優里音)と
四人家族で仲良く暮らす肇(吉岡竜輝)は、
胸にイニシャル「H」が入ったセーターを
着ていることから
エッチというあだ名が付いていた。
好奇心旺盛で曲がったことが嫌いな肇だった。

盛夫は外国人の顧客を多く持っていたが、
彼らは戦争が近づくと次々と帰国。
そして彼はスパイ容疑で連行され厳しい尋問を
受けるのだった。
彼が怪我をしながら帰宅して息子に言う。
「何を我慢しているかはっきり知っていたら
我慢できる。戦争はいつか終わる。
その時恥ずかしい人間になっていたらあかんよ。」

中学に入ったHは軍事教練ばかりか、
好きな絵を描いた画集を持っていただけで
田森教官(原田泰造)から殴られたりして
厳しい学校生活をおくる。
生活の為、父も仕立て屋を辞め、消防員になる。
母は隣組の班長に、妹は田舎に疎開していく。

ついに神戸も大空襲を受け焼け野原に、
しかし彼等は生き残り、
焼け跡から商売道具のミシンを掘り出して
修理し新しい一歩を踏む出す。
ミシンを修理し終わった時に盛夫が息子に言う。
「この国を立て直すんはあんたらやで。」

平和な今だから、考えさせられる映画でした。
当時の神戸の街並みや家族の日常生活の風景も
懐かしかった。
水谷豊と伊藤蘭夫妻の共演も良かったです。
監督は降旗康男。

ついでに2001年7月に読んだ読後感想も
付け加えておきます。

「少年H」がフィクションかノンフィクションかと
問われれば私にはフィクションと答えます。
どちらにしろ、
この本はH少年が家族、友人、親戚、近所の人達と
自分の住んでいる神戸という街を場所として、
戦争という過酷な出来事を通じて、
どのようにして幼年から少年と成長していったのか
ドキュメンタリー風にまとめたものです。

子供は誰でも自分一人で成長したと思っています。
そうではありません、お父さん、お母さんが
一生懸命子供の面倒をみて巣立ちするまで
見守っています。

H少年も、彼の母や父がキリスト教を拠り所として
生きているのに理解しながらも、
どちらかというと反発しています。
しかし、いつも心の何処かに親の愛情を感じ、
感謝の気持を忘れてはいません。
(私も両親に感謝の気持を持つようになったのは、
そう遠い昔ではありません。)

彼にとって、この辛い時代を乗切れたのは
両親の愛情と周囲の暖かい人間関係に加えて、
「絵を描く」ことが好きだったからです。
多分、この才能というか趣味というか、
「絵を描く」ことによって
苦しい時も悲しい時も又、楽しい時も彼が生きていく
支えになっています。これがなければ、
彼の人生は途中で挫折していたかもしれません。

この本を読んでいて一番共感を覚えたところは、
彼が映画を好きだったことです。
私も子供の頃から映画が好きで、今でも大好きです。
昔の映画館は木の椅子で、
画面も白黒でいつもチラチラと雨が降っていましたが
「鞍馬天狗」「白馬童子」「笛吹き童子」など
見たことを懐かしく思い出します。
特に「ゴジラ」の第一作目も見た時の感動は今でも
忘れられません。
学校の講堂でも上映されるのも楽しみの一つでした。

と回顧に浸っているときりがありませんが。
この本はつらい、厳しい時代の回顧ですから、
ややもすると暗い内容になってしまいがちなのに、
作者は子供にも読んでもらう意図があるせいか、
どの章を見ても、緊迫したギリギリの文中でもどこか
ほっとする文章があり、深刻な気持にならず、
さらりと読むことが出来ました。
例えば、P131の焼夷弾の降る場面で、
>母親が裏庭に立っていて、
「消したわ。訓練と同じや!」と
>自慢げにいった。
のように、悲しい、辛い、厳しい中にも、
どこかホッとする文があるので、
読むほうもホッとします。

まとめると、
この本を読めば、
誰でも共感する文章が何処かにあります。
苦しい生活環境にあっても、理解有る優しい両親と妹。
(両親に比べて、
妹に関する情報が少ないように思いますが)
人間誰も、一人では生きていけません、
家族、友人、仲間とか
共同体があって生きて行けるのだと、
普段は考えることがないのですが、
この本を読んで再認識しました。







ワールドウォーZ 2013年8月12日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は「ワールド・ウォーZ」。

人間を凶暴化する謎のウィルスが突然発生、
瞬く間に世界中へと広がり、
各国の政府や軍隊が崩壊状態に陥る。

(メ・ん・)?これはバイオハザードではないか?
ただ、アンデッド(ゾンビ)の動きが俊敏なところが
違いますね。
と来れば、後の展開は読めました。
そうです。ワクチンをどう探すかです。

ここで、元国連捜査官で、
伝染病の調査や紛争国での調停役を
務めた経験をもつジェリー(ブラッド・ビッド)は、
旧知の国連事務次官
ティエリー(ファナ・モコエナ)に呼び出され、
ワクチン開発の情報収集のため各国を
めぐる調査隊に同行するよう依頼される。

ジェリーは妻と娘2人を安全な国連指揮艦の
空母にかくまってもらうことを条件に依頼を引き受け、
ウイルス学者や特殊部隊員らとともに、
最初にゾンビの情報を送ってきた韓国の
米軍基地へと飛び立ち、イスラエルへ
ここでイスラエルの女兵士・セガン(ダニエラ・ケルテス)の
助けを得て英国ウェールズへ。

ゾンビの恐怖は画面から伝わってきましたが、
イマイチ、ホラー映画のひねりが足りなかったなぁ。

面白かったのはイスラエルが築いた巨大な壁を
ゾンビがゾンビ梯子を作り、
侵入するシーンは迫力がありました。
監督はマーク・フォースター。







ローン・レンジャー 2013年8月11日


映画ファンの皆さん、こんにちは〜!
今日の映画紹介は「ローン・レンジャー」。

と言えば、”キモサベ(友、相棒)”、
”インディアン嘘つかない”、
”ハイヨーシルバー”の流行語で1958年から6年間、
日本でもテレビ放送されていました。

西部開拓時代のアメリカ。
郡検事のジョン・リード(アーミー・ハマー)は、
勇敢なテキサス・レンジャーの兄ダンを無法者一味に
殺され、自らも凶弾に倒れて生死をさまようが
先住民のトント(ジョニー・デップ)に助けられる。

トントは少年時代に懐中時計に目がくらみ
銀鉱山の場所を教え、
その為に自分の部族を抹殺された。
彼はその犯人を悪霊として復讐に燃え、
悪霊ハンターして探し回っていた。

それぞれが求める復讐と正義のため手を
組むことにした。そしてジョンは敵を欺くべく兄の
形見をマスクにして、素顔を隠して
“ローン(たった一人の)・レンジャー”となる。

こうして共通の敵・極悪非道な
無法者・ブッチ・キャヴェンディッシュ
(ウィリアム・フイクナー)を
追って、愛馬シルバーと共に旅に出た2人だったが…。

見所は暴走する機関車の屋根での
アクションシーンは圧巻。
この時に流れる音楽ははテレビシリーズの主題歌の
「ウィリアム・テル序曲」、ピッタリあって迫力満点。

キモサベは”kemo sabe"で”頼りになる相棒”の意味だが
劇中でトントがジョンに言った言葉を
”劣った弟よ”と訳してましたね。
場面で使い分けているようです。

トントの頭のカラスの髪飾りはユニークで
デップ自身のアイデアで
そのカラスに餌をやる手つきも様になっています。
顔の模様とカラスでデップらしさが出ていましたね。
白馬のシルバーもトボけた馬で笑えました。

冒頭、
インディアンの博物館で子供(ジョンの子孫?)に
年老いたトントが蝋人形から変身して物語が始まるが
ここら辺の展開がイマイチ解らなった無かったなぁ〜!







 パシフィック・リム 2013年8月9日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!
今日の映画紹介は上映中の「パシフィック・リム」。

どんな映画かと言うと。
深海から突如と現れた謎の
巨大生命体の“KAIJU(怪獣)”と、
これに対抗して人類が開発した“イェーガー”と
呼ばれる巨大ロボットの戦い。
この闘いを最新鋭の映像技術で画像化。

幼少の頃、「鉄人28号」や「マジンガーZ」、
「ウルトラマン」「ゴジラ」等の
ロボットや怪獣ファンだった私には
楽しみの映画でした。

どれほど面白いかと言うと、
この映画のデル・トロ監督が怪獣オタクだそうで
彼曰く、
「子どもの頃からずっと撮りたいと思い続けてきた夢」だった。
そして、彼を突き動かしているのは、
悪役であるはずの怪獣への愛! 
本作を「怪獣とそれを生んだ日本へのラブレター」と
言っています。

監督の思い入れはエンドクレジットに、
特撮の歴史を築いたレイ・ハリーハウゼン監督と
「ゴジラ」シリーズの本多猪四郎監督に
捧ぐと献詞されています。


深海の裂け目から超高層ビル並の
KAIJUが突如出現し、サンフランシスコ湾を襲撃。
わずか6日間で3つの都市が壊滅する。

環太平洋沿岸(パシフィック・リム)諸国は
人型巨大兵器「イェーガー」を開発。
KAIJUとの戦いから10年が過ぎ、
かつてKAIJUにより兄を亡くしたイェーガーパイロットの
ローリー(チャーリー・ハナム)は再び、
日本人研究者のマコ・モリ(菊地凛子)と
コンビを組み、
旧型イェーガーのジプシー・デンジャーで
闘い始める。

このマコ・森の幼少期のエピソードを
芦田愛菜が演じてハリウッドデビューしています。
なかなかの名演技でした。

怪獣が異星から送られて来るアイデアは良かったが、
怪獣の弱点を探し出す過程が
ちょっと強引な感じでした。

まぁ〜何と言ってもロボットと怪獣大好きな人は
必見の映画ですね。
勿論、お孫さんも大喜び間違いなし!







 謎解きはディナーのあとで 2013年8月6日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

7日は立秋でしたが、連日連夜のこの暑さ。
秋はいつ来るのでしょうか?
日本も亜熱帯化で四季が無くなっていくようです。

今日の映画紹介は上映中の
「謎解きはディナーのあとで」。
2011年の本屋大賞の東川篤哉の
ユーモアミステリー小説を、嵐の櫻井翔と北川景子の
凸凹コンビのテレビドラマを映画化。

世界屈指の企業グループ総帥の令嬢でありながら、
新米刑事でもある宝生麗子(北川景子)。

宝生家所有の豪華客船プリンセス・レイコ号に
執事の影山(櫻井翔)とともにシンガポールへ向かう。
しかし船内には、有名芸術家の作品の警護にあたる
麗子の上司・風祭京一郎警部(椎名桔平)の
姿もあった。

船内で殺人事件が起こる。
容疑者は乗員乗客3000人。
シンガポールに到着するまでの5日間に事件を
解決しようとする麗子と影山だが…。
「お嬢様、今回の事件の真相、
皆目見当もつきません」とギブアップの影山。

共演の中村雅俊、桜庭ななみ、大倉孝二、要潤、
生瀬勝久、竹中直人、宮沢りえ、土方政人等
バイプレーヤーを揃えて笑わせます。
客船を舞台とした密室殺人事件のトリックの解決と
影山の「お嬢様はアホでございますか」と
麗子の掛け合いは面白かったです。
お孫さんを連れて豪華客船のクルーズを
お楽しみ下さい。







 終戦のエンペラー 2013年7月31日

映画ファンの皆さん、おはようございます!
今日から8月。
今日の映画紹介は
8月にふさわしい映画で「終戦のエンペラー」。

天皇が戦争に関与していたかどうかの
非常に重いテーマを、
マッカーサーの右腕となる知日家の将校の
恋愛を絡めて上手にまとめています。

1945年8月30日。第二次世界大戦で降伏した日本に
厚木にマッカーサー(トミー・リー・ジョーンズ)が
降り立つ。

直ちにA級戦犯の容疑者たちの逮捕が命じられ、
日本文化の専門家である
ボナー・フェラーズ准将(マシュー・フォックス)は
直ちに調査にかかる。

逮捕に向かったGHQに対して
前首相東條英機(火野正平)は
自殺を図るが、心臓を外して未遂に終わる。

マッカーサーはフェラーズに、
戦争における天皇(片岡孝太郎)の役割を
10日間で探れと命じる。
連合国側は天皇の裁判を望み、
GHQ内にもリクター少将(コリン・モイ)を始めそれを当然と考える者たちがいたが、
マッカーサーは天皇を逮捕すれば
激しい反乱を招くと考えていた……。

大学生の頃、フェラーズは
日本人留学生アヤ(初音映莉子)と
恋に落ちるが、彼女は父の危篤のため帰国。
あれから13年、
フェラーズは片時もアヤを忘れたことはなかった。

だがアヤの捜索を頼んでいた運転手兼通訳の
高橋(羽田昌義)から、
アヤが教員をしていた静岡周辺は
空襲で大部分が焼けたという報告が届く。

戦争は勝てば官軍ですから、勝った方は何でも出来る。
映画を見て思ったのはマッカーサーが
本国の意思に反して
天皇制を維持して日本政府を介して
間接統治を行う政策を
選択したのは日本にとって良かった。

映画は何故、開戦直前に首相が交代したのか、
真珠湾攻撃直前の御前会議で語られた言葉とは?
戦争を決めたのは誰か?
終わらせたのは誰か?
玉音放送前夜のクーデーターは?とは
いろいろの?が映画で明らかになっていきます。

ノンフィクションとフィクションを
うまく組み合わせていい映画に仕上がっています。


昭和20年8月15日。
昭和天皇の
「耐えががたきに耐え、忍びがたきを忍び、
以って万世のために太平を開かんと欲す。」
の玉音放送を思い出す8月が巡って来ます。
憲法改正が話題になっている昨今。
戦争について考えるいい機会ですね。







 Short Peace 2013年7月25日

映画ファンの皆さん、おはようございます!

東アジア杯サッカーは韓国に2:1で勝利。
なでしこが韓国に負けていたので良かった〜。

今日の映画紹介は今、上映中の「Short Peace」。
大友克洋監督「火要鎮」、森田修平監督「九十九」、
安藤裕章監督「GAMBO」、カトキハジメ監督「武器よさらば」の
4作品によるオムニバス形式のアニメ映画。


第一話の『火要鎮(ひのようじん)』は、
火消しになった幼なじみに会いたい一心で
大火事を引き起こしてしまう商家の娘、お若の物語。
紅蓮の炎が画面一杯に燃え上がるシーンは迫力があります。
炎に引き込まれるようでした。

第二話の『九十九』は、
嵐の晩に逃げ込んだお堂で、
打ち捨てられた古道具たちの物の怪を修理して供養してやる男の物語。
「九十九」を調べると
付喪神(つくもがみ)を言うらしく
”日本の民間信仰における観念で、長い年月を経て古くなったり、
長く生きた依り代(道具や生き物や自然の物)に、
神や霊魂などが宿ったものの総称で、
荒ぶれば(荒ぶる神・九尾の狐など)禍をもたらし、
和(な)ぎれば(和ぎる神・お狐様など)幸をもたらすとされる。”

ボロボロの着物や破れ傘が男の手で見事に再生される
絵の色彩の艶やかなこと、これぞ日本の美といったところでしょう。

第三話の『GAMBO』は、戦国時代を舞台に、
宇宙から飛来した鬼と少女の言葉を理解する、
神の使いのような大きな白熊が死闘を繰り広げる話。

鬼はエイリアンですね。
宇宙船の中で子孫を増やそうとしているところを
白熊が命をかけて鬼を倒すところは桃太郎を想像しました。

第四話の『武器よさらば』は、
砂漠化した東京を舞台に
武装した5人が一台の自動操縦の戦車と闘う話。
最後の一人マールがマシーンに丸裸にされて
マシーンに石を投げて抵抗するのですが、
生き残ったことでこのタイトルの意味が解りました。
つまり武器をもってないと機械は相手にしてくれないのです。
これが「武器よさらば」なのですね。

オムニバスで一貫性はないのですが
大人のアニメとしては見応えがありました。

題名の「Short Peace」は"piece"と勘違いしていました。
日本語訳だと「束の間の平穏」でしょうかね?






 風立ちぬ 2013年7月22日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日は土用の丑の日。
皆さん、夏バテ防止に食べられましたか。
私は、とりあえず匂いだけで…。

今日の映画紹介は今、上映中の「風立ちぬ」。

宮崎駿監督が「崖の上のポニョ」(2008年)以来、
5年ぶりの作品。
ゼロ戦設計者として知られる堀越二郎と、
同時代に生きた文学者・堀辰雄の人生を
モデルに生み出された主人公の
青年技師・二郎(声:庵野秀明)の物語。

宮崎監督の作品は目に見えない風を上手に
画面に描きますね。
見えない風を見えるように雲の流れ、樹々のそよぎ、
草原の草と音に乗せて描いています。
(メ・ん・)?何と言うか、感覚的に捉えるのがうまい。

そうか〜、だから劇中に童謡の「風」が
使われているのですね。
”誰が風を 見たでしょう 
僕もあなたも 見やしないけれど
木の葉を 顫わせて風は通りぬけてゆく ”。

幼い頃から空にあこがれていた二郎は
震災の混乱の中で、少女・菜穂子と出会う。
やがて飛行機設計技師として就職し、
その才能を買われた二郎は、
同期の本庄らとともに技術視察でドイツや
西洋諸国をまわり、見聞を広めていく。

そしてある夏、二郎は避暑休暇で
訪れた山のホテルで菜穂子(声:瀧本美織)と再会。
やがて2人は結婚する。

ゼロ式艦上戦闘機の設計者となる二郎が
自分の夢の中で
イタリアの設計者・ジャンに・カプローニと
色彩鮮やかな明るい世界で会うのは
関東大震災や経済不況に見舞われ、
やがて戦争へと突入していく1920年代の暗い世界の
裏返しで、監督はそこに自分の世界を
託していたようです。

題名の「風立ちぬ、いざ生きめやも」という
有名な詩句は、ポール・ヴァレリーの詩
『海辺の墓地』の一節を堀辰雄が訳したものです。

正確にそして精密に描かれた当時の建物や乗り物に
軽井沢の美しい景色や花々に実写では
味わえないアニメーションに感動しました。
これだけでも見る価値はありますね。

挿入歌の荒井由実さんの「ひこうき雲」も
映画にピッタリでした。






 ワイルド・スピード 2013年7月13日

映画ファンの皆さん、おはようございます!

いよいよ明日(21日)は参院選の投票日。
私たちの清き一票で日本の方針が決まります。
心して投票しなければ。

今日の映画紹介は上映中の
『ワイルド・スピード EURO MISSION』
(原題:Fast & Furious 6)。
カーチェイス映画シリーズの第6作目。

ヨーロッパの犯罪グループが
大胆不敵な強盗計画を次々成功させていた。
FBIの特別捜査官・ホブス(
ドウェイン・ジョンソン)は
“最強のドライバー”と呼ばれる
ドミニク(ヴィン・ディーゼル)に
死んだはずのドミニクの恋人、
レティ(ミシェル・ロドリゲス)が
犯罪組織に関係しているという事実を明かし、
モスクワで重要機密を盗んだロンドンの
元エリート軍人ショウ(ルーク・エヴァンス)を
捕らえるのに協力して欲しいと言うのだ。

ドミニクは相棒の
ブライアン(ポール・ウォーカー)らを
集め、チームを再結成する。

何しろカーアクションが売りの映画。
前半のカーバトルはショウの運転する改造車が
逃亡を阻止する警察車両を次々とひっくり返し、
その次には戦車を登場させ戦車砲で打ちまくり、
高速道を走る車を踏み潰して暴走。
エー、これにどう対抗するの〜?

後半はロシアの輸送機アントノフで逃亡を計るが
これをどうやって阻止するのか見てのお楽しみ。
おまけにエンドロールに東京での
カーチェイスにジェイソン・ステイサムが登場。
そうか、このシーンは次作の予告編らしい。

これでマッチョでスキンヘッド3人がそろい踏み。
第7作目が楽しみです。

いやぁ〜、暑い夏に暑さを吹き飛ばす爽快な映画。
1000円で別世界。僕は幸せだなぁ〜!






奇跡のリンゴ 2013年7月日

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「奇跡のリンゴ」。
不可能と言われたりんごの無農薬栽培に
挑戦した木村秋則さんの実話を映画化。

10年間、りんご農家が無農薬に取り組む間は
収入がないので親子6人、
貧困に耐えながら最後に天の導き?で
ついにりんごを実らせることに成功する感動の
物語です。

1975年、青森県弘前。
サラリーマンだった木村秋則(阿部サダヲ)は、
りんご農家の娘・美栄子(菅野美穂)と
お見合い結婚して婿入りし、
りんご作りに携わるようになる。
しかし、りんごの生産に不可欠な農薬が美栄子の
身体を蝕んでいた。
そんな妻を心配して秋則は無農薬によるリンゴ栽培を
決意する。

毎年毎年失敗を重ね、周囲の反対にあい、
妻や3人の娘たちも十分な食事にありつけない極貧の
生活が続いた。

窮地に追い込まれた秋則はついに自殺を決意、
1人で岩木山に向かう。
彼はそこに神の啓示かリンゴの樹と見間違えたクルミの樹を見つけた。
その樹の葉には虫一匹ついてない、何故だ…。

いやぁ〜、軽い気持ちで見ていたら、
彼の執念に映画に引き込まれていました。
特に娘の雛子(畑山紬)の父を想う作文に不覚にも
涙がボロボロ。

監督は中村義洋。
どんなリンゴか一度食べてみたい。






真夏の方程式 2013年7月1日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

名古屋は今日も昨日に続きは37度超えの猛暑でした。
それにもまして各候補者の暑い選挙運動。
アベノミックス、憲法、原発政策、TPPと
日本の将来を決めるの私達。熟考して投票しなければ。

今日の映画紹介は「真夏の方程式」。
東野圭吾の小説が原作の
テレビドラマ「ガリレオ」シリーズの劇場版第2弾。
先日、一作目の「容疑者Xの献身」が
放映されていましたから
見た人は沢山いらっしゃるでしょうね。
本作は前作に比べてより洗練された映画に
仕上がっています。

親戚が経営する旅館に夏休みを過ごすために
小学5年生の恭平(山崎光)は、玻璃ヶ浦へ向かう
電車の中で湯川(福山雅治)に出会う。

湯川は海底鉱物資源開発の説明会に
アドバイザーとして玻璃ヶ浦へ。
彼は恭平の親戚の川畑夫婦(前田吟・風吹ジュン)が
営む旅館・緑岩荘に宿泊する。
ところが、同じ旅館に泊まっていた客の
塚原(塩見三省)が
海辺で変死体となって発見される。
これは事故か殺人か?

旅館には環境保護活動を熱心にしている
一人娘・成実(杏)がいるが、
彼女も何か秘密を抱えているのに湯川は気づいた。

キャッチコピーは
「これは事故か、殺人か。
湯川が気づいてしまった真相とは。」と
ありますが、
この難事件をどう解決するのは見てのお楽しみ。

子供嫌いの湯川が恭平とペットボトルロケットで
沖合の紺碧の海底の撮影に
挑戦するシーンが良かったですね。
そうです、お孫さんと今の時期に見る最適の映画です。
感想文B。

映画ファンの皆さん、おはようございます!

 今日の映画紹介は「真夏の方程式」。

 先週の「容疑者Xの献身」に続き、

フジTV系で2014621()2100〜の放送。

20137月に見た時の感想文。

 東野圭吾の小説が原作の

テレビドラマ「ガリレオ」シリーズの劇場版第2弾。

先日、一作目の「容疑者Xの献身」が

放映されていましたから

見た人は沢山いらっしゃるでしょうね。

本作は前作に比べてより洗練された映画に

仕上がっています。

 親戚が経営する旅館に夏休みを過ごすために

小学5年生の恭平(山崎光)は、

玻璃ヶ浦へ向かう電車の中で湯川(福山雅治)に出会う。

 湯川は海底鉱物資源開発の説明会に

 アドバイザーとして現地へ向かう途中だった。

 彼は恭平の親戚の川畑夫婦(前田吟・風吹ジュン)が

営む旅館・緑岩荘に宿泊する。

ところが、同じ旅館に泊まっていた客で

元刑事の塚原(塩見三省)が海辺で変死体と

なって発見される。これは事故か殺人か?

 旅館には環境保護活動を熱心にしている

一人娘・成実(杏)がいるが、

 彼女も何か秘密を抱えているのに湯川は気づいた。

 

同じころ、湯川と同期の草薙(北村一輝)は

多々良管理官( 永島敏行)からこの事件の

捜査を依頼される。多々良は被害者の塚原に

世話になったことがあり、

先輩の死に疑問を抱いたのだった。

 

草薙は岸谷(吉高由里子)とともに捜査を進める。

 キャッチコピーは

「これは事故か、殺人か。

 湯川が気づいてしまった真相とは。」と

 ありますが、

この難事件をどう解決するのは見てのお楽しみ。

 子供嫌いの湯川が恭平とペットボトルロケットで

沖合の紺碧の海底の撮影に

挑戦するシーンが良かったですね。

 そうです、お孫さんと今の時期に見る最適の映画です。






ハングオーバー 2013年6月28日

映画ファンの皆さん、今日は〜!

東海地方も梅雨明け宣言。と思いきやいきなり酷暑!
今日は37度になり四日連続の熱帯夜になりそうです。
おまけにクーラーが壊れて踏んだり蹴ったり…。
映画を見ている時は天国ですけどね。

今日の映画紹介は「ハングオーバー!最後の反省会」。
1作目はトラ、2作目は猿に翻弄された「狼軍団」の
異名で知られる親友4人組の続編。
前作では結婚式前のパーティの後に記憶を失い、
行方知れずとなった4人目の友人を探すという
ストリーだったが3作目の本作では結婚式も
パーティも無いロードムービーになっています。

フィル(ブラッドリー・クーパー)、
ステュ(エド・ヘルムズ)、
アラン(ザック・ガリフィアナキス)、
ダグ(ジャスティン・バーサ)たちの騒動に
一役かってきたギャングの
ボス、チャウ(ケン・チョン)が、
バンコクの刑務所から脱獄する。

アランが相変わらずのバカ息子ぶりでペットに
買ったキリンを運搬中にキリンの首が交通事故で
胴体と生き別れ、
その後始末に翻弄された父親の
シド(ジェフリー・タンバー)がショック死する。
この葬式の時のアランが歌う”アヴェ・マリア”は
顔に似合わず美声で良かったなぁ〜。

周囲の友人たちが性格矯正の為、
アランを施設に収容しようと画策する。
ところがその途中、
大物ギャングのマーシャル(ジョン・グッドマン)に
ダグが拉致され、
“ダグを返して欲しければ、金を盗んだチャウを探してこい!”と命令されてしまう。
こうしてバンコクとラスベガスを舞台に繰り広げられる大騒動の行方は……?

ミスター・チャウとアランのこんなの有りかと言う
ハチャメチャコンビがこの映画の見所ですね。

ちなみに”hangover"の意味は”二日酔い”。
例文をあげると、
”I have a hangover this morning.”で
”今朝は二日酔いだ.”






アフター・アース 2013年6月25日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

 

厚生労働省の審査委員会は人工多能性幹細胞(iPS細胞)を

使って目の網膜を再生させる初の臨床研究を条件付きで
「妥当」とした。とのニュース。これで眼が悪い私も安心?

 

今日の映画紹介は「アフター・アース」。

1000年後の地球を描いたSF作品。

ウィル・スミスとジェイデン・スミスは、父と息子であると

同時に偉大な軍人と、士官学校の一訓練生という設定。

 

人類が地球を捨て去り、
ほかの惑星へと移住して1,000年が経過した未来。

あ宇宙遠征任務からの帰路につく兵士サイファ(ウィル・スミス)と

息子のキタイ(ジェイデン・スミス)を乗せた宇宙船

小惑星嵐に遭遇して機体が破損

 

船首部分と尾翼部分と二つに破壊されて地球に不時着。

ほかのクルーたちは死亡してしまい、
船首部分に重症を負った
サイファ親子。

帰還に必要な緊急シグナルは破壊されていた。

生き残るには100km先にある船尾部分の緊急シグナルを
発信しなければならない。

 

人類を抹殺するべく進化した動物達が地球を支配する大自然の
中へとサイファの案内の下、一歩を踏み出した。

 

『幸せのちから』(2006年)以来の共演となる"俳優ジェイデン・スミス"は

1998年生まれだから15歳。

奥さんのジェイダ・ピンケット=スミスに似たのかハンサムで
芸達者。将来がたのしみな少年です。

 

冒険の設定がサイファはキタイにもろもろの装備と、

呼吸を補助する薬6つを託し、

キタイを常にモニターできるようにして送り出すのだが

呼吸を助ける薬が酸素不足を補う物らしいが緑豊かな地球に

酸素不足はないだろうと思ったのは私だけ?

もう一つ、

宇宙船の構造がチョット壊れやすそうに見えたのだが

炭素繊維で作ったのだろうが、1000年後だったら

もっと強度があるのでは。

 

他にもSFファンの私には設定が物足りなかったが

親子、仲良く演技しているので、まぁ〜いいか〜。

 






華麗なるギャツビー 2013年6月19日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

 

今日の映画紹介は「華麗なるギャツビー」。

 

1974年にロバート・レッドフォードとミア・ファローが

主演した旧作の「ギャツビー」を見られた人は多いでしょうね。

本作は米作家F・スコット・フィッツジェラルドの小説

「グレート・ギャツビー」を映画化した作品。

 

時代は1920年代を舞台に、

イェール大学を卒業して証券会社に就職し、ニューヨーク郊外に

移り住んだ青年ニック・キャラウェイ(トビー・マグワイア)。

隣は宮殿のような豪邸で、
夜な夜な豪華なパーティが開かれていた。

しかし、そんな騒乱の屋敷に住んでいるのは

ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)。

 

ある日、ニックのもとにもパーティの招待状が届く。

招待客はギャツビーについて様々な噂をたてるが、

誰も彼の素性はおろか、パーティを開く理由さえ知らなかった。

 

金持ちの娘・ディジー(キャリー・マリガン)と
恋に落ちたギャツビーは

大富豪のトム・ブキャナン(ジョエル・エドガートン)と
結婚した彼女の愛を取り戻そうと巨万の富を築いてニックを
仲立ちにして接近するのだった。

 

Dで撮影されているだけあって、当時の豪奢な邸宅に

華麗なファッションで身を飾り、

パーティに明け暮れる画面はゴージャスです。

 

ギャツビーは愛のため全てを彼女に捧げたのですね。

夢を追った男と夢に消えた女の物語。

最後に感じたのは男は夢を追い、

女は現実的で掴みどころがなく逃げて行く。

 

ギャツビーが連発する”オールドポー”が気になりネットで

調べました。

Gatsby called Nick, Old Sport, because of the time period.

 It was seen by the Americans of the Jazz age

as a British term of endearment.

It makes Nick appear more educated. ”とありました。






エンド・オブ・ホワイトハウス 2013年6月10日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

ようやく待望の雨になったと思ったら被害続出。
シトシトと降るのではなく亜熱帯風の豪雨です。
これも地球温暖化の影響でしょう。

今日の映画紹介は「エンド・オブ・ホワイトハウス」。
シークレット・サービスの
マイク・バニング(ジェラルド・バトラー)は、
大統領専用車の護衛で大統領夫人を死なせてしまい、
その責任を取らされ、
現場任務からデスクワークへと転属となったバニング。

アメリカ独立記念日の翌日の7月5日、韓国の首相が来訪する。
会談の最中、謎の輸送機がワシントンD.C.上空に侵入する。
阻止を図る戦闘機を撃墜すると同時にテログループが
ホワイトハウスを攻撃を始める。

大統領(アーロン・エッカート)は地下にあるバンカーに
韓国首相と共に避難する。
それを見たバニングはオフィスからホワイトハウスへ駆けつけるが
多勢に無勢でホワイトハウスの中で只一人生き残りる。
彼らは合衆国大統領を人質にとり、
日本海海域の第7艦隊と韓国駐留米軍の撤収を要求する。

彼はペンタゴンと連絡を取り、「大統領とその息子を救出せよ」との
指示を受けてバニングは二人を救出すべく反撃を開始する。
しかし、襲撃犯のリーダーのカン(リック・ユーン)の
狙いは軍の撤退だけではなかった。

荒唐無稽のホワイトハウスの陥落。
どうして鉄壁のホワイトハウスが陸空同時奇襲で
リアルタイムの13分で占拠されるのかが前半での見所ですね。

後半はバニングが敵を一人一人倒して、
大統領と息子を救出するのだが、その方法は?

最初から最後まで弾丸が飛び交うアクションの連続。
テロリストが北朝鮮なのも今風で、
内通者の登場で謎解きの面白さもありました。






 バレット 2013年6月7日

映画ファンの皆さん、おはようございます!

梅雨に入って雨が降らず、水不足で節水が始まりました。
雨乞いをするところもあるようです。今日あたり、雨を期待出来そうですが。

今日の映画紹介は「バレット」。

題名が「バレット」、タイトル通り”弾丸(bullet)"が飛び交う。
主役は還暦を迎え、老いてますます元気なシルヴェスター・スタローン。
66歳とは思えない肉体にバリバリのアクションをこなして、歳には関係無し。

海兵隊員から闇の世界に身を落とし、殺し屋を生業としてきたジミー・ボノモ(シルヴェスター・スタローン)。
逮捕されること26回、有罪となること2回。
力を頼りに生きてきた彼が唯一心を許していた相棒の復讐をするために
自らのルールを捨ててまだ若く頑なに己の正義を貫く
刑事のテイラー(サン・カン)とタッグを組むことにする。

殺し屋と刑事という異色な組み合わせの前に、
警察やマフィアといった街のありとあらゆる組織が立ちはだかり、
さらには怪物的な凶暴性を持つヒットマン、
キーガン(ジェイソン・モモア)が待ち構えていた……。

この手の映画は見てて楽しいですね。
銃が火を吹き、真っ赤な血を撒き散らして相手が吹っ飛ぶ。
善か、悪かではなく、ただ自分の信念の為に突き進む。
これぞ”男の美学”?

特に悪役のキーガンと鍛えた体の二人が銃は勿論、
斧で闘う場面は迫力満点、強烈な印象が残りました。

この映画は6月1日の封切りですが、
そろそろ上映も終わりに近づいています。
最近は邦画の邦画上映期間が長いように思えます。






 オブリビオン 2013年6月4日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は「オブリビオン」。

映画のタイトルは大事ですね。

映画の題名から内容を想像して期待しますから.

oblivion」の意味は忘却、無意識等。

そうか〜、この映画のキーワードは忘却。

2077年、エイリアン“スカヴ”の侵略を受け、
地球が半壊してから60年。

生き残った者たちがほかの惑星へと移住してしまった中、

ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)は

女性隊員のヴィクトリア・オルセン
(アンドレア・ライズボロー)と

二人でスカイタワーを基地として偵察機バブルシップを

駆って上空から偵察していた。

 ある日パトロールの途中で彼は、墜落した宇宙船の残骸から

謎の女性ジュリア・ルサコヴァ(オルガ・キュリレンコ)を
助け出す。

彼女は何故か会った事も無いジャックの名前を呼ぶ。どうして?

誰もいなはずの地球で2人は突然何者かに捕えられ、

ジャックはマルコム・ビーチ(モーガン・フリーマン)と

名乗る男と出会う。

自分以外にも地球で生きる者がいた事に驚くジャックに、

マルコムは「ある真実」を告げる。そしてこれが、

ジャック自身と地球の運命を大きく変えていく事になるのだった。

そうです、ジャックが忘却を辿り、過去の記憶を思い出す

過程がストーリーの展開になっています。

SF映画ではでの、荒廃した地球の姿、未来の乗り物バブルシップや

スカイタワーがSFファンには堪えられないですね。

又、映画では欠かせない音楽。

緑に囲まれた小さな池の前にあるジャックの

隠れ家で古いレコードから流れる

プロコル・ハイムの「青い影」は印象的でした。

もう一つの小道具は絵画。

アンドリュー・ワイエスの「クリスティーの世界」。

音楽と絵が忘却と現在を繋げるチャンネルになっていました。

あまり詳しく書くとネタばらしになるので。

後は映画を見て下さいね。

「トップガン」のトム・クルーズも

この映画の彼も全然、変わらないですね。

エェ〜!50歳、嘘でしょう!





 俺俺 2013年5月29日

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

松井秀喜さんの引退セレモニーをヤンキースが

729日に行うと発表しました。良かったです。

今日の映画紹介は「俺俺」。

”オレオレ詐欺”から生まれた映画です。

 家電量販店に勤める永野均(亀梨和也)は、

隣に座った大樹の携帯電話を盗んでオレオレ詐欺を働く。

何故か、均とまるっきり同じ顔、同じ好み、
同じ考えの“俺”が現れる。

大学生”俺”は”ナオ”となって俺達三人はナオのアパートで

楽しく生活を始める。

しかし“俺”はますます増殖
それぞれが
“俺”の個性を強調し始めて

増えすぎた俺たちは次に“俺”同士の削除始まる……。

ウ〜ン!単なる”オレオレ詐欺”の映画かとも思ったら

結構奥が深かったです。

深読みしたら、デカルトのコギト‐エルゴ‐スム

「我思う、ゆえに我あり」と思い至りました。

他人との関わり合いの中で自分の存在を認識していなと

“俺”はいないのですね。

荒唐無稽の“俺”の増殖も“俺”がいるから“俺”になる。

マァ〜、難しい話は別として、

謎の女・サヤカ(内田有紀)の登場が花を添えていますし、

亀梨が“俺”たちを含め1人33役で演じていますから

主役の3人を除いて、どのような姿で登場するか

画面を凝視して彼の七変化を楽しみました。

(疲れたなぁ〜)

そうそう最後に3人がお互いの削除を実行しますが

最後に残るのは誰か注意して見て下さい。

お互いに“俺”が相手に、相手が“俺”に変身して

いるので解らなくなってしまいました。

見分けるのは腕時計の色ですよ。





クロユリ団地 2013年5月23日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!


 カンヌ国際映画祭で是枝裕和監督作品「そして父になる」が

審査員賞を受賞しました。おめでとうございます。

 
今日の映画紹介は「クロユリ団地」。

「リング」や「仄暗い水の底から」の中田監督作品ですから

勿論、怖い怖いホラー映画です。

小心者の私は迷った末、怖々見に行きました。

 
いかにも幽霊が出そうな古びたクロユリ団地に

移り住んできた介護士を目指す明日香(前田敦子)は、

隣室から聞こえる鳴りやまない目覚まし時計の音や

壁を引っ掻く音に悩まされていたが、

その音を出していた老人が孤独死しているのを発見する。

それ以来、おぞましい出来事が次々起こり、

次第に精神的に追い詰められていく。

そんななか、遺品整理で

隣室を訪れた特殊清掃員・笹原(成宮寛貴)と知り合い、

彼の助けを得て、謎を探ろうとする。


公園で一人遊んでいるミノル君(田中泰生)が怖いですね。

彼の怨念がいろいろな現象を起こすのですが

どうして何の為。結末は見てのお楽しみ!

恐怖映画はあの世とこの世の境、冥界での出来事。

いわゆる、幽霊がいる世界です。

あなたは幽霊を信じますか?私は信じますね。

”あっ!”今、目の端を何か黒いモノが横切って…。





探偵はBARにいる 2013年5月17日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は「探偵はBARにいる」。

大泉洋主演で東直己の小説を映画化した
「探偵はBARにいる」(2011)の第2作。

先週、TVで前作を放送していましたから見た人はぜひ本作を
見て欲しいです。
前作同様、面白いですよ。

探偵(大泉洋/探偵と呼ばれるだけで名前が
出てこないのは珍しい?
)が
よく行くショーパブの友達でも
あるオカマのマサコちゃん
(ゴリ)が殺害される。

独自に捜査を始めた探偵にバイオリニストの
弓子(尾野真千子)
から
事件究明の依頼が舞い込む。

この殺人には地元の有力政治家・橡脇(渡部篤郎)が

絡んでいるようで彼の支持者・黒マスク隊に襲われる。

追いつ追われつ友達の死の真相を探るため、

探偵と相棒の高田(松田龍平)は、
再び札幌ススキノを駆け巡る。

探偵が三枚目で相棒の高田がワンテンポスローモーで

噛み合わないのに絶妙のコンビでコミカルに事件を解決し、

ハードボイルドのようでハードボイルドでは無いといった、

通常の探偵物でないところが面白い。

イントロでの探偵の色ボケシーンに

又、行きつけのスパゲティ店の怪しげなウェイトレスの

チラリズムは観客へ、目の保養サービス?





アイアンマン3 2013年5月14日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

原電の敦賀原発2号機に活断層があり廃炉の可能性と
原子力発電のもんじゅ運転禁止とのニュースは
原子力使用に問題続出です。
何だかんだと言っても税金が使われていることを思えば
”無駄に税金を使うな、金返せ”と叫びたい気持ちです。

今日の映画紹介は「アイアンマン3」。
マーベル・コミックの代表作を実写化した作品で第3作目。
前作が先日、TVで放送されていたから見た人は多いでしょう。
一作づつの完結にはなっていますが、
前作を見ると流れが判るからより楽しめますね。

ゼンサクでスーパーヒーロー部隊アベンジャーズの一員と
して戦い、地球と人類を滅亡の危機から救った
アイアンマン・トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)
彼は恋人ポッツ(グウィネス・パルトロウ)に会社を任せ
アーマーを次々と開発していた。
不眠症やパニック障害を患い。
(スーパーヒーローが人間的なのに笑えましたね。)

そんな中、
友人のジェームズ・ローズ(ドン・チードル)中佐は
大統領の命を受け、
新型アーマーのアイアン・パトリオットで
電波ジャックで犯行声明を出す
マンダリン(ベン・キングスリー)
率いるテロリスト集団を追っていた。

自分の住んでいる家をテロリストに告げるなど
何故?と、ストーリーの粗いところも有りましたが
マァ〜、コミックと思って楽しむと文句無しに楽しめます。
特に
子役のハーレイ(タイ・キーガン・シンプキンス/12歳)の
協力を得ながら謎解きのくだりが面白かった。

”さらばアイアンマン”のキャッチコピーでしたが
エンドロールでちゃんと続編を匂わすところは憎いですね。





 ラストスタンド 2013年5月8日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

中国映画界の巨匠と言われるチャン・イーモウ監督に

一人っ子政策に違反して7人の子供がいて巨額の
罰金とのニュース。

少子化の日本では考えられない話ですが、

国が変われば、ルールもいろいろあるようです。


 今日の映画紹介は「ラストスタンド」。

カリフォルニア州知事を退任した
アーノルド・シュワルツェネッガーの、

久々の単独主演のアクション映画。

彼も御年、65歳でこのアクションは素晴らしい。

劇中、大活躍の途中で”OLD”のセリフで一休みして

笑いを取っていましたが、銃撃戦やカーチェイスなど

娯楽映画の要素を全て網羅しいて

楽しめる映画に仕上がっていました。


麻薬王・コルテス(エドゥアルド・ノリエガ)を
極秘で護送する車が、襲撃され逃亡する。
元レーサーのコルテスは時速400
kmというスピードとパワーの
シボレー・コルベット
ZR1で次々と検問を突破して、

メキシコ国境へと爆走する。

FBIは総力を挙げてコルテスを足止めしようとするが、
追跡隊は壊滅。

コルテスたちの進路となっている小さな田舎町・ソマートンで

保安官を務める
オーウェンズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、

”ラストスタンド(最後の砦)”として町にある武器を
かき集め、
住人らと共に迎撃の準備を整えるが、
逃亡を阻止できるのか…。


韓国人のキム・ジウン監督がこの映画でアメリカ映画

初デヴューとのことですが、
なかなかどうしていい映画になっています。





 図書館戦争 2013年5月2日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は

ベストセラー作家・有川浩のコミック化、アニメ化も
されている「図書館戦争」。

国家によるメディアの検閲が正当化されたパラレルワールドの

日本(平成ではなく正化と呼ばれる年号の時代)を舞台に、

良書を守るため戦う自衛組織「図書隊」の若者たちの
成長や恋を描く。

そうですね、この映画を見て、

レイ・ブラッドベリのSF小説「華氏451」や

焚書坑儒を連想しましたよ。

そう考えるとこの映画も大きなテーマを持っていて、

言論統制検閲禁書に特定の思想学問宗教等を
排斥するなど
独裁者の国や一党しかない国
(敢えて国の名前を挙げませんが)が

情報コントロールしていることと同じだと思い当たりました。

正化(せいか)31年。

あらゆるメディアを取り締まる法律「メディア良化法」が

施行され30年が過ぎた日本。

公序良俗を乱す表現を取り締まるために、

良化特務機関による武力も厭わぬ検閲が正当化されていた。


一方、読書の自由を守るため、

その検閲に対抗すべく生まれた図書館の

自衛組織「図書隊」に笠原郁(榮倉奈々)が入隊する。

高校時代に読みたい本と自分を

助けてくれた図書隊員を“王子様”と憧れての入隊だった。

隊員として鬼教官、二等図書正・堂上篤(岡田准一)に

よって厳しく訓練される。

自衛隊の応援を得ての戦闘場面は迫力がありました。

岡田准一のアクションにはいつも彼の身体能力の
高いのに
驚きます。

ただ、図書隊が良化特務機関(メディア良化隊)との闘いで

自衛隊同様、こちらから攻撃出来ないという縛りが

あるのは納得出来なかったなぁ。





 藁の楯 2013年4月26日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

GWの中休み、後半がすぐに始まりますね。

皆さん、何処へお出かけの予定ですか、

何処に言っても人ばかりだから行かないと

言う人も多いでしょう。


今日の映画紹介は「藁の楯」。

うぅ〜(メ・ん・)?考えさせられる映画でした。

正義とは何か、法律とは、人間とは?


「この男を殺してください。御礼として10億円お支払いします。」

という前代未聞の見開き全面広告が掲載されて映画が始まる。

日本の財界を牛耳る大物・蜷川隆興(山崎努)の孫娘が惨殺された

容疑者は、8年前にも少女への暴行殺人を起こして逮捕され、

出所したばかりの清丸国秀(藤原竜也)。


全国指名手配され、警察による捜査が続くが、

行方はわからないままだった...。


そこに蜷川の広告、潜伏先の福岡で清丸は

身の危険を感じて自ら自首して来る。

48時間以内に清丸の身柄を警視庁に移送するため、

2人のSP・銘苅(大沢たかお)と白岩(松嶋菜々子)に

2人の刑事・奥村(岸谷五朗)、神箸(永山絢斗)、と

地元の刑事・関谷(伊武雅人)が選ばれた。


護衛対象は“人間のクズ”。命懸けの移送が始まる…。

一般市民、警察官、機動隊員までもが執拗に命を狙ってくる。

見えない暗殺者から逃げる為、護送車、救急車、新幹線と

次々と移動手段を変えても、

なぜか、ネット上のキヨマルサイトには移送チームの居場所が更新されてしまう。

いつ?誰が?何処から襲いかかってくるか分からない……。


台湾の新幹線を使っての銃撃戦、名古屋市内の道路を封鎖して

パトカーや警護対象車などを激走させたり、

愛知県庁舎を警視庁に見立てて約800人のエキストラを

導入したクライマックスなど迫力ある映画に仕上がっています。


ただ個人的にはクズの清丸を早く射殺していれば問題解決と

思いましたが、それでは映画にならないかぁ〜。





 リンカーン 2013年4月23日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は、
今年の米アカデミー賞で12部門にノミネートされ、
美術賞とダニエル・デイ・ルイスが
主演男優賞を獲得した
スティーブン・スピルバーグ監督の
「リンカーン」。

あの有名なアメリカ合衆国第16代
大統領エイブラハム・リンカーンの
人生を描いた伝記ドラマ。
この映画では華やかな伝記ではなく、
苦悩する大統領を描いています。

1865年。
大統領に再選されたエイブラハム・リンカーン(デイ・ルイス)は、
奴隷解放が原因の南北戦争が4年目に入り、苦境に立たされていた。
奴隷解放を実現するには、
議会で合衆国憲法修正第十三条を可決しなければならない。
リンカーンは国務長官らを使って、議会工作を指示。
敵対する民主党の切り崩しを始める。
共和党の下院議員スティーブンス(トミー・リー・ジョーンズ)の協力を得て票集めを始める。

一方、
家庭ではリンカーンの妻メアリー(サリー・フィールド)は、
幼い息子を亡くし彼とギクシャクした関係にあった。
そんな状態の中で
リンカーンの長男・ロバート(ジョセフ・ゴードン)が、
両親の反対を押し切って入隊してしまう。

一口で言えば、政治の裏側と家庭内の確執を描いた映画でした。
ほとんど学校にも通えない少年時代を送った
リンカーンが、
努力と独学で大統領になれたとことが部下との会話を通じてよく解りました。

議員との駆け引きは現代の政治家と同じでした。
トミー・リー・ジョーンズの怪演が良かったです。
勿論、リンカーン役のダニエル・ディ=ルイスは
容貌はリンカーンそっくりですし抑えた話し方に
怒った時の迫力はさすが、大統領!

最後にあの有名なゲティスバーグ演説を
Government is a sacred trust of the people,
the authority for which is derived from the people,
the powers of which are exercised
by the representatives of the people,
and the benefits of which are enjoyed by the people.



映画ファンの皆さん、おはようございます!

男子平泳ぎの北島康介が現役引退を表明。
"(真剣勝負は)これが最後。
この興奮を2度と味わうことはない"との言葉には
万感の思いがこもっているようでした。
勝負の正解は厳しいですね。
弱ければ去らなければならないですから。

今日の映画紹介は、
今年の米アカデミー賞で12部門にノミネートされ、
美術賞とダニエル・デイ・ルイスが主演男優賞を獲得した
スティーブン・スピルバーグ監督の「リンカーン」。
BSプレミアムで2016年4月9日(土)20:30〜放送。
2013年4月に観た時の感想文です。

あの有名なアメリカ合衆国第16代大統領
エイブラハム・リンカーンの人生を描いた伝記ドラマ。
この映画では華やかな伝記ではなく、
苦悩する大統領を描いています。

原作はピュリッツァー賞を受賞した
女流作家ドリス・カーンズ・グッドウィン。

1865年、大統領に再選された
エイブラハム・リンカーン(デイ・ルイス)は、
奴隷解放が原因の南北戦争が4年目に入り、
”すべてを焼き尽くす砲弾の嵐だ。
南軍が降伏するまで攻撃は終わらない”と、
苦境に立たされていた。

奴隷解放を実現するには、
議会で合衆国憲法修正第十三条を可決しなければならない。

リンカーンは国務長官らを使って、
”私のために権力を使って票を集めろ”と
議会工作を指示。
敵対する民主党の切り崩しを始める。
共和党の下院議員
スティーブンス(トミー・リー・ジョーンズ)の
協力を得て票集めを始める。

大統領として、
”この戦いに負ければ、自由は永遠に奪われる。
この法案が未来を守る”。
”あと2票が”
”何としても獲得しろ!”。
”私はアメリカ合衆国大統領だ、
人民の未来を託されている決してあきらめない”と。

一方、家庭ではリンカーンの
妻メアリー(サリー・フィールド)は、
幼い息子を亡くし、彼とギクシャクした関係にあった。

そんな状態の中でリンカーンの
長男・ロバート(ジョセフ・ゴードン)が、
入隊すると言いだした。
メアリーは、
”あの子まで犠牲になったら、
 あなたを許せなくなってしまう”と怒り。
リンカーンは、ロバートに対して、
”私の許可がなければ、入隊は出来ないぞ”と諌めるが、
”僕は闘う、あなたの息子であることを一生、
 後悔したくない”と
両親の反対を押し切って入隊してしまう。

本作は政治の裏側と家庭内の問題を描いた映画。
ほとんど学校にも通えない少年時代を送ったリンカーンが、
努力と独学で大統領になれたとことが
部下との会話を通じてよく解りました。

議員との駆け引きは現代の政治家と同じでした。
トミー・リー・ジョーンズの怪演が良かったですね。
勿論、リンカーン役のダニエル・ディ=ルイスは
容貌はリンカーンそっくりで、抑えた話し方に
怒った時の迫力はさすが、大統領!

最後にあの有名なゲティスバーグ演説を
「Government is a sacred trust of the people,
the authority for which is derived from the people,
the powers of which are exercised
by the representatives of the people,
and the benefits of which are enjoyed
by the people.」


 舟を編む 2013年4月14日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

昨日(16日)のボストンマラソンで爆弾事件が起こりました。
テロらしい。解らないのは人間の心。
楽しむ人々を爆弾で人を吹き飛ばす人の気持ち。
解らない…。

今日の映画紹介は「舟を編む」。
去年の6月に原作を読んでいたので楽しみにしていた映画です。
2012年 本屋大賞第1位のベストセラー小説の映画化。

玄武書房に勤務する馬締光也(松田龍平)は
職場の営業部では変人扱いされていたが、
言葉に対する並外れた感性を見込まれ辞書編集部に配属される。
新しい辞書「大渡海」の編さんに従事するのは、
現代語に強いチャラ男・西岡正志(オダギリジョー)など
個性の強いメンツばかり。
仲間と共に20数万語に及ぶ言葉の海と格闘するある日、
馬締は下宿の大家の孫娘・林香具矢(宮崎あおい)に一目ぼれし……。

馬絞役の松田龍平が適役ですね。
内気で人との付き合いが下手な馬絞を表情と動作で上手に
演じています。今の言葉で言えば発達障害でしょうか。
その彼が言葉に目覚めるところが面白いですね。

映画には映画、本には本の良さがあります。
映画を見て本を読む、その逆も又、楽しいものです。

本を読んだ時の感想文を下記に。

今日の読書紹介は「舟を編む」。
作者は2006年に「まほろ駅前多田便利店」で
直木賞受賞した三浦しをん。

タイトルがいいデスネ。”舟を編む”とは何だ?
26ページを読んで解りました。
荒木が馬絞に説明する。
”なぜ、新しい辞書の名を「大渡海」にしょうとしているか、
わかるか”…。
”辞書は、言葉の海を渡る舟だ”…。

そうです、
この本は辞書を作る過程をノンフィクション風に書いた本です。
言葉とは生まれた時から少しづつ言葉を学び、話す、
書くと情報手段として我々は意識せずに使っています。

だが、一つ一つの言葉には意味があり、
その言葉を定義するには膨大な血の滲むような地味な
作業の上に辞書が作られる事を。


主人公の真面目ならぬ馬絞光也は褐コ武書房 第一営業部から
辞書編集部へ荒木公平の引き抜かれて辞書の編纂に当たる。
大学教授を定年退職した松本先生の元で同僚の西岡、
契約社員の佐々木さん、西岡の後任の岸辺等と共に
大渡海の完成を目指す。

勿論、辞書オタクの馬絞の恋愛物語もストーリーに入っています。
そのさわりを、94ページです。
「顔を上げた香久矢と目が合う。香久矢が楽しそうに笑っていたので、
馬絞も笑った。心臓は限界まで高鳴っていたが、幸いなことに破裂も
機能停止もしなかった。香久矢の顔が近づいてきて……」
後は読んで下さいね。

そうですね、最近は辞書を引くと言えば、
パソコンですぐwikipediaで検索ですから。
でも、
その元は辞書からwikiに流用されていますから、源は同じです。

言葉は心、気持ち、思い、考えを相手に伝えるのに
なくてはならないもの、
目は口ほどに物を言うといいますけど、
やはり言葉で伝えないと相手に伝わらないでしょう。
その言葉の意味を教えてくれる本でした。

本からの抜粋(P258)です。
佐々木は壁際で白ワインの入ったグラスをけ、
西岡はあいかわらず軽薄な物腰で挨拶まわりを続行中である。
『大渡海』の完成を喜び、だれもが笑顔だ。
俺たちは舟を編んだ。
太古から未来へと綿々とつながるひとの魂を乗せ、
豊穣なる言葉の大海をゆく舟を。





 ゴーン・ベイビー・ゴーン 2013年4月11日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は「ゴーン・ベイビー・ゴーン」。

Ble-Rayでの鑑賞。

 「ミスティック・リバー」の原作者のデニス・レヘインの

作品・『愛しき者はすべて去りゆく』を、

ベン・アフレックが監督した初デビューの作品。

 

パトリック・ケンジー(ケイシー・アフレック)と

アンジー・ジェナーロ(ミシェル・モナハン)は、

ボストンで私立探偵として働く幼なじみのカップル。

 ある日、4歳の少女アマンダが誘拐される事件が発生。

警察の捜査に進展が見られない中、アマンダの叔母夫婦が、

パトリックのところへ捜索依頼に来る。

 

二人が地元警察のドイル警部(モーガン・フリーマン)
会いに行くと、
警部はレミー(エド・ハリス)
ニック
(ジョン・アシュトン)の 刑事を紹介する。

やがて4人はアマンダの母ヘリーン(エイミー・ライアン)

麻薬の売人であり、
友達のレイと二人でギャングのチーズという男から

麻薬の売り上げを奪ったという事実を突き止める。

 アマンダはその代償として誘拐された推察したパトリックは、

ヘリーンから金の隠し場所を聞き出し、

その返却と引き換えにアマンダを開放するよう
チーズに交渉する。

だが、その取引場所に指定された湖で、

アマンダの救出失敗するのだが・・・・・。

 

この映画が日本で公開されなくて「アルゴ」で
ベン・アフレックが監督で有名になり
日本でも見られるようになったのですね。

幼児誘拐の真相は、正義とは何かと問題を突きつけるところは

社会派ミステリー・サスペンスと言われる所以ですね。

さて、
あなたはパトリックがとった行動は正しいと思いましたか?





 君と歩く世界 2013年4月7日
映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

昨日(13日)早朝の淡路島で震度6弱の地震には
悪夢再びと驚いたことでした。
日本は地震国だと承知はしていますが、
いつ起こるかと心配です。

今日の映画紹介は「君と歩く世界」。

事故で両脚を失ったシャチの
調教師ステファニー(マリオン・コティアール)が、
5歳の少年のシングルファーザーであり
元ボクサー・アリ(マティアス・スーナーツ)との
出会いを経て再び人生に希望を見出していく姿を
描いた人間ドラマ。

主演は「エディット・ピアフ 愛の讃歌」の
オスカー女優マリオン・コティヤール。
膝から下が失われた彼女の両足がCGでリアルに
再現されている画像には驚きました。

そしてアリがハンディキャップのある彼女に同情心からでなく
素直に彼女と海で泳ぎ、セックスを通じて絶望の海に沈んだ
彼女に生きる希望を与えていく過程に感動しました。

アリとステファニーが組んで路上のストーリートファイトで金を
稼ぐアクションシーンなども単なる人間ドラマに終わらず
ストーリーに変化を持たせているのが良かった。




 オズはじまりの戦い 2013年月2日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

昨日は春の嵐が吹きまくりました。

皆さん、影響はありませんでしたか。


今日の映画紹介は「オズはじまりの戦い」。

あの有名な児童文学「オズの魔法使い」に登場するオズを
主人公にしたファンタジー。

なんと言っても最先端VFXとライミ監督のセンスが融合した
画像には夢があります

 〈ストーリー〉

カンザスのサーカス一座のマジシャン・オズ
(ジェームズ・フランコ)は、その魅力と口の上手さを武器に、

いつか「偉大な男」になることを夢見ていた。


ある日、竜巻に飛ばされて魔法の国オズに迷いこんだ彼は、

たまたま名前が同じだったために、

この国の予言に残る〈偉大なる魔法使い〉だと誤解されてしまう。

西の魔女・セオドラ(ミラ・クニス)に導かれ、

緑色に輝くエメラルド・シティに着いた彼は、

東の魔女・エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)から

”オズの国を支配する邪悪な魔女から救って欲しい”と依頼され、

この国の人々から救世主として敬われる。

財宝と名声にひかれたオズは、

案内役の翼の生えた猿のフィンリーと共に邪悪な魔女を
探す旅に出る。

やがて、魔女に滅ぼされて粉々になった「陶器の町」で、

ひとりだけ生き残った陶器の少女を助けたオズは、

南の魔女・グリンダ(ミシェル・ウイズ)に出会う。

果たして、彼女こそが邪悪な魔女なのだろうか...?

オズは猿と陶器の少女の助けを得て3人の魔女たちとどう闘うのか?

オズの人間臭さと魔法に対して

現代的なテクノロジーを使って対抗するのは面白いですね。

それに魔女たちが美人揃いで誰が悪い魔女なのかと

謎解きの楽しさもありました。


ファンタスティックな画面の美しさはやはり素晴らしい!

ファンタジーファンには見逃せない映画ですよ。 





 ボクたちの交換日記 2013年3月27日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日から卯月・4月。
電車の中でもスーツ姿も初々しい新人もチラホラ。
新しい旅立ちの季節ですね。
自分もかってはそんな時もあったのですが、今は遠い昔…。
でも、気持ちだけは毎日が新人だと信心。

今日の映画紹介は「ボクたちの交換日記」。
監督が「ウッチャンナンチャン」として活動する内村光良です
からお笑い界の舞台裏をリアルに描き出しています。

田中洋平(伊藤淳史)と甲本孝志(小出恵介)が
高校卒業後に目指したのは「お笑い」の世界。
千葉県出身の元水泳部ということでコンビ名は
「房総スイマーズ」。しかし現実は厳しく、
結成12年、30歳も目前にして、売れる気配は一向にない。

そんな時に甲本から発案されたのは「交換日記」だった!
交換日記は次第にお互いの本音に迫り、
2人は再び夢に向かって走り出していく。
そして全てを賭けお笑いコンテスト「笑軍」に挑むのだが...。

TVでバラエティ番組は良く見ますが、TVに出演するまでは
厳しい道のりなんですね。
コンビとは。”combination”で二人の組み合わせだから
二人の息が合わないと成立しません。
そこで「交換日記」を通じてよりお互いを知って舞台に
活かそうと始めたわけだがなかなか上手くいかない。

最後の「交換日記」には泣けましたね。
笑って泣いて、
”夢を諦めていい理由が、人生には一つだけある”。





 相棒 X-DAY 2013年3月24日

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

サッカーW杯の予選通過はなりませんでした。

でも、スタンドからのレーザー投射は許せないです。

勝つためには何でも有りではスポーツとは言えません。

過激なサポーターは国家の恥です。


と怒っていても負けは負け。

今日の映画紹介は「相棒 X-DAY」。


ご存知のように2000年にTV放送以来、

10年以上の長きに渡り人気を誇る「相棒」。

映画化され先日もTVで再放送されてましたね。

2008年制作の
相棒−劇場版−絶対絶命!42,195km東京ビックシティマラソン」

2009年に『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』。

2011年に『相棒−劇場版II−警視庁占拠!特命係の一番長い夜』。

2012年には「相棒 season 11」から新たな「相棒」が
登場してますますヒートアップしていますね。

この作品では杉下右京は脇役。

主役はバイプレーヤーの熱血刑事の伊丹憲一(川原和久)と、

新しく登場するサイバー犯罪を専門とする

若き捜査官・岩月彬(田中圭)とのコンビ。

ストーリーは

ネット上に正体不明のデータがバラまかれた直後、

燃え残った数十枚の一万円札と男の死体が発見される。

捜査一課の伊丹とサイバー犯罪課の若月は捜査を開始。

ふたりは時にいがみ合いながらも真実を追うが、

目に見えない圧力によって捜査が行きづまってしまう。

X-DAYとは何か、事件の真相は・・・

いやぁ〜、今風的な金融というテーマに、
相反する性格の刑事の魅力。

テンポよく展開する筋立てには満足!!

あなたには素晴らしい「相棒」がいますか?

えぇ〜、家内が相棒?ですか?

ちなみに相棒の語源は”駕籠 (かご)など、

二人で物をかつぐときの相手”だそうです。





 プラチナデーター 2013年3月21日


映画ファンの皆さん、今晩は〜!

北朝鮮が韓国へサイバー攻撃を仕掛けたようです。
かの国は悪いことは何でもやりますね。
人は善い事もするけど悪こともする。人間とは不可解です。

今日の映画紹介は「プラチナデータ」。
東野圭吾の同名小説を映画化したサスペンス。
最近のニュースに”共通番号制度「マイナンバー」導入の
決定がありました。それと同じ発想ですね。

政府が秘密裏に収集した国民のDNAデータ、
いわゆる「プラチナデータ」をもとに犯罪捜査が行われ、
検挙率が大幅に上昇した2017年。
その「プラチナデータ」を創った科学者の神楽(二宮和也)は、
警察庁の特殊捜査機関「特殊解析研究所」に所属していた。
ところが彼この開発のパートナーだった
蓼科兄妹が殺害される。

おどろくべきことに、彼らを殺害するのに使用された拳銃は、
NF13(13名殺されたがNot Found/不明)事件で使われたものと
同一のものだった。
彼らは死亡する前、神楽へ「DNA検索システムは不完全。モーグルを完成した」と、伝えていた。
そして現場から神楽のDNAデータが検出される。
身に覚えのない神楽は逃亡し、
DNA捜査に懐疑を抱くベテラン刑事の
浅間(豊川悦司)が神楽を追跡するが……。

シーンが変わるごとに場所と時間のテロップが出て、
場面の早い展開にもついていけましたし、
作者得意のどんでん返しにハラハラドキドキ。

実際にビッグデーターの実用化も話題の昨今。
データ処理する研究室の画面もリアリティがあって
迫力ありました。さて、モーグルとは何ぞや、
それはどこに隠されているのか?NF13の犯人は?
サスペンスてんこ盛りで楽しめる映画です。





 クラウドアトラス 2013年3月17日


映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

日増しに暖かくなり、少しずつ春の訪れを感じますね。   
あちらこちらから桜便りが聞こえて来ます。
早く、花見て一杯やりたいです。

今日の映画紹介は「クラウドアトラス」。

(メ・ん・)?この映画は予備知識無しで見ると判らない。
何しろ、19世紀から文明崩壊後までの異なる時代を
6つの物語を描いており、過去・現在・未来と場面が
変わるので計18のストーリーが縦横無尽に展開する
ようで関連性がつかめない。
その上、キャストは一人につき複数の人物を演じている。
ただ、SF好きな私としては下に挙げた
D番目の「ブレードランナー」、
「フィフス・エレメント」を足して割ったみたいな
ネオソウルのシーンは良かったです。

以下、6つのエピソードが一つの時間軸で描かれています。
@奴隷船の航海物語。
A「クラウドアトラス6重奏」の誕生。
B原子力発電所の陰謀。
C人殺しの人気作家。
Dネオ・ソウルでのクローン少女革命家。
Eそして崩壊後に地球の戦い。

今から見る人の為、チラシから引用。
19世紀の奴隷船の日記は30年代の作曲家に愛読され、
彼が作曲した組曲「クラウドアトラス6重奏」を
70年代ハル・ベリーが聴く。
ネオ・ソウルのペ・ドウナの供述書は、
文明崩壊後の超未来で聖書のように崇拝されている。

と言うことを頭に置いて見て下さい。
そうするとこの映画の素晴らしさが判りますね。

ちなみにトム・ハンクスの六変化の役を書くと、
@金の亡者の医者。A安ホテルの支配人。
B原子力発電所の研究者。
C暴力的な作家。Dコメディ映画の主役。Eヤギ使い。

最後のエンドクレジットでそれぞれの顔が出てきて
やっと解りました。
特殊メイクで年齢、人種をこれだけ変えられるとは…。

監督はトム・ティクヴァと
ウォシャウスキー姉弟(兄が性転換して姉になってます。)





 フライト 2013年3月12日


映画ファンの皆さん、今晩〜!

安藤さん、暖たかくなりハイキングシーズンですね。
清洲城だと桜が楽しめそうです。
何とか都合をつけて参加します。

ピッケルさん、息子さん頑張ってますね。
社員の皆さんに頑張っていただいて、
勝手のソニーの栄光を取り戻して欲しいです。

今日の映画紹介は「フライト」。

主演のウィトカー機長を演じのは
『トレーニングデイ』でアカデミー主演男優賞を
受賞したデンゼル・ワシントン。
彼もはや58歳、少しぽっこりしたし腹で貫禄の機長役でした。

アトランタ行きの旅客機に乗り込んだ
ウィップ・ウィトカー機長(デンゼル・ワシントン)。
この日も激しい乱気流を鮮やかに切り抜け、
機体が安定すると副操縦士に任せて眠ってしまう。

だが突然の急降下、機体は制御不能、
車輪を出し、燃料を捨て、
あらゆる手段で速度を落とそうとするが、
降下は止まらない。
彼は機体を逆さまにする背面飛行を決行して胴体着陸を決行。

事故後、病院で目覚めた彼は、
パイロット組合幹事のチャーリー(ブルース・グリーンウッド)から、
密かに付き合っていた客室乗務員の
トリ―ナ(ナディーン・ヴェラスケス)が亡くなったと
聞き、ウィトカーはショックを受ける。
翌朝、チャーリーに呼び出され彼は、
弁護士のラング(ドン・チードル)を紹介される。
その理由は調査委員会で、
事故後、乗務員全員に行われた検査の結果、
ウィトカーの血液中からアルコールが検出されたのだ。
それが事故の原因と特定されれば、
ウィトカーは過失致死で終身刑となる。

そうです、彼はアル中だったのですね。
前半は一流パイロットの格好いいデンゼル。
後半はアル中のダメ中年男を演じています。

結末は映画を見てのお楽しみ。





 ジャンゴ 2013年3月6日


映画ファンの皆さん、こんにちは〜!
ようやく春らしくなって来ましたが同時に黄砂も飛来。
花粉症気味の私としては中国の大気汚染もからんで
窓も開けずに空気清浄機で部屋籠もりです。

今日の映画紹介は「ジャンゴ/繋がれざる者」。
久し振りの西部劇。
ご存知のように「ジャンゴ」とは、
「続・荒野の用心棒」(1966年)以来、
かぞえきれないほどのマカロニ・ウエスタンで
使用されたヒーロー名ですね。

劇中でもジャンゴが自分の名前を強調していました。
”DはサイレンスでDjangoだ”と。
これからもマカロニ・ウエスタンの流れを組む映画
だと判りますね。

南北戦争直前の1859年のアメリカ南部。
奴隷だったジャンゴ(ジェイミー・フォックス)は、
賞金稼ぎのドイツ人で元歯科医のインテリの
キング・シュルツ(クリストフ・ワルツ)に買われ、
賞金稼ぎの手ほどき?を受けて南部のお尋ね者たちを次々と殺していく。

ジャンゴの目的は、
奴隷として売られていった妻ヒルダ・
(ケリー・ワシントン)を見つけて救い出す事だった。

大農園の領主・カルビン・キャンディ
(レオナルド・ディカプリオ)のもとに
ヒルダがいるということがわかり、二人は奇策を用いて
ヒルダの救出に向かうのだった…。

監督がタランティーノと来れば、
楽しみは壮烈な血しぶきが画面いっぱいに飛び散る画面。。
期待に違わず最後はハデな血しぶきが飛ぶガンファイト。
アクションだけでなく、ここまでに来るまでの
悪人同士の駆け引きは面白い!

ディカプリオの悪人振りも堂に入っていました。
そうそう本作は第85回アカデミー賞で作品賞ほか
5部門にノミネートされ、
助演男優賞(クリストフ・ワルツ)と脚本賞を受賞しています。





 横道世之介 2013年2月25日


映画ファンの皆さん、今晩は〜!

もう弥生、三月!
三月、四月は出会いや別れの季節。
今日の映画紹介はそんな感じがする映画「横道世之介」。
『パレード』『悪人』の原作者・吉田修一が
毎日新聞で連載していた作品を映画化。
私たちにとってはもう、過ぎた時間の青春グラフティ。
この映画を見るとほんわかとした気持ちになりました。

長崎県の港町で生まれ育った横道世之介(高良健吾)は、
大学進学の為東京へ。
周囲の人間を引き付ける魅力を持ち、頼まれたことは何でも引き
受け、明るい性格の世之介は、与謝野祥子(吉高由里子)に
一方的に好かるが、しかし彼は、
年上で魅力的な片瀬千春(伊藤歩)が好きだった。


世之介とは聞いた名前だなぁと思ったら。
井原西鶴の「好色一代男」の主人公の名前ですね。

現在と過去が交錯する展開は、ユニークでした。
人間は過去を思い出す時には、
沢山の人と出会い、別れがあるのですね。
この映画は淡々と青年・世之介の青春と彼を取り巻く人々の
生き様を描いていました。
最後が少し、悲しかったですが、これも人生。

そうそう、彼が長崎出身だったので佐賀県生まれの私には
九州弁が耳に心地良かったです。





 パーカー  2013年2月22日


映画ファンの皆さん、今晩は〜!

映画界のお祭り“アカデミー賞”の発表がありました。
主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンスが、
ステージにあがる階段でつまずいたハプニングがあり、
私的には盛り上がりました。
賞の受賞結果は皆さんの予想と違ってましたか?

今日の映画紹介は「パーカー」。
リチャード・スタークの犯罪小説「悪党パーカー」シリーズの
「悪党パーカー 地獄の分け前」を映画化。
アクションにかけては第一人者のジェイソン・ステイサムの
映画ですから、見逃すわけにはいきません。
「トランスポーター」同様、自分だけの規律(discipline)に
基づいて行動するところが、悪人だけど一本筋が
通っているので見ていて面白い。

ジェイソン・ステイサム演じる天才的強盗パーカーは、
メランダー率いる犯罪グループと手を組み
オハイオ・ステートフェアの売り上げ金150万ドルの強奪に成功。
しかし、次の仕事を断ったパーカーはメランダー一味に殺され
そうになり瀕死の重症を負う。
運良く命だけは助かったパーカーは、
不動産業者のレスリー(ジェニファー・ロペス)の助けを得て、
復讐に取り掛かるのだが、果たして・・・。

ジェニファー・ロペスも43才、でも豊満な肉体は
相変わらずです。
アカデミー賞で作品賞「アルゴ」の監督ベン・アフレックとも
一時は婚約していたのですが解消しています。





 ダイ・ハード5/ラスト・ディ2013年2月19日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

日本もTPP交渉に参加を表明するとの報道。

”聖域なき関税撤廃”とありますが、

賛成派、反対派と激論が戦わされるでしょう。

どちらに決まるのでしょうね。


今日の映画紹介は「ダイハード5/ラストディ」。

主人公の刑事ジョン・マクレーンを
演じるブルース・ウィルスも早、58歳。

でも、相変わらずのタフなアクションは相変わらず
楽しませてくれます。

第一作が1989年に公開されてから6作目。

息の長いシリーズ作品です。

この作品は息子と一緒に闘うという展開も実際の時間の経過に

合わせているのでしょうね。

ところで、タイトルの7"Die Hard"の意味は

"Hard to die"から来ていて、
”なかなか死なない”ということで、

どんな危険な場面でも死なないですね。ここが映画の醍醐味?

ストーリーは

久しく会っていなかった息子ジャック(ジェイ・コートニー)が

ロシアでトラブルを起こした上に、

ある裁判の証人となったと知らされた
刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)。

身柄を引き取りにロシアを訪れたジャックは

テロ事件に巻き込まれてしまう。

相変わらずの運の悪さを呪いながらも、

爆破された裁判所でジャックと再会するマクレーン。

しかし、なぜか親子一緒に次期ロシア大統領候補の大物政治家

大富豪、軍人らが複雑に絡む陰謀の渦中へと引きずり込まれる
ハメになり……。

シリーズで初海外ロケはハンガリーブダペストで撮影され、

今回の仮想敵はロシアの大統領とストーリーの展開も面白いし

相変わらずの派手な爆破シーンとカーチェイスは

ハラハラドキドキで無条件で楽しめました。





 草原の椅子 2013年2月12日


映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

PM2.5”と言う単語を最近聞くようになりました。

中国から飛来する微小粒子状物質です。

黄砂同様、日本にも飛来し悪影響をもたらします。

中国も日本同様、

経済が発展するにつれて公害が問題になるようです。。

 今日の映画紹介は「草原の椅子」。

原作は宮本輝の小説を映画化したもの。

筆者が実際にシルクロード、40日にわたる旅を体験して執筆。

パキスタンで長期ロケを敢行しただけにパキスタンの今の姿を

みられるのも見所の一つでしょうね。

バツイチサラリーマン遠間憲太郎(佐藤浩市)は、

50歳を過ぎて取引先の社長・富樫(西村雅彦)や

骨董店オーナーの篠原貴志子(吉瀬美智子)と出会い、
互いに友情を深めていく。

 そんな折、彼らは母親から虐待を受けて心に傷を負ってしまった

幼い少年・圭輔(貞光奏風)と出会い、その将来を案じる。

遠間の後輩が出版したパキスタンの写真に心を動かされた
彼らは、

世界最後の桃源郷と呼ばれるパキスタンのフンザへと旅立つ。

人生いろいろ、挫折を繰り返しながらそれでも立ち上がり

新しい人生を求めてそれぞれの行き方を作り出していく
人間の絆の物語。

今週末、23日に封切りの映画です。





 脳男  2013年2月13日


映画ファンの皆さん、こんにちは〜!
今日は暦上で雨水。
水ぬるみ、草木の芽が出始める頃だそうですが
まだまだ春は遠いですね。

今日の映画紹介は「脳男」。
第46回江戸川乱歩賞を受賞した
首藤瓜於(しゅどううりお)の同名小説を映画化。

題名の「脳男」のネーミングの由来は
天才的な知能と恐るべき身体能力を持ち、
正義の為には殺人も行う彼を「脳男」と呼ぶ。
SFで言えば、殺人サイボーグですね。

ラストシーンで脳男・鈴木一郎(生田斗真)が
爆破事件の犯人・緑川(二階堂ふみ)が
運転する車に何度も跳ね飛ばされながら立ち上がるシーンは
「ターミネーター」の殺人ロボットを彷彿させます。

ただ、超合金のロボットではなく生身の人間の
ところが見ものですね。
倒れても倒れても、
生田斗真の鍛えられた身体がマペットの様に
操り人形のような動きが優雅でしたね。

ストーリーは、
都内近郊で無差別連続爆破事件が頻発し、
路線バスが爆破される。
乗客が全員死亡したその犯行に使われたのは、
舌を切り取られた女性の全身に爆薬を巻きつける“人間爆弾”。

動機不明の異常な事件を担当する刑事の中に、
粗暴だが人一倍正義感の強い茶屋(江口洋介)がいた。
犯人のアジトを突き止めた彼が現場に踏み込むと、
別の男と格闘していた犯人がアジトを爆破して逃走する。
茶屋が確保したその男(生田斗真)は、“鈴木一郎”と名乗った以外、一切身元不明。

爆破の共犯者と見なされ、精神鑑定を受けるが、
担当医師の鷲谷真梨子(松雪泰子)は彼の態度に違和感を覚えるのだった…。





 テッド  2013年2月9日

映画ファンの皆さん、今晩は〜!
ロシア南部に隕石が爆発、落下して負傷者が1200人との
ニュース。地震同様いつ起きるか判らない天災です。
”天災は忘れた頃にやってくる”。

今日の映画紹介は「テッド」。
ヌイグルミのクマのプーサンみたいな人形だから
可愛い人形だと思ったらこれが又、
エロオヤジ顔負けのヌイグルミだから面白い!

いつも友達からバカにされている少年・ジョンは、
クリスマスにもらったテディベアと本当の
友達になれるよう天に祈りを捧げ、
魂が宿ったテディベア「テッド」と親友になる。

それから27年。
ふたりはすっかり30代のおじさんに。
一時は「奇跡のテディベア」と
もてはやされセレブになったテッドも、
いまや下品なジョークと女の事で頭がいっぱいの
中年テディベアになっていた。
そんな中、4年間付き合っている彼女・ローリー(ミラ・クニス)に、
「あたしとエロテディベアのどっちが大事なの?」と
究極の選択を迫られたジョン(マーク・ウォールバーグ)は、
テッドから自立することを決意するのだが...。
マーク・ウォールバーグがテディ・ベアとタッグとの絶妙な掛け合いが見ものですね。
二人仲良く、泣いたり笑ったり、ケンカして仲直り。
激しいケンカのシーンは良く撮れていますね。
トムとジェリーみたいに”仲良くケンカしな”のように、彼らの友情に涙して
最後はハッピーエンド。
R-15指定なのはテッドの卑猥な言葉に仕草でした。
どれほどHなのかは見てのお楽しみ。





 ライフ・オブ・パイ  2013年2月7日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!
今日の映画紹介は「ライフ・オブ・パイ」。
〈ストーリー〉
インドのボンディシェリで動物園を経営していたパテル一家は、
カナダのモントリオールに移り住むことになる。
ところが16歳の少年パイと両親、多くの動物たちを乗せた
貨物船は、嵐に見舞われて沈没してしまうのだ。

ただ一人パイ(スラージ・シャルマ)は救命ボートに
逃れるが、何とそのボートには「リチャード・パーカー」と
名付けられたベンガルトラとシマウマ、ハイエナ、
オランウータンと同乗することになる。
トラは他の動物を食い殺していく、パイの命も風前の灯火!

かくしてパイと一頭のトラとの227日間にも
及ぶ太平洋上の漂流生活が始まった...。

ノンフィクション仕立てのフィクションですが、
ベンガルトラと人間が一緒に漂流というお膳立てがいいデスネ。
小さな救命ボートで如何に生きっていくかは
ハラハラドキドキのスリルも面白かったが
同時に、海の壮大さ、荒々しさの中の美しさや
トビウオ、クジラの舞等、
3Dの映像で描かれているのが活き活き躍動しています!

原作はカナダ人作家ヤン・マーテルの「パイの物語」。
元ネタは
1837年に発表されたエドガー・アラン・ポーの
「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」に
登場する人物の名前が「リチャード・パーカー」。
トラの名前はこれから来ています。

この小説は海を漂流中に食料が尽きた4人の男が、
「いけにえ」となるひとりをクジで選び
その結果、仲間に食べられるのが「リチャード・パーカー」。
つまり、4人の登場人物を動物に置き換えたのですね。

監督はアン・リーだから彼の映像美は素晴らしい!
又、この映画は宗教の意義を問う別の側面も持っています。





 アウトロー  2013年2月4日

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

2月12日(火)、北朝鮮が核実験を実施しました。
ならず者国家と世界中から嫌われ国民は飢えに苦しんでいる現実に人間は何と愚かだろうと思います
かの国の指導者達の気持ちが解らない。

あゆさんの「イタリアの旅」を見ました。
写真が綺麗です。カメラも腕もいいのでしょうね。
特に”青の洞窟”の青さは何とも言えない青さです。
素晴らしい写真をありがとうございます。

ピッケルさんの寸景は面白いですね。
それぞれの家にはそれぞれの家のストーリーが
あるようです。続編を楽しみにしていますよ。

今日の映画紹介は「アウトロー」。
原作は英国作家リー・チャイルドのハード・ボイルド小説を映画化
かつては軍の捜査官。
今は過去を捨てた流れ者〈アウトロー〉。証拠は一切信じない。
法など関係ない。正義のためには手段を選ばない。
そして...悪は決して逃がさない。いいデスネ!

「ミッション:インポッシブル」に変わるニューヒーローの
主人公・ジャック・リーチャーにトム・クルーズ。

主人公の設定がこれ又、いい。煩わしい荷物など一切持たず、
クレジットカードや携帯電話、車も持たず、家族や恋人、仲間も作らない。つまりリーチャーに失うものは何もない。
だからアウトロー。
(アウトローよりアウトサイダーが良いと思うのだが)

ストーリー
真昼のピッツバーグ郊外で無差別に6発の銃弾が撃ち込まれ、
5名が命を落とすという事件が発生。
警察は事件発生後1時間という早さで、
元軍人で腕利きスナイパーだったジェームズ(ジョセフ・シコラ)を容疑者として拘束する。
だが彼は容疑を全面否認し、
かつて軍の内部で一目置かれていたジャックへ助けを求める。

トム・クルーズもデビューから30年、御年50歳。
でも鍛え上げられた肉体にアクションは素晴らしいです。
ジェームズの女弁護士・ヘレン(ロザムンド・バイク)が良かった。





東京家族  2013年1月29日

映画ファンの皆さん、今晩は〜!
今日は節分、”福は内”。

四十雀さん、”ネガポ辞典”はいいデスネ。
物は考え様、確かに見方を変えれば変わります。

iharaさん、HPの更新をありがとうございます。

ピッケルさん、お孫さんも大変ですね。
苦労した分、見返りがあるといいですけど。

今日の映画紹介は「東京家族」。
監督が山田洋次監督と来れば、
時にやさしく温かく、
時に厳しくほろ苦い映画だろうと想像していましたが
期待にたがわず、温かい気持ちになれる映画でした。

瀬戸内海の小島で暮らす平山周吉(橋爪功)と
妻・とみこ(吉行和子)は、
子供たちに会うために東京へやって来る。
郊外で開業医を営む長男・幸一(西村雅彦)の家に、
美容院を経営する長女・滋子(中嶋朋子)、
舞台美術の仕事をしている次男・昌次(妻夫木聡)も集まり、
家族は久しぶりに顔を合わせる。
最初は互いを思いやるが、のんびりした生活を送ってきた両親と、
都会で生きる子供たちとでは生活のリズムが違いすぎて、
少しずつ溝が出来ていくのだった。

映画最後のクレジットに”小津安二郎監督に捧ぐ”と
書いてあるように
小津安二郎監督の不朽の名作「東京物語」をモチーフに
現代の家族像を描いた映画でした。

気のせいかカメラアングルがローアングルでワンシーンが
カメラの長回しで撮影されていて、
「東京物語」風で笠智衆と東山千栄子夫婦を思い出しました。

老夫婦の姿は近い将来の私達の姿なのですね。
家族の絆を改めて認識させられた映画でした。
そうそう、
次男・昌次の婚約者・紀子(蒼井優)のキャラクターは
若者に次の世代を期待する監督の気持ちでしょうね。

笑って、涙。感動して、涙。悲しくて、涙。
ハンカチ片手に見て下さい。




 
ストロベリーナイト  2013年2月1日

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

ピッケルさん、小惑星が地球に衝突する事もあるでしょうね。
ロシア中部のウラル地方に隕石が落ちたようです。
こればかりは防ぎようがないですが、
北朝鮮のミサイルは何とかして防ぎたいです。

今日の映画紹介は「ストロベリーナイト」。
誉田(ホンダ)哲也の人気警察小説シリーズを原作に、
女性刑事・姫川玲子の活躍を竹内結子主演で描いたドラマ「ストロベリーナイト」の劇場版。
TVドラマシリーズで見た人は本作をぜひ見て下さい。
TVもいいですけどやはり映画館で見ると、又一段と面白いですよ。

ストーリー
暴力団龍崎組傘下の六龍会の構成員が殺された。
捜査を担当する
警視庁捜査一課姫川班班長・姫川玲子(竹内結子)は
「犯人は柳井健斗」というタレコミ電話を受ける。

しかし上層部から「柳井健斗には一切触れるな」という厳命が。
納得できない玲子は柳井健斗について単独で調査を始め、
9年前に柳井健斗の家族を巡るある事件を知る。
柳井健斗のアパートの前で張り込みをしていた姫川は
不動産業をしているという牧田(大沢たかお)という男と出会う…

画像が全て雨のシーンで構成されていて、
暗くて思いテーマだとすぐ判ります。
もっとも明るい犯罪なんてないですけどね。

姫川役の竹内の男勝りの演技はいいデスネ。
彼女自身の暗い過去が同じ境遇のヤクザの牧田と
心情を通わすところと部下の菊田(西島秀俊)との
恋愛感情がこの映画の見所でしょう。

官僚組織の閉鎖性は警察物では良く取り上げられるますが
人間は組織で生きていく動物なので、
その組織に身を置く者にとっては他の選択肢はないでしょうね。
刑事もサラリーマンですから。

そうそう、クライマックスシーンは名古屋の官庁街で
撮影されました。顔見知り?のビルが登場しますので
眼を凝らして見て下さい。

 
 
ルーパー  2013年1月17日

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

芥川賞で黒田さん(75歳)受賞されましたが、
今までの受賞者で最年長者とのこと素晴らしいですね。
私たちも創作意欲?を掻き立てて投稿をしたいものです。

今日の映画は「ルーパー」。
Looperを辞書で引いたら”尺取虫”とありました。
推測するに”輪にする/なる”にerが付いて”輪になる人”?
でも、映画を見ると解りましたね。
”連鎖/循環”の意味でした。
連鎖を断つのがこの映画のテーマでした。

チラシの文句には、任務:未来から来る犯罪者を消せ!
標的:30年後の自分...。
もし、未来の自分を殺さなければならないとしたら?
タイムトラベルのタブーに挑む、新感覚SFアクション!

ストーリーは近未来...。
タイムマシンは開発されていたが、
その使用は禁じられ、犯罪組織のみが悪用していた。
彼らは、証拠を残さず敵を消し去りたいとき、
30年前に転送する。
すると「ルーパー」と呼ばれる暗殺者の元へ送られる。
そして、凄腕ルーパー、
ジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)の元に、
ターゲットの抹殺指令が入る。それは、
いつも通りの単純な仕事のはずだった。
だが、送られてきたのは「30年後の自分」だったのだ。
引き金を引くことを躊躇したジョーの不意をつき、
未来から来た「自分」は街へと消えていく。

「奴を殺さなければ、自分が消される!」。
必死に追跡する現代のジョー。
ようやく未来の「自分」を追い詰めたとき、
彼がこの時代へ来た、驚くべき理由が明らかになる。
男が過去にまで来て変えようとしているものとは?
謎多き未来の独裁者「レインメーカー」とは一体...。

オールドジョーはブルース・ウィリス。
「ダイ・ハード」同様、
タフガイ振りを発揮してますね。

時は2044年だから近代的な都市が現れるかと思ったら
スラム街化している大都市でした。
これだとロケ代が節約出来るとゲスの勘ぐりしました。
今までのタイムトラベルの原則では
現在の私に、過去の私が同時に存在できないと言うのが
通説なのですが。
このタイムトラベルの大原則を破っているところが
ユニークですね。

それにSFにつきものの超能力(サイコキネス)も
重要な役割を果たしていました。
「レインメーカー」の正体は誰か?
最後のどんでん返しは意外でした。

ただ、オールドジョーが逃げたのにヤングジョーが
組織に殺されずにオールドジョーが組織を
壊滅させたのが解らない。
何処かにパラドックスがあるのだが。考え中〜。

 






96時間/リベンジ  2013年1月11日

映画ファンの皆さん、今晩は〜!
前回、岡本敦夫氏の訃報を書きました。
彼の歌はたくさんありますが、
私が好きな歌は「朝はどこから」です。

朝はどこから 来るかしら
あの空越えて 雲越えて
光の国から 来るかしら
いえいえ そうではありませぬ
それは 希望の家庭から
朝が来る来る 朝が来る「おはよう」「おはよう」。

子供の頃、日本は貧しい時代でしたが、
ラジオから流れるこの歌を聞いて子供心に
明るい希望を抱いたものでした。

今日の映画紹介は「96時間/リベンジ」。
2008年に上映された、『96時間』の続編。
前作では普段は穏やかな男が
パリで誘拐された最愛の娘を救うと誓った瞬間、
冷酷非情なタフガイに変じ、
培った「特殊技能」によって悪党達を倒していく。
そんな元CIA秘密工作員の主人公ブライアン・ミルズ。

今回はトルコのイスタンブールで要人警護の職務を
終えたブライアン(リーアム・ニーソン)は、
ホテルで元妻のレノーア(ファムケ・ヤンセン)と
娘・キム(マギー・グレイス)を迎え親子三人で
楽しい時間を過ごす。
ところが、2年前にパリでブライアンに息子たちを
殺され、怒りに燃える初老のアルバニア人、ムラドが
大勢の手下を引き連れて、
用意周到な復讐計画を実行に移したのだ...。

60才とは思えないリーアムのアクションは
ジャキー・チェン顔負けの身体能力ですね。
勿論、アクション映画につきものの
狭い路地裏を走り回るカーチェイスもありますよ。
走り回って息切れする場面は、彼の本当の姿?
敵の撃った弾が一発も当たらないのはおかしいなんて
言わずに楽しんで下さい。

リュック・ベッソンが制作・脚本ですから
アクションファン大満足の仕上がりになっています。





大奥 2013年1月5日

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

皆さん、楽しくお正月を過ごされたことでしょうね。
私はと言えば、子供の頃は待ち遠しかった正月も
今は「正月の子供に成りてみたき哉」の心境で、
「めでたさも中位なりおらが春」といったところでしょうか。

ロボタンさん、今年もよろしくお願いいたします。
四十雀さん、長生きされる人は考え方もユニークですね。
澄代さん、書き込みもお待ちしていますよ。

今日の映画紹介は「大奥/右衛門佐・綱吉編」。
よしながふみの人気コミックを
映画化した「大奥」(2010)の続編。
TVのドラマ版を見られた方も多いでしょうね。
設定がいいデスネ、SF仕立てで男女逆転の大奥。
女人が将軍ですから、となると将軍に仕えるのは美男ばかり。
そうかぁ〜、
作者は女性だから女性優位の世界を描きかったのかぁ〜。

徳川5代将軍綱吉(菅野美穗)の時代。
公家出身の謎の男・右衛門佐(えもんのすけ)(堺雅人)が
綱吉の夫にあたる御台所(みだいどころ)・信平(宮藤官九郎)に
呼ばれ大奥に入る。
綱吉の側室候補であったが年齢(35歳迄)を理由に
それを辞退した右衛門佐は、
代わりに大奥総取締の座を望むが……。

綿密な時代考証に基づきと言っているだけに
豪華絢爛の大奥の美は素晴らしいです。
犬公方と称された綱吉がなぜ”生類憐れみの令”を出したのか
映画を見ると良く理解出来ました。(今更ですが…)
側用人の秋元(柄本祐)がメガネをかけているので?と
思ったら、作者がメガネが好きで、
作品内には必ず1人はメガネをかけた人物を
登場させるようにしているらしい。

百花繚乱の元禄の美だけでなくラブストーリー仕立ても
いいデスネ。
大奥へ至る門の金の錠前が綱吉の心模様を表しているようで印象的でした。
最後のシーンは泣けました!

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「大奥/右衛門佐・綱吉編」。
BS日テレで2015年4月12日(日)20:00〜放送。
2013年1月に観た時の感想文です。

よしながふみの人気コミックを
映画化した「大奥」(2010)の続編。
TVのドラマ版を見られた方も多いでしょう。

設定がいいですね、SF仕立てで男女逆転の大奥。
女人が将軍ですから、となると将軍に仕えるのは
選りすぐられた、いい男ばかり3000人。
そうかぁ〜、作者は女性だから女性優位の世界を
描きかったのでしょうね。

キャッチコピーは
”将軍は女、仕える美しき男たち、三千人”。

時は元禄、徳川5代将軍綱吉(菅野美穗)の時代。
謎の疫病により、男の人口が女の4分の1まで
減少した江戸時代。
女が労働を担い、男は子孫を残す宝として大切に
育てられる男女逆転の世が誕生して30年。

大奥では後継者を巡って正室と
側室の激しい派閥争いが起こっていた。

そこに、京から一人の公家がやってくる。
謎の男・右衛門佐(えもんのすけ/堺雅人)が
綱吉の夫にあたる御台所(みだいどころ)・
信平(宮藤官九郎)に呼ばれ大奥に入る。

綱吉の側室候補であったが年齢(35歳迄)を理由に
それを辞退した右衛門佐は、
代わりに大奥総取締の座を望むが……。

綿密な時代考証に基づきと言っているだけに
豪華絢爛の大奥の美は素晴らしいです。
犬公方と称された綱吉がなぜ”生類憐れみの令”を
出したのか映画を見ると良く理解出来ました。
(今更ですが…)

側用人の秋元(柄本祐)が
メガネをかけているので?と思ったら、
作者がメガネが好きで、作品内には必ず1人は
メガネをかけた人物を
登場させるようにしているらしい。

百花繚乱の元禄の美だけでなく
ラブストーリー仕立ても いいデスネ。
大奥へ至る門の金の錠前が綱吉の心模様を
表しているようで印象的でした。
最後のシーンは泣けました!

監督は金子文紀。